まなみさんは、一見して玄人とわかるようなお姉さんだった。

まなみさんと出会ったのは、オフィス街にある風俗店。オフィス街のビルに交じって風俗店がある名古屋の街は、初めて見たときは凄く違和感があったものだ。

スーツ姿のOLが闊歩する場所で働く、茶髪で派手で騙されやすそうな隙だらけのまなみさんは、凄く場違いに見えた。でも、僕は当時はそういった派手なお姉さんの方が好きだったので、プレイルームで対面した時は心の中でガッツポーズをした。


まなみさんの使いこまれたマンコは黒ずんでいて、小陰唇は真っ黒だった。僕が「攻めてっ」って言ったら攻めてくれた。時間一杯まで使って攻めてもらって、寸止めを3回くらいされて最後は「いっていいわよ」と言われて射精した。

僕の射精が完了したら、まなみさんは満足した表情で、タバコをふかしはじめた。

話がプライベートなことに及び、まなみさんは、友達とハワイだったかグアムだったかに行くとか言いはじめた。何をしに行くのかと聞くと、「ストレス発散、それからブランド物をたくさん買うの」という。ブランドバックを7つも8つも持って、一体それをどのように日常生活で使うのか僕には謎だったが、いかにも自分も同感だというように話を合わせておいた。当時プラダしか知らなかった僕は、「どのブランドが好き?」と聞かれないかと内心ひやひやしていたが、幸いなことにそれは聞かれなかった。

次に、彼女はいるのかと聞かれ、「いない。欲しくない」と答えると、「だよね〜!彼氏彼女なんているだけ大変だよ〜!」と同感してくれた。「そうだよね!一人の方がいいよね〜!わかる〜」このときは自信を持って答えられる準備があったが、残念ながらこの件に関してはそれ以上の話には発展しなかった。





名刺にある「お土産」とは一体なんだったか思い出せない。特にプレゼントをあげた記憶もないんだけど。ブランド物をあげる約束でもしたのだろうか。どっちにしてもそれ以来指名はしなかったので、約束は果たせなかったことになる。

『いつもは新栄にいる』やっぱりここには似つかわしくない容姿だったからな・・。



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