甲突町でちょんの間に潜入せよ2


2011年3月×日、長官より緊急指令が下りた

指令:甲突町でちょんの間に潜入せよ2

早速、捜査官が鹿児島へ向かった。
なお、以下のファイルはすべてノンフィクションであることに留意されたい


2011年3月12日 九州新幹線が全線開通した。これにより新大阪ー鹿児島中央が最短3時間45分で結ばれ、関西から鹿児島までの日帰り旅行が可能になった。

日曜日の朝に新大阪から「みずほ」に乗って鹿児島へ行ってソープランドで一発して天文館でしろくまを食ってクールダウンしながら「これから帰るけど晩ごはんはカレーがいいな。ニンジン抜きで」という電話をして大阪へ帰ってきたらカレーが出来ているという話だ。

私も開通を記念して鹿児島まで電車で行ってみることにした。


出発日。朝6時台の電車に乗るので、徹夜することにした。5時なんて、こんなに早起きしたら体に触る。

新幹線が全線開通する前も、電車に乗って乗り換え無しで鹿児島へ行くことは出来た。2004年までは寝台特急「なは」が京都〜鹿児島間を走っていたのだ。(その後、京都〜熊本までに短縮、2008年3月14日に廃止)。これに乗れば、出発自体が夜なので徹夜する必要もなく、快適な電車移動が出来たのだが、どうも深夜に電車に乗るより朝に電車に乗る方が快適だという人の方が日本には多いようで、 寝台車がどんどん廃止されて新幹線に置き換えられていっている現状に対して文句を言う人は全然いない。

また、「新幹線は所要時間が短いから金で時間を買うのだ」と言う人がいるが、寝台車は寝ている間に目的地に着くのだから、鹿児島のような遠隔地への移動の場合、必ずしもこの考え方はあてはまらない。

飛行機の場合もそうで、空港へ移動する時間と搭乗待ちの時間ほどアホらしい時間は無いではないか。あげく、天候不良で欠航になったりする。「飛行機の方が早い」という人は頭がおかしいんじゃないかと本気で思う。

居住性で言っても寝台列車は布団があって寝れるのだから、グリーン車やビジネスクラスなぞがいくら頑張ったところで敵う訳がない。朝、目が覚めてカーテンを開けると大きな車窓から田園風景が広がっているのが見え、山の向こうから朝日が差してくる・・。 最高ではないか。その点、飛行機は狭い座席でスシ詰めになるのだから一番最悪な乗り物だ。そして、本来飛行機とは移動するための手段であって、レストランでもなければ風俗店でもないのだ。どうせセックス出来ない女なんだから、クルーが美しい女性だけである必要は一切ない。機内食が専門店の食事より美味いわけがないし、その必要もない。ANAの機内でクルーが配る「紙ナプキン付きのおつまみ」なぞは、それら固定概念から抜け出せない脳味噌からひねり出された歪なコストカット施策の末路と言えよう。そう思わない人たちは、皆、JALとANAの幼稚な戦略に騙されているのだ。飛行機で楽しいのは上空からの景色とGがかかる瞬間の爽快感だけだ。

まあ、飛行機批判はそれくらいでおいといて話を戻すが、実際に私は早起きは身体に悪いと考えている。朝起きて朝食を食べたり牛乳を飲んだり、ジョギングをしたりするのは大変身体に悪い習慣だと思う。私みたいな夜型人間にとっては自殺行為だ。私は大昔から朝食は食べない習慣を創ったおかげで、大人になってから生ハメしまくっても病気にならない身体になったんだと思う。


さて、気がつけば前置きでもう20行も使ってしまっているので、そろそろ本題に入ろう。

朝の6時21分、新大阪駅から快速姫路行に乗ることにした。

■ 6:21発 新大阪→姫路

もしかして、新幹線で行くと思ってましたか?冒頭からの話の流れからすれば新幹線みずほに乗ることになるのだが、本日の捜査目標はソープランドのようなマイルドな風俗ではないのだ。目的地は甲突町のちょんの間である。しかも1回捜査して空振りに終わっている。(ファイルナンバー149参照)そして、過去の鹿児島捜査では撃沈もしている(ファイルナンバー85参照)。今回は失敗は許されない。気合を入れるために鈍行で鹿児島まで行くことにしたのだ。ゆったり新幹線に乗って頃合いの時間帯に現地に到着では気合が入らない。

姫路からは岡山行きに乗り換える。

■ 8:00発 姫路→岡山



山陽本線は姫路からが手強いです。


■ 9:47発 岡山→糸崎



このへんは景色がイイので精神的に楽。


■ 11:27発 糸崎→岩国



このへんは無人駅が多いのでキセルの誘惑に駆られます。


■ 13:44発 岩国→下関



しかし田舎ですなあ。


■ 16:57発 下関→門司



関門トンネルが興奮します。


■ 17:04発 門司→小倉



JR九州に会社が変わるからか乗り継ぎがめんどくさいです。


■ 17:36発 小倉→久留米



5分でソバ食って・・。


■ 19:49発 久留米→大牟田



そろそろ疲れてきました。


■ 21:04発 大牟田→熊本



熊本から乗り継ぐ電車が無い。電光掲示板には八代まで行く電車が表示されているが、八代からはどうなるんだ?

