バンコク風俗紀行B ヤワラーで立ちんぼを購入せよ
2011年2月×日、長官より緊急指令が下りた
指令:ヤワラーで立ちんぼを買え
早速、捜査官が中華街へ向かった。
なお、以下のファイルはすべてノンフィクションであることに留意されたい
ヤワラーというのはチャオプラヤ川の近くにある中華街近辺の地名だ。国鉄ファランポーン駅から徒歩圏内にある。
歩いてると何処の国なのかわからなくなります
ここは立ちんぼゾーンだ。ゾーンと言うか、ヤワラー通り一帯は中国人の立ちんぼがおり、マッサージパーラーもあり、
ちょんの間もある。
1軒だけ残る冷気茶室(ちょんの間)
また、ファランポーン駅前は、夜になると北部タイから来た物売りの女が身体を売ってくれたりするらしい。
ファランポーン駅
私が向かったのは、それらとは違う、ジュライロータリーだ。ここはバンコク最低価格とされる立ちんぼゾーンなのだ。
ジュライロータリー
ガイドブックとして使っているGダイアリー(※1)には「魔境。初心者は近づいてはいけない」と書かれている。ここの相場は1発300バーツ。私がアムステルダムで買った女の10分の1以下、払ったコーラ代とほぼ同等レベルという恐ろしい価格だ。日本円にすると860円だ。
また、「アジア売春街と麻薬地帯体験記」(※2)には、「チャイナタウンに広がる立ちんぼ地雷原」と題して12ページにわたってヤワラーの恐ろしさが書かれている。ちょっと長いが引用させてもらう。
路上に座り込んでいる初老の女にまず目が釘付けとなった。女の何が筆者の目を釘付けにしたのかというと、その「汚さ」だった。年の頃は60代中盤でトータル・フォルムを一言で表現するならば「原人」というのがぴったりだろう。〜中略〜座り込むと言うよりは脱力してヘタリ込むといった表現のほうがぴったりの崩れ切った姿勢で路上にベタ座りをしており、しかもクスリが切れかけているのか、歯の根が合わず常にカチカチと鳴っているのだった。〜中略〜こんなことで客が付くのだろう?いや、付かないとも言い切れなかった。ここヤワラーでなら・・・・・。
〜中略〜
化け物の跋扈するヤワラーでマニアたちがあえて買うのはズバリ、感傷に浸るため、カタルシスを味わうためでもあるのではないだろうか。あからさまにダメダメなピンサロに、魔が差したように入店してしまう男が後を絶たぬのと同じことで、ある種のヒロイズムに浸り、自らのストイシズムを確認するために、ヤワラーに宿を定め、夜ともなるといそいそと負け戦になることをわかっていながら立ちんぼを買いに出るんじゃなかろうか。そして、だからこそ台北大旅社付近を縄張りとするボスキャラも、立ちんぼ家業をしていられるのに違いない。ヤワラーは買春マニアにとって男を鍛える道場でもあるのだ。
。
そう、それは私にも良くわかる。これはある種の病気なのだ。私はこれを「ブルース症候群 英名:Blues Syndrome」と名付け、世の中に正式に発表しようと思っている。ちなみにこの本で写真付きで紹介されている「ジャイ子」という女は100バーツと書かれている。100バーツ=300円以下ですけど・・。
これは何が何でも行くしかない。金玉は2つあるんだ。1つ地雷で吹っ飛ばされても、もう1個あるから大丈夫だ!
この通りに侵入する
現場へ着いたのは15時、地下鉄から地上へ出てくると強烈な日差しで頭がクラクラする。左腕のGショックを見ると温度表示は32度を超えている。魔境探検気分が否応なしに盛り上がってくる。
これらの茂みに地雷が隠されている(いやマジで!)
