バンコク風俗紀行A スクンビットで立ちんぼを購入せよ


2011年2月×日、長官より緊急指令が下りた

指令:スクンビット・ソイ11で立ちんぼを買え

早速、捜査官が常夏の国へ向かった。
なお、以下のファイルはすべてノンフィクションであることに留意されたい


暑い。時刻は午前7時30分。日本の真夏と変わらない日差しだが、なにかが違う。そうか、ここは蝉が鳴いてないんだ。

空港からホテルへ行き、チェックインして出てきたはいいのだが、あまりの暑さに体が悲鳴を上げている。日本を発ったのは確か8時間前だ。関西国際空港は気温4度で雪が降っていた。温度差約30度、時差があるので時間の感覚もおかしい。私の時計は日本時間なので2時間ばかり進んでいる。

 早朝のスクンビット通り

とりあえず軽くセックスでもして体の調子を整えることにした。どこかコンビニでミネラルウォーターでも買って、店選びでもしようか・・。と、通りを歩いていたら二人連れの女から声をかけられた。

さっそくきやがったな。スクンビット名物の立ちんぼだ。このあたりは夜になると立ちんぼゾーンになるのだが、今は朝の7時半だ。女は一見してその手の店の従業員とわかる派手な容姿で、手には朝飯と思われる屋台で買ったパックを手にしている。きっと、仕事帰りなんだろう。

スタイルのいい女だったが、バンコクについていきなり立ちんぼを買うのはどうかと思う。最初はエロ按摩とかマッサージパーラーとかで真面目にセックスしたい。そう思って無視して歩くのだが、一人の女が、しつこく片言の日本語で話しかけてくる。ずいぶん積極的だな。女は私の手を取ると、自分の股間へ持って行った。え? 驚いて女の顔を見る。綺麗な顔だが、すこしだけ男の面影が残っている。

・・・レディーボーイ(ニューハーフ)だ!

女は私に股間を触らせ、性転換していることをアピールしたのだ。そして、「1000バーツでいい」と言った。事前情報ではここらの相場は1500から2000バーツだと聞いている。ニューハーフだけに1000バーツは妥当なラインだろう。日本語も英語も通じる相手だし、いっちょこいつを買ってみるか。

こうして私のバンコクデビュー戦は男となった。


私が「OK」と言うと、女は流しのタクシーを拾って乗り込んだ。女が何やらタイ語で行き先を告げ、車は走り出す。車内で女と話をする。女は大阪の堺に4年前まで居たそうだ。私が大阪から来たと言ったら驚いていた。日本から4500キロ離れたタイの立ちんぼと南海堺駅の話が出来るなんて・・世界って狭いのね。タクシーは5分後に1軒のモーテルに入って止まった。タクシー代60Bを払って、ホテル従業員の男に部屋へ案内される。部屋代300Bを渡して個室の扉を閉めようとすると、男は「スリーハンドレットテン、サー」と、言いいだした。おい!いつからタイは消費税3%になったんだよ!320Bにして渡すと、「サンキュー サー」と、一言あってドアが閉められた。まったく・・。

女と二人きりになると、まずは、英語と日本語を駆使して話をすることにした。歳は28歳とのこと。オレの年齢と名前も聞かれたので、「31アイスクリーム」と答える。意味は理解してくれたが、笑ってくれなかった。行きの飛行機で考えたとっておきのネタだったのに。名前は「杉原」ではなく、ちゃんと本名を教えてあげた。外人には発音しにくいので省略して教える。

写真も撮らせてもらった。

 男です。すいません。

プレイ代金としてチップ込で1800バーツ渡してやったら、すごく喜んでくれた。これで一杯サービスしてくれることだろう。どうせ女もこれから帰るだけなんだし。シャワーを別々に浴びて、プレイの開始だ。

ベッドに寝ると、女は積極的に、いや恋人同士のように攻めてきた。キスしてフェラしてシックスナインする。マンコは女性のものとまったく変わらない形だった。ちゃんとクリトリスもある。胸はシリコンで、だいぶヘタってきている(?)というか質が悪いというか、揉んだら一発でわかる人工乳だった。

マンコが濡れてきたのでゴムをつけて挿入する。座位から始まって正常位、バック、いったん抜いてフェラ、騎乗位、一通りの体位で遊んで、疲れたのでちょっと休憩することにした。

休憩していると、我慢できないのか女が上から乗っかってきた。でも、私の竿と女のマンコは相性が悪く、絶対にお互いイキそうにない。女は一人で腰を振っているが、あんまり上手じゃない。途中でゴムが外れてしまったので、もう止めることにした。だが、女は入れてくれと言っている。まあ、確かに中途半端だしね。

私はもう、疲れてめんどくさくなったので生で入れてしまった。遮る女を無視して強引に入れる。女は「あたしはHIVの検査してないよ!知らないわよ!」と涙目になって訴えてきたが、無視して奥まで入れる。

しばらくピストンして、はっと我に返る。何をやってるんだ俺は。あわてて抜いた。急にHIVが怖くなってきた。もう挿入はやめておこう。

ただ、女だけは指でイカせてやることにした。抱き合ってキスして左手中指1本で攻める。女は派手に感じてくれる。本当の女みたいだ。とても男とは思えない。Gと思われる部分を刺激すると、一気に膣圧が高まり、そのまま女は昇天した。4〜5回痙攣して、やがてぐったりして動かなくなった。ホントに男か?女にしか見えない。Gスポットって人工的に造れるのか?性転換って凄いなあ。

私は指を抜くと、女にバスタオルをかけてやって、シャワーを浴びに行った。シャワールームで放尿してリステリンを振りかける。 気休めにしかならないとわかっていても、何かせずにはいられない気分だった。

女はベッドでぐったりしている。添い寝すると、「ごめんね」と言ってきた。いいよ別に。どうせ男だし。しばらくイチャイチャして、帰ることにした。

帰り際、女は携帯で私の顔を撮影していた。帰って私の顔でオナニーでもするのだろうか?

 女の脱ぎ捨てた服。

ホテルまでの帰り途を女に教えてもらい、キスして別れる。


「病気が怖いなら生でするな。生でしたいなら病気は一切ビビんな」歩いて帰る中、ぼんやりする頭でそんなことを考えた。額から垂れてくる汗をぬぐうと、どこからともなく女の付けていた香水の香りがぷんと匂った。



捜査地点:ここらへん


捜査報告書:バンコクデビューで1800バーツ也



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