・・・・なにかおかしい。なぜこんなに八代からの料金が高いんだ??いや、ちょっと待て・・・・・これは3セクだ!! 八代―川内間は肥薩オレンジ鉄道になっている。JR九州は新幹線開通に先立ち不採算路線を手放していたのだ。 どう頑張ってもJR在来線だけで鹿児島まではこれなかったのだ。

ショックで倒れそうになりながらも、「いやー、今回の旅は楽しいなあ、在来線と新幹線の両方を楽しむことができるよ。 1粒で2度おいしいじゃないか」と、なんとか気を取り直して「つばめ」に乗ることにした。

新幹線「つばめ」の切符を買おうとして券売機に5000円札を投入すると、メニュー画面に下の方に「青春18きっぷ」とある。え??今18きっぷが使える期間ですか??

目まいがしたので取り消しボタンを押して改札へ向かった。




 改札でこれを出してやりました。

「え??これで来たの?普通電車で?新大阪から?これで?」と、駅員氏にビビられる。

「はい」と答えると、「あ、えー、うー、ちょっと待ってね」と言って、無線を飛ばす出す駅員氏。いったい運賃がいくらになるのか解らないようだ。

「あー、改札ですが、新大阪から在来線で来た人がいるんだけど・・これいくら?」

「あー、了解、調べます」

待つこと1分。

「10500円です。120円をひいて、あと10380円です」

「じゃあ、これで」

「どうもありがとうございました!」

「おおきに」

九州の人間に、関西人のますらおぶりを見せつけた意味は大きい。邪馬台国畿内説が勢い付くきっかけになればと思う。でも青春18切符を使ったら運賃は2300円で来ることができたのに・・。

本日の捜査指令は変更になった。


捜査指令:熊本ソープで中出ししろ



「ははは、今日は熊本が目的地じゃないか。熊本のソープで中田氏するのが目的じゃないか。やー、よかったなー、熊本のソープ初体験だよ」 本日2回目の気持ちの切り替えを行い、まずは景気付けに松屋で飯を食う。

腹が膨れたのでソープ街を目指すことにした。徒歩でブラブラ中央街へ向かう。



アーケードの商店街付近からソープランドが始まる。アレ?閉まってるよ?閉店したのかな?いけどもいけども閉まっているソープランド。

どうやら熊本のソープランドは風営法を順守するようだ。まずい。どうしよう。

本日の捜査指令は変更になった。


捜査指令:熊本で裏風俗の捜査をせよ



「ははは、捜査官だから裏風俗を捜査するのは当然じゃないか。今日は一発屋か立ちんぼとかの捜査をするんだ。そのためにわざわざ熊本まで来たんじゃないか。ソープなんてそこらのおっさんに任せておけばいいよ」本日3回目の気持ちの切り替えを行う。

 出ましたワシントンホテル。


えー、深夜2時30分まで調べましたが、裏風俗は発見できませんでした。泣いた。






捜査指令は振り出しに戻った。


捜査指令:鹿児島のちょんの間を調べろ。



翌日、本来の目的地であった鹿児島を目指すことにした。やはり鹿児島は一筋縄ではいかない土地だった。まさかこんなことになるなんて。

 ついた。

甲突町に着いたのは昼過ぎ。

 2級河川、甲突川

とりあえず現地を調べる。ある・・。営業しているかわからないが、旅館は存在している。数か月前には、これらの旅館に関する具体的なタレコミもあり、私には絶対の自信があった。おそらく夜からの営業だろう。どこかで時間をつぶそう。

近くのパチンコ屋でジャグラーを打って遊ぶ。1000円で3時間ほど粘って終了。あーおもんね。ジャグラーを楽しいと思うようになった時がオヤジになる時だと思っていたが、私は全然面白いと思わなかったので、まだ若者の部類に入るようだ。ホントあれは何が面白いんですかね?

時刻は19時になった。まだ開いていない。20時まで待つことにした。

雨が降ったりやんだりする中、20時になったので行ってみた。こんどは旅館の1軒に灯りがともり、もう1軒は玄関の扉が半開きにされていた。やっぱり・・・。私は灯りのともっている旅館へ行くことにした。

ノックしてから扉を開けてみると、チャイムが鳴って奥から50歳くらいの女将らしき女が出てきた。こぎれいにしている女将は、自分が商品になることもあるのかもしれない。

「遊んだりできますか?」

もう何10回と言ってきた何時ものセリフで物語の本編は始まる。

「はい、どうぞ」

予想を裏切らない台本通りのセリフが返ってきて、私は2階へと案内されることになった。部屋に入るとテレビとエアコンが付けられ、 「今すぐいけるのは28歳くらいのオッパイの大きい子なんだけど・・」と、商品の解説が始まった。

