45. 豊橋ミステリー


豊橋。かつて幻といわれたチョンの間は、いまではすっかり現実のものとなり、多くの人たちにその存在が知られるようになった。


「あれを発見したときは興奮したよ」。そう振り返るのは裏風俗捜査官であり、古代生物学者でもあるモルダ氏だ。

00年代の終わりに、まとまった数で生息してる「ちょんの間」エリアが発見されるなど、常識で考えたらあり得ない話だった。 だが09年、アカデミズムが存在を否定する「ちょんの間」の生き残りが発見され、チンコを駆使してその内容が確認されたのである。

モルダ氏は、「これは私の成果ではなく、タレコミによるものだ。私はただそれに従ってスペルマを発射したに過ぎない」と、あくまで謙虚であったが、駅前の本サロ&支那エステも捜査し、豊橋裏風俗の明確な分類に貢献した功績は学会において認められるべきものであろう。

しかしだ。この豊橋裏風俗ショックはまだ完全解明されていなかったのだ。2008年度ゴールドメダリストのモルダ氏をもってしても完全解明が出来ない豊橋とは、いったいどういった世界なのか。ここに我々が独自入手したモルダ氏の手記があるので紹介しよう。




豊橋のチョンの間は2009年に解明したが、これが終わりの始まりで、ことはそんなに簡単ではなかった。

というのも、東田町の方もどうやらプレイが出来るらしいのだ。さらには、もう一か所プレイが出来るという未確認情報が出てきたのだ。

私はこれに形原温泉・蒲郡温泉を併せて、豊橋5大ミステリーとして捜査を行う事とした。これが2010年~のことで、一区切りつけたのが2019年だ。

5大のうち1つはカタが付いているので、残りの4つを調べるのだが、ここはそれ、詳らかに出来かねる部分もあるし、私もまだミステリーを解明しきれていないので(今後、出来る日が来るかもわからない)、事情ご賢察のうえで読み進めて頂きたい。

まず、東田の方であるが、これは当初より売春の匂いがしており、有楽町より黒っぽいという印象を持っていた。2009年の(163)のファイルに詳細を譲るが、当初狙っていたのは有楽町ではなく東田の方だった。

結局、ファイル(168)にあるようにタレコミによってプレイに成功したわけであるが、東田の方にもそれからほどなくしてタレコミが来たのである。非常に具体的なことが書かれており、眉唾ではないと思えた。何しろ(ココ)・(ココ)、営業の目印は(コレ)とまで書いてくれているのである。また、タレコミ人も真実であることを裏付けようとしたのか、前の通りには(このようになっています)という事例が書かれているである。事例というのは私も気になっていた「クルマ」のことである。過去3回の(このタレコミが来るまでに自ら3回目の東田捜査も行っていた。うまくいかなかったが、これは時間によるものであったと考えられる)捜査で気になっていた“このようになっている車の状況”に合点がいったのである。

タレコミを貰ってからは、はっきり覚えているだけで3回捜査をしている。写真の日付をみたら詳しい日時もわかるが、2016年が最後で都合3回行っている。だから東田は捜査として合計6回行っている。4回目、すなわちタレコミをもらってから1回目であるが、このとき(ココ)と(ココ)のうち、(ココ)で(コレ)を確認したので、私は心臓の鼓動を早めながら「ごめんください」と声を出したのだがプレイは叶わなかった。なぜそうなったのかは不明で、もしかしたら私が思い違いをしていた可能性もある。日を改めた5回目も(ココ)で(コレ)を確認するところまでいったが、やはりそれ以上は進めなかった。「ごめんください」と声を掛けるのだが、うんともすんともいわないのだ。6回目は(ココ)が無くなり(ココ)だけになっていて、(コレ)も無くなっていた。どうしようもなかったので撤収した。

それ以降、懲りずに7回目の訪問(捜査ではなくついでに寄っただけ)では、当該エリアの全体の状況自体がだいぶ変わっていた。もう終わったのだろう。

東田の方はタレコミからして黒なのだろうが、私は自分のチンコを駆使して確認しない事にはわからないという考えを持っているので、このスポットに関してはこれ以上のことは書けないということなのである。

もう今となってはプレイできないはずであるが、5大ミステリーを紐解くうえでプレイの仕組みが解明される可能性もないではない。(あちら)のほうで聞いたらたぶんいろいろ解るが、あまりこういうことを書くとトレジャーハンターが動いて方々に差しさわりが出るかもしれないので、東田についてはこれまでとして、ミステリー3のほうへ話を進める。

ミステリー3は豊橋駅前の旅館である。ファイル(169)にも書いた通り、豊橋には本サロ・本番エステ・立ちんぼなどもあり、本サロも一発屋と呼ばれたりもしていたので、これら松葉町の裏風俗が旅館とごっちゃになって、何が何だかわからなくなり、ある・ない・でたらめだ・昔の話だ、というエリア51UFO基地説みたになってしまっていたのだ。さらに悪いことに、松葉には見た目がすこぶる怪しい旅館が実在した。事実、「駅前旅館はこれを指すのではないか?」という推理を送ってくれた人もいる。

そもそもミステリー3の発端は塔の掲示板に「3つあるよ」と書いた人がいたからで、とうぜん書いた人は本当に知っていたのだと思われる。私は駅前旅館(便宜上、駅前旅館としておく)については、プレイはしていないことを断っておく。そして、私以外の信用できる人間がプレイした実績のある旅館でもない。様々なトレジャーハンターが報告してくれた内容の「これくらいまでは見てきました」「こうでした」ということしか知らないのである。


続いてミステリー4と5は形原・蒲郡の両温泉である。温泉街裏風俗として有名なものだ。しかし実際にプレイとなると、
1.高い。
2.ロマンもブルースもない。温泉のくせにラブホでホテトル遊びに限りなく近いものなる)。
3.若い女が来ない
4.ハードル高い。プレイに辿り着くのが遠く、なおかつ一泊せねばならない。ポン引きはいないので旅館かタクシーを仲介させるしかない。

といったデメリットが目立ち、リフレッシャーならびにそれを後追いするエセリフレッシャーが俎上に載せることはほとんどない。

一昔前のエロ雑誌には、よくレポートや3行ネタが乗っており、おそらくプレイは出来る(できた)のではないかと思う。わたしは、形原・蒲郡それぞれ1回ずつ見に行って調べたのだが、何も掴めなかった。三谷温泉も念のため行ったが、何もなかった(三谷も稀に3行ネタになることがあった)。

形原が最も怪しかったものの、今は昔の気がする。潰れたラブホがあったので、そこでプレイだったのかもしれない。温泉旅館はリーマンショックで大なる打撃を受けているので、08年以降は無くなってしまった可能性もある。

ということで、ミステリー3,4,5については真相は今のところ闇であるが、今後あらたな資料を手に入れて、明らかになる可能性も少なからずある。

もし、情報を持っている人がいたら、ご教授いただきたいと思う反面、地道に調べるのが捜査官の本筋なのかなとも思う。いずれにしても、すべての豊橋ミステリーを完全解明している人はおそらく居ないだろうし、未解明のこれらをつなぎ合わせて明らかにするのは、プレイは叶わないとしても机上のロマンとしてはやりがいのあることではないかと思うのである。



続きは次の水曜日くらいに。


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