現場を歩いてみてわかった。これは確かに魔境だ。女のクオリティが半端なく低い。そしてこの独特の退廃感と東南アジアを地で行く汚い建物。いわゆる日本にいる日本人が想像する東南アジアのローカル売春街そのままである。
奥地へと歩いてみる。当然ながら買いたい女は一人もいない。だが、女は時間帯や曜日によってラインナップが変わる。根気よく待てば、まだ少しはましな女も出てくるのではないか。
だが、同じことを考える男は私以外にもいるようで、「おっ!いい女!16歳くらいか?」(*児童買春は重罪です)と思った女が出現したとき、タッチの差で沈没風味のメガネの東洋人(日本人か?)に取られてしまった。悔しかったが仕方がない。まあ、確かにお金を沢山持っている観光客(?)の私がこんなところで女を買うという行為自体が間違っているのだろう。ここは、金のないバックパッカーが食料を買うか一時の性欲を満たすか吟味に吟味を重ねて女を買うところなのだ。だから、私などは可愛い女ではなく、不細工な女こそを買うべきではないのか。
そうだ、それこそ正論だ。私も各地の魔境を探訪してきたリフレッシャーだ。自分の実力を試す絶好の機会じゃないか。これは果てしなくロマンを追い求める冒険なのだ。モンブランに登ったから次はマッキンリーに上る、最後はエベレストを目指す・・というのと全く同じ類のもので、ここを経験すればヨハネスブルクやリオデジャネイロの立ちんぼゾーンだって夢ではない。
よし、行こう。
時刻は17時。容姿に拘らず最初に接触のあった女と売買交渉すると心に決めて通りに侵入する。腕にボールペンで「アオカン タオライ」と書き、ポケットにはアラビア数字とタイの数字を対応させたメモを入れる。「アオカン タオライ」というのは「一発いくらだ?」という意味のタイ語で(合ってる?)、私が「マイペンライ」の次に憶えたタイ会話だ。挨拶は男と女で発音が違うし、合掌されたりもするので、結局なんて言ったらいいのか未だにわからない。売買交渉は出来れば英語で行いたいが、場所柄タイ語しか使えない可能性もあるんじゃないか・・。
交渉一人目の女は・・・推定20代のタイ人と思われるちょい太めの女。「ハロー」と声をかけられる。よし、こいつで交渉だ。英語で交渉に入る。
「いくら?」
「500バーツ」
「ホテル代は?」
「100バーツだけどいい?」
「OK」
値切ったら安くなったのかもしれないが、安すぎて値切る気が起こらない。商談はあっさりまとまり、私は女の後をついてホテルへ行くことになった。しばらく歩いて、汚い建物の2階へ上がる。2階が連れ込みホテルになっているようだ。フロントで100Bを払い、小さな石鹸とゴムをもらう。
女は片言の英語しか喋れないので、あまり意思疎通が出来ない。ベッドは汚く、シーツはもう何日も洗ってなさそうだ。まだ新しそうな染みが点々とあり、白っぽい粉が散っている。この上でセックスか・・・。とりあえずシャワーを浴びることにした。まず女がシャワーを浴びて、続いてオレが入る。シャワーがあってよかった。水しか出ないけど・・。
冷たい水が気持ちいい。こういうのを東南アジアブルースっていうんだろうな。
シャワー。(ベッドの画像は自主規制します)
バカなことを考えながら、お金を出して女に渡した。600Bだ。女は1枚札が多いことに喜び、積極的にサービスを始めた。
フニャチンに分厚いゴムをつけて、フェラ。起ったら正常位で挿入することになった。クンニはせずに、そのまま乾いたマンコにチンコを突っ込む。肉付きのいい女なので、すぐに濡れるだろうと思ったから。デブは濡れやすくてマンコがデカい(オレの説)
案の定、そっこーで濡れてきた。正常位からバックへ移行。思いっきり杭打ちすると、激しく喘いでくれる。でもオレは気持ち良くない。ゴムが分厚いということもあり、発射は困難と判断。女には申し訳なかったが、途中で抜いて「もういいよ」と言う。
だが、女は頑張った。さすが農耕民族タイ人。ここらへんの頑張りが西洋人とは違う。
手を掴まれ、寝るように言われる。手コキして、起ったら騎乗で再挿入。けっこういい感じになってきたが、今度は女が疲れてギブする。もういいと言ったが、女は「手で」と言って手コキを始めた。ここまでくると発射しないと女に申し訳ない。足をピーンと伸ばして気合で発射した。
プレイ後、水シャワーを浴びて、話をする。女が英語をあんまり話せないので、タイ語の指さし会話帳を出して話をすることにした。
とりあえず写真を撮らせてもらった。1回撮った画像を見せると、気に入らなかったようで、サイド撮り直しする。やはり女だから可愛く取られたいのだろう。2回目のシャッターは満足してくれたようだ。お礼に100B渡した。
女、28歳。奥にあるバケツはゴミ箱で、中は使用済みのコンドー・・(以下自主規制)
気を良くした女が会話帳を使って話しかけてくる。
「ホテルはどこ?」
「スクンビット」
「今日はこれからどうするの?」
「特に決めていない」
「今日、一緒にいない?」
おっときたー。デートのお誘い。どうやって避す?
「・・・what?」(我ながらなんて苦しい返事だ・・笑)
「中華街で・ご飯・一緒に・食べませんか?」
うう、どうしよう。断りたい。
結局、こんな不細工な女とデートするのはオレのプライドが許さなかったので理由をつけて断った。女はそれ以上は誘ってこず、そのままバイバイした。さあ、魔境から脱出だ!
時刻は18時。日差しも和らいで来た。魔境から天国へ行くぞ!可愛い女のいるタニヤにでも行って遊ぶか!意気揚々と地下鉄に乗り込んだが、その不細工な女に手コキで逝かされた男にプライドなんてチンカスほどもないな・・と気付くのにさほど時間はかからなかった。
※1 G-DIARY (ジーダイアリー)
※2 アジア売春街と麻薬地帯体験記 (DATAHOUSE BOOK)
捜査地点:ここらへん
捜査報告書:2階級特進で700バーツ也
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