安浦でちょんの間に潜入せよ2

2010年3月×日、長官より緊急指令が下りた

指令:安浦でちょんの間に潜入せよ

早速、捜査官が横須賀へ向かった。
なお、以下のファイルはすべてノンフィクションであることに留意されたい



神奈川県横須賀市安浦町。東京ディズニーリゾートのせいで関西人には浦安と間違われることが多い。私も昔は安浦はディズニーの鼠や熊がいる不思議の国だと勘違いしていた。大人になってから、安浦は売春街(としての顔もあると)であり、大人の夢の国なんだと知った。

ディズニーランドで有名になった千葉県の浦安は、さぞかし嬉しい事だろうが、神奈川県の安浦は売春街として有名になってしまい、なんだかかわいそうな気もする。同じ東京湾の埋立地なのにこの格差。でも、ディズニーランドは東京にあると全国レベルで誤解されているから、本当にかわいそうなのは千葉県浦安のほうなのかもしれない。

私が神奈川県安浦を初めて訪問したのは2008年、ちょんの間紀行の時だ。(ファイルナンバー125参照)あの時は、ちょんの間は発見できず、もう壊滅したと結論した。

それから2年経った2010年、垂れこみがあった。


安浦はまだ存在しています

神奈川県在住です。安浦はまだ存在しています。夜10時以降に例の場所に行ってみて下さい。 おばちゃんが2名ほど立っています。おばちゃんから話しかけることはありません。 こちらからアプローチしてみてください。 相場は大体1万円です。肝心な女は・・・だとは思いますがw。




また、このようなニュースURLが張り付けられたタレコミもあった。

売春街消滅後も細々経営、容疑の風俗店摘発 横須賀 2010.1.13/売春の場所を提供していたとして神奈川県警に現行犯逮捕され、連行される経営者の女/1月13日午前0時、神奈川県横須賀市安浦町 違法風俗店を経営し、売春の場所を提供していたとして、神奈川県警生活保安課と横須賀署は12日、売春防止法違反(場所提供)容疑で、横須賀市安浦町の風俗店「姫」経営者、何某容疑者(71)を逮捕した。県警によると、「借金を返さなくてはいけないのでやっていた」と供述しているという。県警の調べによると、何某容疑者は12日夜、経営する売春店で、従業員の女(29)が男性客と売春する場所を提供した疑いが持たれている。県警によると、安浦町は昭和30〜40年代には売春街として、60店ほどの売春宿があったが、摘発などにより消滅。すでに住宅街となった場所で2、3店が細々と営業していた。同店は、1階にカウンターなどがあり、2階で売春を行っていた。料金は1回1万円で、20、30代の女性3人が働いていた。何某容疑者は「平成18年ごろからやっていた」と供述し、これまでに約3千万円の売り上げがあったとみられる。 県警は今後、残りの店も摘発する方針。(産経新聞)


まだ安浦のちょんの間が営業していたということにも驚いたが、それ以上に「早く行ってセックスしなければ」という思いに駆られた。いま行かなければ、消えてしまう。

事実、後者のタレコミをしてくれた彼は、私と同じ思いに駆られ(たかどうかはしらないが)、西日本から安浦までセックスをしに行ったが、発見できなかったそうだ。やはり摘発で息の根を止められたのだろうか。


いま行かなければ消えてしまう。

2ヶ月後の3月17日には再度の摘発があった。神奈川県警は本気だ。

売春部屋提供:容疑で店舗経営の女逮捕−−県警 /神奈川建物の1室を売春場所に貸したとして、県警生活保安課と横須賀署は17日、横須賀市安浦町3、売春店舗「茜」経営者、何某容疑者(56)を売春防止法違反(場所提供)容疑で現行犯逮捕した。逮捕容疑は16日午後10時半ごろ、自宅にも使用している同店で、日本人の女(47)が売春することを知りながら部屋を貸したとしている。「ギャンブル代を稼ぐために始めた」と容疑を認めているという。「茜」は住宅街の一角にある2階建ての元旅館。看板などはなく、売春店舗とは分からない造りだった。07年3月にも別の経営者が同法違反容疑で逮捕されている。何某容疑者は08年7月から月10万円の契約で建物を借り、これまでに約1800万円の売り上げがあったという。県警が家宅捜索をした16日夜には34〜59歳の4人の女が待機していた。 県警によると、安浦地区は戦前から、旧日本海軍の軍人ら向けの風俗街として発展。1950〜60年代には約60店舗があった。県警の取り締まりなどで00年ごろまでに数店舗に減少。今も1〜2店舗が残っているとみられ、1月にも摘発があった。(毎日新聞)


