名古屋のヘルスにも慣れてきたころ、人妻と遊びたいと思った。だから人妻の働いてる店を情報誌で探すことにした。

情報誌はいつものようにヘブンを買った。この情報誌は田舎のタウンページよりも分厚くて、情報やグラビアがたっぷり乗っていて、これ1冊あれば情報収集しながらオナニーまで出来てしまうくらいだった。実際この情報誌でオナニーを1回してしまったことがあるのはここだけの話だ。でも、コンビニで買う時にレジに持っていくのが少々恥ずかしい。恥ずかしいんだけど、わざと可愛い店員がレジにいる時に買って勃起したことがあるのもここだけの話だ。そんなことで勃起なんかするはず無いだろって思うかもしれないけど、買うときは風俗店へ行く前でチンコの調整を施している状態なので、本当の話だ。

いい情報誌だったが、重過ぎるのが難点だった。こんなゴツい本を持って繁華街をうろつくのもどうかと思うので、いつも隔週で発売されるホットヘブンというやつを買っていた。


このとき買ったホットヘブンには、「人妻の店」という見出しで大きな広告が出ている店があった。

よし、ここにしよう。

当時の僕は、そういった広告を鵜呑みにしていたので、きっと旦那に相手にしてもらえない淫乱な人妻が働いていると思っていたのだ。

店はビルの2階にあったのだが、なんだか人妻の店に入るという行為がすごく恥ずかしいことに思え、通りを3往復くらいして、他の客がいないことを確認してから入店した。風俗ビルの前でウロウロするほうが不審というか恥ずかしいということがよくわかっていなかったんだと思う。

なんとか人目に付かず2階までこれたが、次は入店しなければならない。困ったことに目的の店にはギャル系の店が距離2mで隣接していた。

この衝撃の事実を受け入れることが出来なかった僕は、エレベーターを使わずに階段で2階へ上がることにした。

だが、この幼稚な隠遁手段も、階段からフロアの通路に入った時点で僕の姿が直ちに店員に察知され、それぞれのフロントが自店に入れようと営業をかけてくるという事態となった。


ギャルの店は「当店はセーラー服ですよ!」と自店の売りを明確にアピールしてくる。当然、若い僕がセーラー服の店を選ぶと誰もが予想していたであろう中で、僕は人妻の店に入った。

「若いくせに熟女が好きなのか。変態だなこいつ。母乳プレイでもする気か?」と従業員に思われるんじゃないかと一人でドキドキして、恥ずかしいので下を向きながら。

人妻店の従業員は、僕の気持ちとは裏腹に「いらっしゃいませ〜!」と威勢のいい声で歓迎してくれた。

コースを選んで待合室で待たされる。待合は僕一人で、「ほら、やっぱり失敗したんじゃないか。俺なんて場違いじゃないのか、 隣のギャル系の店に入った方が良かったんじゃないか」と、悶々としていたら、案内になった。

プレイルームで対面したのは、30代と思われるおばさんだった。贅肉がほどよくついた身体と弾力のなくなった乳と輝きを失った肌は、若い女とばっかり遊んでいた僕には、なんか違和感があった。

でも、これが本物の人妻なんだと自分に言い聞かせて張りのない乳を揉んで、ドドメ色のマンコを舐めた。

激しく乱れてくれるのかと思ったが、そうでもなかった。エロビデオの中の人妻はやっぱり演技だったんだと思った。あるいは、僕のプレイスキルが低くて、おばさんとのプレイを楽しいと思えなかったのかもしれない。このころの僕にとって、28歳がおばさんで、25歳でお姉さんだったから。

人妻だったかどうかは別として、おばさんとのプレイはあまり記憶に残らないまま終わった。



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