28歳という微妙な年齢は、「それ以上いってます」ということを意味する。これももう解りきった話だ。しかも「くらい」がつくのだから尚更だ。

私は「いいですよ」と即答した。捜査活動において、来るものは拒まない。どんな女でも―男であっても―相手してやる。商談が成立したので、「10分ほど待って下さい」と言い残して女将は出て行った。

10分の待ち時間の間に、急ごしらえのお茶とお菓子が出された。私はそれには手をつけずに、ぼーっと待つことにした。

時計が10分経過したことを示した頃、ノックがあり女が入ってきた。予想していたよりは若い女だ。推定で35歳。中肉の、確かに胸の大きい女だ。愛想は良く、こういったちょんの間にしてはクオリティは高い方だろう。

「いいですか?」

おっと、ここも顔見せチェンジありなのか。

私は「いいよ」と言い、続けて「よかった。おばさんじゃなくて。好みだから安心したよ」と、いつものお世辞を付け加えて女を持ち上げる。

プレイは、シャワーを浴びることから始まる。部屋にシャワールームがあるのだ。

甲突町のちょんの間は、現在3軒が営業しており、シャワーがあるのはこの1軒だけで、隣は「あかちゃんのおしりふき」で吹くだけで、布団もないとのこと。たまに女将が寝ることもあると言っていた。

「あかちゃんのおしりふき」という固有名詞が出てきたことから、この女は、当然その商品を使用していたことがあると思われた。 本来の使用目的で使用したのか、それとは異なる使い方をしていたかどうかまでは知らないが。

ちなみに向かいの旅館はババアの巣窟で、「あれはすごいよ」と言っていた。30台と思われる女が「すごい」というのだから、そりゃよっぽど凄いんだろう。この後、行ってみようか・・。

やがてお互い服を脱いでセックスすることになった。

まずはシャワーでチンコを洗ってもらう。タオルで拭いてベットへ。電気を暗くするか聞かれたが、明るいまますることにした。

乳首なめ。感じてるふりをすると、女が乗ってきた。

「恥ずかしいじゃん」と演技する。

「ふふ、いいじゃない」その気になった女は楽しそうに攻めてきた。

続いてフェラ。テクは普通。

しばらくして交代することにした。

乳を吸って、指でクリトリスをいじる。クリは硬くしこっていた。こすっていると濡れてきたが、液はシャバい。私はクンニしたくなってきたので指を離すと、女はそれをさせず「もういれる」と言って、竿を掴まれて穴に入れられた。

女も私もセックスを楽しんでいたので、クンニしてさらに盛り上げたかったのだが、まあいいか。竿でイかせよう。

激しくピストンすると、女も派手に喘いでくれる。Gに擦りつけるように亀頭をセットして擦り上げてやると、女が「いきそう」と言いだした。実に早い展開だ。とりあえず1回いかせよう。

そのままピストンしていると、膣が収縮してきた。やばい。オレもイきたくなってきた。どうしよう。時間はまだ残っている。でもここで一緒にこの女とイきたくなってきた。

考えている間にも、女は「あ、いくいく・・」と今にもイきそうだ。私は瞬間、この女と一緒にイくことを決断し、「いく?オレも一緒にいく」と言って一緒にゴールインした。

尿道の先から液が出ている間、抱きあう。

久しぶりにマンコの相性がいい女だった。中3日溜めていたというのもあるが、とても気持ち良かった。

ティッシュで綺麗にして、シャワーを浴びて、服を着る。これで鹿児島のちょんのまも解明したな・・報告書にするか・・。と考えていると、「彼女いるの?」と唐突に聞かれた。

「いない」と答えると、「あたしは5人くらいと付き合ってたんだけど」と、聞きもしないのに女が喋りだした。もしかしたら私が左手に女物のリングを2つしていたからかもしれない。

女の年を聞くと、私と同じだった。「よく老けてるって言われるけど・・」と女は自嘲気味に付け加えた。そして、帰ろうとする私に「まだ居ていいよ」と言い、話が続けられることになった。

「血液型はなに?」

「B型。見ての通り」

A型の女は、「あたしが付き合ったのって全員B型。Bはいいよね」と言いだした。

私は自分が何をしに鹿児島へ来たのかを話した。甲突町へはこれが2回目の訪問であることも。そして、今日はあなたとセックスができて良かったということも。そんな話をしても、時間はまだ残っているようだ。

「今日はもうご飯食べた?」

「まだ」

「食べないの?」

「・・食べるよ」

「トンカツとかいいんじゃない?」

「そうだね」

「いいところあるよ?」

気のない返事を繰り返した挙句、私はなんて答えたらいいのかわからなくなってしまった。

さいご、玄関で「また鹿児島くる?」と聞かれた。私は何か答えようとしたが、言葉が出てこず、いつものように「運が良かったらまた会えるよ」と言い残してドアを開けた。



「運がよければまた会える」

自分が別れ際に女にこんなことを言われたらなんて思うかな。風俗というものは、男には再会の権利はあるが、女にはそれがない。


外はいつの間にか激しく雨が降っていた。私は雨の中を濡れて歩いた。






捜査報告書:旅館でセックス13,000円也



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