そして数日後、私は行くことにした。いま行かなければ、消えてしまう。もう手遅れかもしれない。

早朝の新幹線に乗って横浜を目指す。新横浜からJRなんとか線を経由して、なんとか駅から京急に乗った。駅の名前は忘れた。三浦半島を南へ、赤いラインの電車が走る。

金沢文庫・金沢八景、屏風ヶ浦、なんだかカッコいい駅名が多い京急。駅名というよりは地名か・・。

今日の目的地である安浦というのは、ちゃんと住所として存在する場所である。「目的地の地名が住所として存在する」そんなことは当たり前だと思うかもしれないが、風俗エリアは飛田や金津園、薄野のように俗称で呼ばれていることも多いのだ。

安浦という名前は、「安田」という人の名前と「浦」という港を意味する言葉を組み合わせて出来た地名だ。「出来た」というのは、安浦が大正12年にできた町だからだ。海岸を埋め立てて造った町だ。作ったのは安田という人物。だから安浦。 (参考:安田不動産HP)



横須賀中央で普通電車に乗り換え、横浜から約1時間で県立大学駅に着いた。駅に併設されたパン屋でパンを買った。おいしそうだと思ったが、食ったらたいしてうまくもなかった。ますます関東の飯が嫌いになった。

駅からは、海に向かって緩い下り坂で道が続いているおり、歩き続けると国道16号にぶつかる。



R16の青い道路標識には右折の案内が出ているが、かつては右折したらそこはもう海だったそうだ。埋め立てられて出来た町に、つけられた名前は平成町。埋め立ては92年だったらしい。 埋め立てて出来た安浦の町のさらに沖を埋め立てて新しい町を作ったのだ。


一度来たことがあるので、場所はわかっている。阿倍野再開発地区みたいに、高層マンションと普通の住宅街が道を隔てて同居している。(航空写真で見る)



まっすぐ伸びた道が、かつての区画を思わせる。海岸通り、中通り、あずま(東)通り、という名前で、海際に3本の道を敷いたことがわかる。



石畳の路地があちこちに。この街灯は当時のものだ。

 

赤い建物や青い建物が残っている。



正面には高層マンションが立っている。あそこは埋め立てられた平成町だ。

現在の海岸まで歩いてみることにした。GPSの表示によると、1キロ弱ある。







やがて、日が暮れて夜になった。そろそろセックスの時間だ。






中通りを歩く。2つめの四つ角でタバコをふかすおっさんに出会いがしらで遭遇した。突然の遭遇ではあったが、私にはこのおっさんがポン引きに見えた。立ち止まると、向こうも「おっ」と小さい声を発して立ち止まった。

「遊べるよ」

「やってますか」

「やってるよ」

初対面ではあるが、あうんの呼吸で話しはすすむ。これだけの会話で商談はまとまり、二人並んで目的地まで歩くことになった。

「何軒くらいあるんですか?」

「今は2軒、でも1軒は今日は休んでる。」

「昔はもっとありましたよね」

「ああ、昔はもっとあったよ。今は2軒。でもまた増えると思うけど」

二人で苦笑い。

「何時くらいからやってるんですか?」

「だいたい21時くらいからだと間違いないな」

「いくらですか」

「30分1万円。・・・・相場は30分1万円」

念を押すように言われる。もしかしたら、私が「5000円は・・」というのを警戒したのかもしれない。私は事前情報で数年前から10000円に値上がりしていると聞いていたので、5000円は口にしなかった。でも、知らなかったら、きっと聞いてただろう。

