指令:鶯谷で立ちんぼを購入せよ



鶯谷。昔は鶯が沢山いたのだろうか。今は鶯ではなく、立ちんぼが多数生息している。山の手線鶯谷駅は、日本で最も風俗関係者と風俗へ行く男の利用する割合が高いと言われる駅である。吉原へ向かう送迎車、ホテトル・デリヘル・たちんぼ、ラブホテル。これが鶯谷駅の全てといっても過言ではない。駅周辺には他に何もないのだ。

まあ、関西で言うところの雄琴駅みたいなもんですな。あまりに風俗イメージが強いから雄琴温泉駅に改名されたけど。ほんとにJR西日本は商売に敏感ですね。



で、私はこれから吉原へ向かうために、最寄り駅である鶯谷駅へやってきたわけだ。当然、鶯谷駅に降りたったのであるならば、まっすぐ吉原へ向かうわけには行かないだろう。この地に存在する非合法なセックスを調査しなければならない。




さて、どうしよう。ホテトル業者を当たると言うのも面白そうだが、ここでのホテトル遊びは、アンダーグラウンドではなく、誰もが気軽に利用できる状態であるという。となると、行ってもあまり面白くないだろう。そこそこ可愛い女がそこそこ高い金額で待ち合わせ場所へやってきて、手をつないでホテルへ行って一発しました。という内容になってしまう。 輩の皆様が求められているのは、植木鉢に植わっている花の話ではなく、その植木鉢の下には団子虫が何匹いるかという話なのだ。

となると、やはり立ちんぼか。私は、路地に蠢く立ちんぼの姿を求めて辺りを歩いてみることにした。

 ホテルばっかり。

デリヘルかホテトルかわからないが、女が歩いている。男と腕を組んでホテルに入る女の姿も。今日は金曜日である。 「部長!今日いっときますか!?」てなリーマンも多いのではないか・・・。あるいは、駅前でぼーっと立つサラリーマン風の男。デリの待ち合わせか、ソープの送迎待ちか。馬鹿だね。自分が立ちんぼになってるよ。写真撮ってやろ。

 股間を膨らませ佇むリーマン。

立ちんぼは、すぐに発見することができた。
ビルの軒下にウンチングスタイルでタバコを吹かすおばさん。推定40歳
ホテルの前でママチャリを並べて中国語でおしゃべりする3人組。推定35歳。
ホテルの前で紙袋を持ってウインクしてくるおばさん。推定45歳。
路地の端の立ちんぼ一等地でスローな動きで獲物を物色するおばさん。推定40歳。

全部で10人くらいいただろうか。全員、特に積極的ということも無かった。ううむ。ろくでもないババアばっかりだ。 こんなところでババア相手にスペルマを放出してしまうのは勿体無い。私は今夜、吉原でブルース溢れる旅館遊びをする予定なのだ。そして、明日は明日で午前中に大塚のエステへ行って午後からは東海道を西へ向かう予定なのだ。 いまから15時間で3回もセックスするのはちょっとつらい。

スペルマ発射に優先順位を付ければ1吉原2大塚3鶯谷となる。(もちろん、鶯谷でホテトル遊びをするのが一番まともな金の使い方であることは重々承知しています。)挿入してスペルマを出さないという手もあるが、最も出しやすい1回目で出さずに我慢出来るほど器用ではない。今日のモチベーションからして、たぶん入れたら一滴残らず出してしまうだろう。

なんだか言い訳がましいが、ま、そういうこと。




鶯谷を上から眺める。ブルース溢れるネオンである。ここにも毎日ドラマがある。

すいません。団子虫は触れませんでした。








捜査地点:ここらへん


捜査報告書:なんやねんこれ。グダグダや。



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