栄で朝まで遊んで、すぐに電車に乗るのが勿体ないと思ってしまったので、朝から一発抜きにヘルスへ行くことにした。名古屋に行くといつも帰るのが惜しくなる。結局、風俗店とパチンコ屋しかいってないわけで、そんなもの名古屋まで行かなくても、どこでもあるものなのだが、なぜか帰るのが惜しいと思ってしまうのだ。あるいは名古屋という土地がそのようなケチな気分にさせるのかもしれない。


まだ人通りの少ない広小路通りを西に向かって歩き、途中のampmで買ったホットヘブンを見ながら、早朝営業してい店に行くことにした。川沿いにあったその店は朝の8時くらいに着いた。店に入るとあまりやる気のない従業員に迎えられ、「顔見せするからここに座って」と言われてソファに座らされた。


少し待つと3人の女がやってきて目の前の長いソファに座った。サラリーマンやOLが働き始めるよりも早い時間から風俗店で働いている時点で可愛くないんだろうと思って入店してはいたのだが、やっぱり全員可愛くて、どれも不細工で貧相な女だった。そのなかから一番ましそうな女を選んで店員に伝えた。


狭いプレイルームでシックスナインをした。どうして徹夜明けでこんな店でシックスナインをしているんだろう。そんなことを考えながらも、疲労時特有のしびれるような射精をした。睡眠不足で疲れた脳には気持ちいい刺激だった。


28歳のその女は、プレイ中の会話から僕の行っていた学校の先輩だということが発覚した。女とは年齢がだいぶ離れていたのだが、一人だけ僕も知っている先生がいた。エノモトという先生で、学校1エロいと言われていた男の先生だ。あんまりエロいセクハラ授業ばかりするので、生徒の間ではエロモトと言われていた。まさか遠く離れた名古屋のヘルスの1室で朝っぱらから69の最中に教え子に話題にされているとは思っていないだろうなあ。まだ先生をやってるのだろうか。でも、全力でエロい先生だったから、きっとここに名前を出してしまったことも許してくれると思う。



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