67. 熊本~鹿児島


■2008年 8/26(火曜日)
本日は休むと決めて10:00まで寝る。で、熊本城いく。昼にR3を走る。どこまで行こう?うーむ。ゆうゆうが1840円安いっ!ここで一日休むか?うーんどうしよ。迷いながらR3を走る。で、そのまま走ってもうた。スーパーでシースーを買う。イカのにぎり。うまいっ 安いっ 290円で5カンやっ。2名に話しかけられる。いい思い出やなって。京都ナンバーじゃけ。話しかけられるねん。でR3をそのまま走る。西回りだからなかなか鹿児島につかん。遠い。コンビニでバナナとコーヒー。小雨が降る。進むしかない。19:00に吹上浜近辺。で22号線で鹿児島へ。ブルースの名残を見に行く。22:00。太陽ヘルスセンターで風呂。大広間に入る人たちいてるが、オレは満喫で。西成風のジジイに500円恵んだる。コンビニでパスタ食って満喫へ。なかなかgoodな満喫だ。店員の説明ナイス。9時間ナイトパックで1470円。24:00にイン。ゴリラーマンを9冊読んで寝る。フラットでよく寝れる。バイクをヤンキーに壊される夢を見る。うむ。ゴリラーマンの影響か。

本日走行不明キロ 総走行不明キロ 使ったお金6,822円



【15年後の回想】

沖縄を目指す途中、九州にいます。熊本の健康ランドで目が覚めたところからです。今日は休むと決めて朝10時まで健康ランドにいて、それから熊本城に行ったようです。 熊本は過去に来たがことがありまして、熊本城も2回目です。





天守に登ったのかな?

「ゆうゆう」というのは健康ランドだと思います。どこにあったのか。調べても判りませんでした。熊本城から出てきたのが昼12時くらいで、健康ランドへ行って休もうとしたようですが、また国道を走りだしてしまったのでした。

「疲れているので今日は1日休もう」とは思うのですが、いつもまた走り出してしまうのです。ずっと同じ場所にいると気が狂いますからね。熊本には有力な裏風俗が無いということもあり、国道3号線で鹿児島へ行くことになります。

2008年当時は知らなかったのですが、じつは熊本(正確には熊本と福岡の境界くらい)の有明海沿いの街には古代生物(通称ナウマンゾウ)が生息していました。今でもネットやYouTubeでは情報は殆ど出てこないです。2000年前後の裏風俗ブームの時も情報は皆無だったので、まったく知られていない幻の存在だったんだと思います。私は2012年くらいに敏腕トレジャーハンターからメールを貰って知ったのですが、行けば確かに旅館がありました。初めて行ったのが2014年だったと思います。最後の1軒で、なおかつ最後の1頭になっていましたが、おしゃぶりが大変上手なおばさんということでハンターの中ではもっぱらの噂でした。その後、知り合いのハンターが写真付きで詳細プレイレポートをしてくれたので、ここでそれをババーンと公開したろうと思っていたのですが、そのメールだけがどっかに消えてしまって本当に幻になってしまいました。なぜか最初に貰った情報提供のメールすらも消えていました。たぶんエロの神様が「やめておけ」と言っているのでしょう。写真だけは別に保存してあったのでPCに残っていますが、これはさすがに鮮明すぎるのでアップできませんな。

箱は旅館で、夜から看板に電気がついて営業開始、料金7000円~、耳の遠い婆さんに案内してもらって和室に通されると女が現れるという仕組みでした。久留米の旅館と似ていますね。駅前でも観光地でもないのに古びた旅館や下宿が他にもあったので、おそらく全盛期は1軒ではなくコロニーになっていたのではないでしょうか。

由来が何かは不明ですが、おもくそ三池炭鉱のところにあるので、炭鉱関係の労働者相手の旅館が女の手配も始めたと考えておりました。しかし、詳しく調べるとどうやら遊郭赤線の系譜みたいです。とはいえ、炭鉱があるから遊郭が出来たのであれば炭鉱関係相手だったということで結局はよく似たものなのかも。

遊郭史料には「大牟田市遊廓は福岡縣大牟田市新地に在つて」とありますので、今の新地町にあったのでしょうか。であれば場所がちょっとばかし離れていますね。でも、JR大牟田駅から荒尾駅までの線路西側から積み出し港(三池港)までの範囲は地図で見ると明らかな炭鉱町になっていますから、新地町を含んだ一帯がエロい施設を含む繁華街になっていたのではないでしょうか。今は見る影もなく寂れてしまっていますが、歩くとたしかにそれっぽい商売していた風の建物はいくつかありました。近くには今でもヘルスが2軒あります。少し前にはピンサロもあったはずです。三池炭鉱が閉山したのが1997年ですので、供給形態を変遷させつつ、いまだ細々と男と女のドラマは回り続けているのでしょう。

