インポになれ
2010年4月×日、長官より緊急指令が下りた
指令:インポになれ
早速、捜査官が人体実験を試みた
なお、以下のファイルはすべてノンフィクションであることに留意されたい
*これは昔のファイルを引っ張り出して加筆修正しました。
世の中にはインポ(ED)を治すという薬があるが、逆にインポになる薬はあるのか。
もしあるのなら、奥さんが夕食のハンバーグに混ぜたりして、旦那を使い物にならなくするのに使えるんじゃないのか。
えー、今回はインポになるであろう薬を飲んで、意図的にインポ状態を作りだしてみるという人体実験をすることになっている。
アングロサクソン人が喜びそうな実験ですね。モルモットになるのは、もるだってゆう奴だ。もう少し解り易く言うとオレのことだ。
こいつは主に消化器科系で処方される薬で、少量であれば胃潰瘍に効くらしい。
しかし大量服用するとなぜか脳に作用して、いわゆる脳味噌系の薬のような効果が期待出来るというものだ。
なんかドーパミン云々が云々で作用するみたい。でも、とりあえずそんな専門的な話は置いておこう。本題はこの薬玉とインポの関係だ。
さっそく実験を開始することにした。
胃薬と言ってもキャベジンみたいにその辺で買えるわけではない。
ということで、まずブツを手に入れるためにキリコ先生の元を訪れた。
「センセ、薬玉をください」
キリコ先生は処方箋を書きながら、
「これはある程度の量を飲めば副作用でインポになる。とりあえず300m/日でいけ。大丈夫だから」と、300mを勧めてきた。
オレはそんなに飲んだら便秘の副作用が出そうだと思ったので、150m/日を主張してみた。
すると、「この薬は1日最大で1200mまでいける。300の倍の600mでも許容量の半分だ。
150m/日だとおそらく勃起不全にはならず、性欲には影響しない。現れる副作用の可能性は過食による肥満くらいだろう」と鼻で笑われる。
まあ、そんなことで、どうするか迷ったが、とりあえず150m/日を飲んでみることにしたよ。
あ、キリコ先生は元軍医でちゃんと医師免許持ってますよ。持って無いのはブラックジャックのほうだよ。
薬を飲んで数時間。消化器には効いてるのがわかる。さっき食ったばかりの
山崎製パンまるごとソーセージが綺麗さっぱり十二指腸へ押しやられ、今度はアメリカ人好みの下衆なハンバーガーが食いたくなってきた。
でもチンコは普通に立つ。まあこういった薬は効果が実感しにくいので、気長に待つことにした。
オナニーしたいのを我慢しながら毎日薬を飲み続ける。あああ、ムラムラする。
飲み続けること7日間。
あれ? そういえばオナニーしてなくない? もう何日だ? 3日くらいチンコ使ってない? あれ? カレンダー見たらもう7日目だよ。
ついにきたか??
試しにオナニーしてみた。全然気持ち良くない! 薬が効いてるぞ! これは!
思いっきりこすり続けてたら、急にちんちんがむず痒くなってきて、射精した。
射精の瞬間だけちょっと気持ちいい。でも気持ちよさはいつもの5分の1くらい。
鮭の放精ってこんなんかなって気分になった。
そのあとも暫く薬を飲んでたら、性欲は相変わらずゼロベースで、いわゆる「チンコがうずく」「ムラムラする」という状態にならないのだ。
エロDVDを見ても興奮しない。インポってゆうか性欲が無くなりますね。
これらの実験結果を早速キリコ先生に報告すると「150m/日だろ?効くか効かないかくらいの量だぜ?」と寝ボケたことを言われる。
あげく「それは他にEDの原因があるんじゃないか?」と言いだす始末。
試しに薬を抜くことにした。断薬3日目。性欲が50%くらい戻ってきた。オナニーしたら感度はいつもの50%くらい。
7日目くらいから普通の性欲に戻った。電車で前の席に座ってる女を見たらムラムラ来たから。
ほら、やっぱ薬のせいじゃん。
調査報告書:薬で安全に?インポになれます。
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