ちょんの間紀行　完全版72

72.　沖縄で。②

■2008年　8/31（日曜日）
目が覚めたら11：30。13：30まで満喫。この満喫すばらしい。とまりん前に単車停めて三笠でトーフチャンプルしばいて国際通りを歩く。栄町のちょんの街を下見して、桜坂も見に行く。そして土産物屋でオリオンビア2ケース。シークァーサー1ケースを買う。カレー食って風呂入って24：00にブルース。そして満喫3：00にイン。

本日走行不明キロ　総走行不明キロ　使ったお金35,777円

【16年後の回想】
石垣島と宮古島へ行くことを考えていました。しかし、フェリーはやはり運休。最果ての島までバイクで乗り込む予定でしたので、ここで飛行機を使うのはどうなのかという気持ちがありましてね。とりあえず明日、那覇空港までは行ってみることにしました。空港まで行って、なにか背中を押されるようなことがあればバイクを空港に置いて飛行機に乗ろうと。行ってから決めようと。50％50％くらいでした。そして、ネットで調べをして、本島では、辻、前島、栄町、桜坂、神里原、金武、をピックアップ。これらを調べようと思いました。

とりあえず石垣島と宮古島は明日以降へと棚上げして、今日は神里原と栄町と桜坂のちょんの間です。日記には書かれていないですが神里原にも行きました。ここにもちょんの間があるという情報を得ていたからです。与儀はこの時はまだ存在を知らなかったです。

最初に神里原へ。昼～夕方くらいだったと思います。なんども行ったり来たりして調べたのですが判らなかったので諦めました。ファイルにはなっていないです。だいぶ探したんですけどね。吉原や新町みたいな赤い光を想像していましたし、「社交街」と付きますから必ず黒だと思っておりましたが、少なくともそういうのは無かったです。でも夜になったら活動開始だったのかな？　

神里原は2021年に再訪問しました。13年経ってだいぶ様子が変わっていました。

たしかここは変わっていない気がする。スーパーがあって途方に暮れて休んだような記憶があるのですが…。当時の記憶を穿り出して歩いてみましたが、表通りの所の猥雑感とかがあまりに変わっており、道も拡張されていて、いまいち思い出せませんでした。

もうだいぶ再開発されていた。

その後に桜坂社交街も行きましたが（すぐ近くにある）、こちらもプレイスポットは発見できず。ファイルにはなっていません。

ゲートもあったし

桜坂と神里原の売春屋は噂だけで、店として売春家業はやっていなかったとの話もあります。本当の自由恋愛や単発の売春が誇張されて伝わっていただけかもしれませんね。沖縄は普通のスナックでもババアが店前に立つし、遊べるか聞いたら思わせぶりなことも言いやがるの（斡旋しているスナックもある）で、そういったのが誇張された可能性もあるかもしれません。いちおう桜坂は発射を伴うプレイの資料（09年。いつもの重要文化財資料）が手元にありますが、ここにも限りなく自由恋愛に近い結果の発射として書かれています。店のソファで生ハメする描写とともに　『女はヤンバル地方の生まれで、5歳の時に終戦を迎えたという』という灼熱の一文があるのですが、さすがに年齢の計算が合わないのでここは創作だと思いますけど。

更に古い2003の資料では5軒（のべ6軒）に入って、手コキ2軒、本番1軒。しかし5軒入って調べて最後は非合法なセックスをしている（もちろん生ハメ中出し）にも関わらず本編ではなくページ左隅のコラム扱いなのは、ほんとうにこの人はストイックだなあと思う。あるいは編集者が鬼なのか。それだけ本番裏風俗が各地に溢れていたのだとも言えるかもしれません。

たぶん昔から今に至るまで「ちょんの間街」ではなかったのだと思いますが、今後、いろいろ調べていく過程でわかる時が来るかもしれません。また、複数の資料においてホモが集う街である書かれています。大阪の堂山とか新宿2丁目みたいな感じなのかな。

※街の成立については「那覇　戦後の都市復興と歓楽街」に結構詳しく書かれています。

※重要文化財（プレイ資料）のほうですが、単行本と文庫本には収録されていなかったと思います。この数日後に訪問する金武についても。裏風俗ムック等にも載っているのは見たことがありません。載ってるバックナンバーは、以前にエロ本紹介でまとめたページがあるのでそれを参照ください。

次の次くらいにも、ちょっとこういうのを使っていろいろ書こうかなと思います。倉庫から資料を出してきたので。

2008年の話に戻しますが、そのあと栄町を下見。ここは場所がはっきりわかったので、夜に再訪問。詳細プレイ情報は持っていなかったので、とりあえず目についたそれらしきスナックに入りました。スナックの奥で一発というスタイルなのかも？と思ったら違いました。トマトジュース1口で10000円ぼられました。ボラれたというよりは私が切れて1万投げて出てきたんですけど。んでその後、旅館でシーサーと一発したことはファイルになっています（ファイルナンバー154）。

そういえば2年くらい前に情報収集を兼ねてこのあたりのスナックに入ったことがあるのですが、やはり？というかぼったくり営業でした。ぼったくりとうか、観光客向けのそういう営業、なんでしょうけど。着席10分であっというまに3000円、5000円と会計が上がっていきます。セットとか時間制ではないのですが蟻のようにババアが群がってきてオーダー入れやがるのです。ある店でホステスの婆さんに「ヤギ汁アフターしよう」と言われたので、これ報告書にしたらウケるかな？と一瞬思いましたがすぐに正気に返って店を出ました。あとは、同じくスナックで60代と70代のホステス相手にお茶を飲んで、栄町は旅館の看板出てないけど遊べるところもあると言っていました。あそことあそことあそこと、と教えてもらったけど、ちょっと遊ぶ気にはなれませんでしたな。それから2階プレイが嫌ならホテル連れ出しできるとも言ってました。若い女はいないけど全然いないことも無いみたいに言われて、たぶん路上の椅子に座ったりウロウロしたりしているあいつのことだと思います。彼女は雰囲気がエロくていいなって思って見ていたらアイコンタクトされてちょっと買いたくなったのはここだけの話です。

ちなみに隣に座ったホステスのババアは63でしたが、「50代にしか見えなよ！」とおだてると「ホテル行こうか」と耳打ちしてきて本当にキツかった。いきませんよ。途中で入ってきた行商の女が可愛かった。お惣菜いくらか聞いたらぼったくりだったから何も買わなかった。やれやれ、と僕はまずいお茶を飲みほした。（メモにそう書かれている。たぶん村上春樹の真似だな）

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