私は裏風俗街の由来を自分で足を使って調べるのはそれほどの興味はありませんでね。図書館行ってもいつも大体2時間くらいで飽きますし、現地の高齢者に話を積極的に聞いたりとかはしないです。いっぽうでチンコを駆使するのは徹夜したり再訪したりドーピングしたりと、異常な熱量をもって出来るのですが。

今この完全版を書くにあたってネットで改めて九州各地の古代生物について調べているのですが、情報がないとはいえ、爆砕には微かに、というか結構詳しく、というか実際に購入してるやろお前みたいな具体的なレスが有ったりしますので、本当に爆砕というのは原始人の集まりなんだなあと思います。

あと、熊本には松島というソープが2軒、一龍閣というソープが1軒ありまして、この紀行が終わってからお便りをくださった人曰く、松島は毎日456確定の高設定営業ということで、行っとけばよかったなあと思います。行こうと思ったときに閉店してしまったのです。こういうのはすぐに行かないとダメなんすよ。「次の機会に」というのは100%無いと思ったほうがいいです。プレイだけではなく写真も撮り損ねています。3軒とも撮影に行ったらちょうど更地になっていました。

Googleが撮影しています。このブルース加減どうですか。







早くプレイしに行くに越したことはないのですが、とにかく行けばいいという発想で行ってしまうと、それはそれで良いプレイが出来なかったりしますので、加減が難しいところです。 その箱や町に対する想いが十分に高まってから行くのが理想ですが、向こうが待ってくれないというか先に力尽きてしまうのです。難しいですねえ。マニアの風俗遊びは。


ということで、いろいろ書きましたが結局のところ国道3号を走って鹿児島へ向かっています。西回りで鹿児島というのは、東シナ海側を走ったということです。内陸側ルート(国道219号)は過去に走ったことがあるので海側をチョイスしたのです。鹿児島へ行くのは内陸側を走る方が楽しいです。R219は球磨川沿いの気持ちのいい道で、途中で霧島温泉があって、最後の山を抜けたら鹿児島。ひきかえ西回りの海沿いルートはパッとしませんでしたね。



コーヒーブレイクして

夜になると鹿児島市内の甲突町へ行っています。



22時から22時30分くらいまで捜査をして、これはファイルになっています(ファイルナンバー149)。壊滅したと思っていたのですが、ファイル公開後にタレコミをいくつかもらいまして、再捜査して発射したのがファイルナンバー206です。

鹿児島には健康ランドが無いので、漫画喫茶に泊ることになります。仮眠のできる銭湯が1軒(太陽ヘルスセンター)あるのですが、チャリダーとかで満員になることを知っていたので、ここで風呂だけ入って甲突町で見つけておいた満喫へ行くのですが…。この銭湯の前で乞食の爺がいましてね。獲物を狙っていました。いわゆる寸借詐欺です。西成ではけっこうな確率で寸借詐欺に遭遇していたので、この爺も見ただけですぐに詐欺師だとわかりました。この銭湯を利用する旅人風情はピュアな人が多いというのを解った上でこの場所に立っていたのだと思います。あいにく私はピュアな旅人じゃないんですよ。

寸借詐欺というのは、「財布を盗まれてしまって困っている。帰りの電車代だけでも貸してくれないだろうか?」と言って金をだまし取る手口です。15年前の西成にはそんなジジイが沢山いました。純粋な心を思った人が騙されてしまうのです。

いいですか、ホームレスが話しかけてくるというのは、仲良くなって酒やタバコを恵んでもらおうとしているからなんですよ。人情でも何でもないのです。そして奴らの話は殆どデタラメです。「わしはここでは有名やから」といって東京の世間知らずな観光客をその気にさせるのです。騙されてはいけません。

このときのジジイの口上は、「吹上浜に行くのはバスで1300円かかるんですが、吹上浜まで帰らないといけないんです。いやあ、吹上浜までバスに乗ると行けるんですが、山の向こうなんですが……行かないといけないんですが。1300円なんです……」みたいなのでした。吹上浜は「ふっきゃげはま」と言っていました。

「正直にお金下さいと言ったら500円やるわ」

それに対して私はこのように言いました。ジジイは吹上浜を連呼するのやめて「おおお、ありがたき幸せ。私の知っている情報をお教えしますから」みたいに手のひらを返して、「沖縄行かれるんですか。沖縄行きのフェリーは鹿児島港から出ます。2種類あります」とRPGの村人みたいな役に立たない情報をくれました。

ちゃんと500円あげましたよ。ノートの出費の欄には「こづかい500円」と書かれています。

満喫に入る前にコンビニでメシ食って。



満喫では「24時以降はパック料金が使えるから、24時までもうちょいそこで待ってたら?」と店員が勧めてくれました。日付が変わっていましたがゴリラーマンを読みたかったので何冊か読んでいるうちに眠くなったので寝ました。ゴリラーマンてのはハロルド作石の漫画です。とても面白いです。最近ゴリラーマン40ってのが単行本で出ましたね。ゴリラーマンを連載していた時、ハロルド作石がまだ19歳だったというのを知って驚きました。





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