2009年5月×日、長官より緊急指令が下りた

指令:上山田温泉のスナックで女を連れ出せ

早速、捜査官が手拭いを持って長野へ向かった。
なお、以下のファイルはすべてノンフィクションであることに留意されたい




上山田温泉を捜査したのは09年5月。下呂温泉よりも前に訪問しているので、温泉街紀行の順番としてはGになるのだが、この捜査は、「ナガノ大戦」という3部作構成の報告書に入れる予定であったため、順番がおかしくなってしまった。

しかし「ナガノ大戦」は、総額15万円の戦費に対して緊縮財政中の捜査当局の承認が下りなかったので、第1部を終了した時点で休戦となってしまった。まあ、承認も何も決めるのは自分なんですけど。ちょっと自粛しようかと思って。15万あったら韓国も台湾も行けるし。最近、捜査しなきゃいけないところが沢山ありすぎてお金とスペルマの収支バランスが取れていない捜査官である。

ということで、この報告書は温泉街裏風俗紀行用に書き直したってわけです。ですんで順番がおかしくなってるんです。ナガノ大戦は、機会があればいずれアップします。


で、説明が終わったので本題。


上山田温泉は、長野県の長野市の近く、千曲川の畔にある温泉だ。千曲川を挟んで向かい会う「戸倉温泉」と「上山田温泉」を合わせて戸倉上山田温泉と言うようだ。で、捜査の対象となる裏風俗があるのは上山田温泉のほうで、連れ出しスナックが沢山あるという。一生懸命探さなくても、そこらじゅうに店があり、どの店でもほぼ100%連れ出しが出来て、飲み無しでセクースだけも可能という。札幌の豊平川の連れ出しスナックと同じくらい派手に商売しており、このご時世では珍しい、いわゆる無法地帯状態であるという。相場は飲み代+連れ出し料金25000円+ホテル代。女は東南アジア系の外国人が中心で、最近は韓国人も多いらしい。

なお、タレこみ情報も入ってきている。さらに複数の信用できる筋から具体的な情報も手に入れることができた。もう確実に絶対に何が何でも鉄板でセクースできるらしい。どころかセクースしないと上山田温泉に来た意味がないらしい。ちょっと遠い&価格が高いけどここまで黒だったら行くしかない。


朝の8時にスバルの軽車両で出発する。上高地を越えて松本に入ったのが19時。そこから上山田まで70キロ、着いたら22時、14時間もかかってしまった。長野県って縦に長くて、長野市は新潟県に近いんだね。今更ながら改めて実感する。都からこんなに離れていたんじゃ、武田信玄がいかに賢くても、上杉謙信がいかに強くても、上洛は無理だったんじゃないですかね。ということは伊達正宗とか島津義久とかじゃ物理的に100%無理だった気もするよね。信長の野望だったら端っこの方が天下統一しやすいポジションなんですけどねえ。


疲労困憊していたが、時間も時間なので、早速周辺の探索を開始する。温泉街が2か所に分かれており、そのうちの1つが目的地の上山田温泉だ。



ゲートが沢山ある。ひとつづつ越えていき、メインストリートである「新世界通り」にやってきた。




浴衣姿の観光客がちらほらいる。メインストリートはスナックだらけであることが判明。しかも、怪しげな婆が多数。こいつらはポン引きだな。

新世界通りのゲートを越えてすぐのスナックの前で、韓国人と思われる1人のポン引きババアに捕まる。強引に腕を掴まれ、とりあえず中に入れと店内に押し込まれる。太ったババアの得意技、相撲アタックだ。有無を言わさず店内に押し込まれる。中はラウンジといった趣で、ソファが並んでおり、奥からママらしき女が出てきた。こいつも韓国人か。続いて女が出てくる。この女と寝ろということなのだろうか。システムや料金など一切わからない状態で、強引にこの女とセックスする契約を締結させられようとしている。まずい。こちらの話は殆ど聞かずに、どんどん話が進んでいく。逃げられないように腕を取られ、かなり強引だ。緊急脱出することにした。

「いや、ちょと・・また来るわ」そう言って掴まれた手を振りほどき、なんとか脱出に成功した。

うーむ。これは厳しいぞ。メインストリートはそこらじゅうに婆が立っており、また捕まる可能性もある。10人はいるだろうか。まともに顔見世なんてしてくれそうにない雰囲気だ。


ちょっと考えてから、一度ゲートの外へ戻ることにした。川中島での武田軍の軍師・山本勘助の「きつつきの戦法」にあやかって、背後から回り込んで、ゆっくり街の外れにある店から見ていくことにした。裏通りから回り込み、もっとも端にあるしょぼい店へ潜入するのだ。しょぼい店=お茶をひいている=過剰なサービスが期待できる。というロジックも効いた2段構えの作戦だ。


スナック街の端にポツンとあった1軒の韓国スナックの前。ママと思われるオバハンから声がかかる。「遊びたいだけなんだけど」と言うと、「いいよ、遊びだけ出来るよ」と言われる。中に入って女の顔をみて選んでいいという。中に入ると、一人の女が寄ってきた。奥にはもう1人いたが、とりあえず相手になる女はこれがお勧めということか。

幸薄そうな韓国人、推定33歳。うーん、迷うなあ。エロさがないというか、なんか嫌な予感がするのだ。こういった場合、オレの勘は大抵当たるからなあ・・。

珍しく長考する。20秒くらい考えて、とりあえず買ってみることにした。時間も遅いことだし。商談がまとまると、女はドレスの上に上着を羽織って、ポーチを手にすると、オレと一緒にホテルへ向かうことになった。特に手をつなぐというわけでもなく、「どこから来た」などというありきたりな会話をして徒歩2分程度のボロいホテルへやってきた。料金はステイ5000円、レスト3000円。ホテル代はプレイ料金には組み込まれていない。自分の財布から3000円を取り出してフロントに払う。

