目の前に綺麗なお姉さんが座っている。

いや、お姉さんではなく、私の方が年上なのかな・・。

近寄ると、遣り手ババアが「ちょっとお兄ちゃん!ほら遊んでって!」と声をかけてくる。女は何も言わない、というか言えないのだが、ただ極上の笑顔を見せている。その笑顔に耐えられず、揚がることにした。

遣り手ババアが本マグロでも釣り上げたかのような顔で私を2階へと案内する。女と一緒に2階へあがり、部屋の一つに入るように言われる。女は「ちょっと待っててね」と言って出て行った。

部屋の中は小綺麗にされており、真ん中あたりに布団。端には、ちゃぶ台と座布団が2枚。 ちゃぶ台の上のキティのぬいぐるみと目が合った。私が初めて飛田で登楼したのはいつだったかな。

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