しばらく歩いて1軒のアルミサッシの家の前までやってきた。扉を開けて中に入ると、カウンターになっている。いちおうカモフラージュというやつか。カウンターの下に隠されたベルを押すおっさん。奥から50くらいのおばはんが出てきた。

「あらいらっしゃい」

ここでオレの身柄はおばはんへと引き渡され、おっさんは帰って行った。

靴を脱いで上がると、2階にあがって7番へ入るように言われた。2階には4部屋あり、それぞれ4畳半くらいで布団が敷かれている。1部屋は布団が乱れており、先ほどまでここでセックスが行われていたのかもしれない。

7番の部屋がないので、おばちゃんにきくと、2番に入るように言われた。 そして、しばらく待つようにとも。赤い電球の下で一人で座ってぼーっとする。時計を見ると20時34分を示している。

2〜3分まっただろうか。女が上がってきた。30代半ばくらいのスナックで働いていそうな女で、容姿は中くらい、体のラインは上くらいか。場末のちょんの間では場違いとも思えるエロい服を着ている。

女は部屋の入り口に座り、「どうします?」と聞いてきた。

なんのことかわからなかったので「時間のこと?」と聞き返す・・・が、すぐに気付いた。 「ああ、いいよ」

なんのことかと思ったが、これは顔見せである。「私でいいですか?」という意味だ。ここはチェンジが可能なのだ。顔見せチェンジ可能なちょんの間なんて、たぶん日本中でココと別府と上野町と石坂くらいじゃないか。

「お金は今?」

「うん」

あまり愛想のない女だ。これからお前を抱いてやるっていうのに。10000円札を提出すると、服を全部脱いで布団にはいって待つように言われた。

また5分くらい待っただろうか。暗くてカメラは映らない。露出設定をしようかと思ったが、そこまでするのもアレなので、ぼーっと、待つことにした。赤い光の中、耳を澄ましてみるが何も聞こえない。やがて女が戻ってきた。

特に会話もなく服を脱ぐ女。私が布団に寝転ぶと、女は背中を向けてゴムフェラを始めた。テクは中の下くらい。女の尻を触ったり、乳首をいじったりするが、女の反応とくに変わらず。触り易い位置にしてくれるわけでもなし。

しばらくフェラが続き、口が離れた。何も言わず交代の合図をする女。ローションはない。とりあえずマンコは綺麗にされているだろうと思い、責めることにした。指で触ると少し濡れており、舐めると女が感じ始めた。そしてチンコを入れる。マンコの具合は普通くらい。クンニの時はよく潤っていたのだが、あまり濡れてこない。あえぎ声もなく、淡々と進むセックス。ピストンを続けるが、作業のようなセックスで興奮しない。この女はいつもこんなセックスなんだろうか。どうやって射精しようか・・・。考えているとマンコがきつくなってきた。よし、このタイミングだ。ちょっと迷ったが、女に抱きついて耳元で「もういってもいい?」と囁いてみた。「女はいいよ」と言って、強く抱きしめてくれた。

2度3度とスペルマが飛び出す間、そして出尽くした後も、ずっと抱きしめてくれた。 抜いてウェッティで処理。30分間居れるみたいだ。布団に入って女と一緒に寝る。

アラームが鳴って服を着ることになった。帰り際、「気持ちよかったよ」と言うと、女は「口開けだから」と言って少しだけ笑った。

外に出たら9時14分だった。21時から3時くらいまでやっているそうだ。




黄金街が町田が堀之内が滅亡した神奈川県で、安浦の街だけは、まだ力尽きていなかった。

海際は平成町にとって代わられ、京急安浦駅は県立大学駅に改名され、あずま通りのゲートは撤去され、神奈川県警に摘発され、それでも彼奴はまだ生きている。安浦町の執念を見た気がした。

そして私は、安浦の町でチンコを挿入出来たことを、リフレッシャーとして嬉しく思う。


そのあと、ひと駅隣の横須賀中央へ行った。ここには、これまたニュースになった裏風俗がある。でも私は捜査をせず、サウナに直行した。きょうはもう満足した。安浦でセックスしたんだから。






捜査報告書:伝説の裏風俗で10000円也



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