フロントは女の人だった。オレの隣の韓国人より、このお姉さんの方が全然いいような気がしてきた。セックス上手そうな顔してるし。やばいなあ・・いやな予感がするぜ。

部屋に入る。体を売ることになれていないようで、まずは会話を始める女。で、会話に飽きると、肩を揉んでくれる。大して上手でもない。

女は先日まで新宿のクラブで働いていたという。こないだ上山田に来たばかりだと言っていた。まずいぞ、クラブの女は総じてセックスが下手糞な上にプライドが高い。ベッドの上で裸になってるのに、意味不明なプライドを持ち続ける飲み屋の女は一番嫌いだ。そんな女に限ってセックスが下手糞なのだ。やばい。絶対これはヤバいぞ・・・。



時間が気になったので、そろそろセックスすることを提案する。女はお風呂にお湯をためる。部屋の電気を暗くして、部屋の隅で背中を向けて服を脱ぐ女。

体を洗ってもらい、一緒に風呂に入る。別に一緒に入りたくもなかったが、女はサービスのつもりか一緒に入ってくる。ノリのいい女だったらここでエロ行為が始められるんだけどな。 そんな空気じゃなくて、これは普通に入浴だね。体を清潔にするための目的の。しっかり歯磨きさせられるし。


お湯が濁っている。どうも湯が温泉のようだ。そうか、これでいちおう上山田の温泉に入ったって言えるな。


風呂から出ると、ベッドへ。並んで寝るが、女は寝たままだ。こちらから攻めなければならないようだ。でも、きっとマグロだろうな・・・。

予想は当たり、ひたすらオレが攻める。マンコは濡れるが、喘ぎ声を我慢する女。そろそろ挿入しようと思い、顔を上げる。すると、お世辞かなんか知らないが、「気持よかった」と一言。おまえがオレを気持よくしろよ。当然フェラーリなんてない。まあいいけど。

そしてゴムをセルフ装着して挿入。喘ぎ声なし、完全マグロ。挙句、巨大なマンペを鳴らす女。あまりの大きさに、屁をこいだのかと思った。女は、「ごめんなさい」とか言ってる。1回ではなく、2回3回、ピストンするたびに大きな音とともに発射されるマンペ。気まずい空気が流れるが目をつぶって微動だにしない女。当然チンコは萎える。ああ、なんて面白くないセックスだ。オレはすっかりやる気をなくして「今日はもういいよ」と言って、ゴムを外すことにした。


女は申し訳なさそうな顔なんてせずに、「いいの、あたしが悪いから」と一言。そしてガン見される。目が恐い。逆ギレ?裸になってまで何のプライドがあるのか。これだから飲み屋の女は嫌いなんだよ。

そのプライドは、「射精」という結末にならないと保てないらしく、「手コキでする」と言って聞かない女。ポーチからゼリーを取り出してオレのチンコに塗りはじめる。仕方がないから手コキに付き合ってやる。これがまた下手糞な手コキでなかなかいかない。

「いきそうにない?困ったわね〜」と、ため息をつきながら、いかにもオレが悪いかのように言う女。

もういいと言うが、「困ったわね〜」を連発しながらこすり続ける女。インポ男を自分が仕方なく射精させたということにしないと彼女のプライドが許さないようだ。

しかたなく気合いで発射。

女に逆切れされた上に、手コキで果てるという屈辱。これで25000円とホテル代。撃沈だ。見事な撃沈だ。


シャワーを浴びて服を着る。当然一人づつのシャワーだ。どうやら彼女は射精させると任務完了だと思っているようだ。一仕事終わったという顔つきで、着々と帰る準備をする女。会話すらない。

 捜査官撃沈の現場

そのくせホテルを出てから、しつこく店に来ないかと誘われる。酒は飲めないというと、ジュースで乾杯とか意味不明なことを作り笑顔で言われる。それは韓国のギャグですか?

オレが店に行かないことがわかると女は無言になり、別れ際、振り返りもせずに上着を羽織って颯爽と店に戻って行った。ここ銀座じゃないですよ。長野の温泉ですよ・・。


ふと前を見ると、小麦色のスタイル抜群の東南アジアなギャルが常夏の笑顔を振りまいている。ああ、このメインストリートから正面突破すればよかったんだ。オレの採った裏通りから廻る作戦は大失敗だったんだな・・。





翌早朝、静かな温泉街を歩いてみる。スナックが沢山ある。ストリップ劇場もあった。







 射的屋

 ストリップ劇場

 千曲川

そういえば・・・川中島の戦いで、武田方の「きつつきの戦法」は、慧眼の謙信に見破られ、 そのまま山本勘助も討ち死にするんだったな。

 一騎で武田本陣に切り込む上杉謙信

この銅像が史実をあらわしているとすれば、上杉謙信はカッコ良過ぎる。信長の野望で、上杉謙信と真田幸村だけ戦闘力が段違いに高いのも仕方がない。





いつだったかタレこみくれた人へ・・
ご臨終はまだまだ先のようです。






温泉データ

戸倉上山田温泉

開湯:明治36年
源泉温度:25〜60℃
湧出量:8,332L/分
PH値:8.7
泉質:単純硫黄泉・単純硫化水素泉
アクセス:鉄道 - しなの鉄道 戸倉駅/車:長野自動車道 更埴 I.C

参考:Wikipedia・千曲市観光協会








捜査報告書:プライドビームに撃沈で28000円也



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