和歌山で本サロの潜入捜査を行え


2007年1月×日、長官より緊急指令が下りた。

指令:和歌山で本サロの捜査をせよ

早速、捜査官が和歌山へ急行した。
なお、以下のファイルは全てノンフィクションであることに留意されたい



和歌山。潜入調査は、過去に2回ばかり行われている。
風俗は、繁華街から少し離れたところにソープランドが11軒ある。

しかしながらこの街には、ヘルスやサロン、ホテヘルという、もはや近代化には必須条件である、性風俗特殊営業2号営業の許可証(許可じゃないけどさ)を保有する産業が見当たらないのである。

和歌山市は面積210Ku・人口37万人を擁する国である。


ここで疑問が生じた。抜きたい男はソープへ行くしかないのか?繁華街からほど近い場所に、天王新地というチョンの間はあるが、とてもそれだけの男を受け入れるキャパシティはない。

11軒のソープの平均在籍人数が15人、一人平均8時間4日勤務として、1ヶ月に相手できる人数は64人×15人×11軒=10560人

和歌山の人口のうち男性は17万5千人である。セックスできる年齢は、そのうちの7割としても12万2千5百人である。

12万人相手しようと思えば12ヶ月かかってしまう。そうなればせっかく射精してスッキリした男も、再び最後尾に並ぶことになってしまい、いつまでたっても全員をスッキリさせることができない。

和歌山の男は常にもんもんとしているという計算になる。しかしながら和歌山市の政策として、和歌山市長が掲げているのは「安心・安全なまち」「優しいまち」「元気なまち」「快適なまち」「教育のまち」である。最優先で取り組むのは市北部へのインターチェンジ設置らしい。これはいったいどういうことか。(※1)


あるいは、ソープ以外の風俗は暗黙の了解で排除されているのか。トルコの軍艦を助けた(※2)ということで、トルコ政府の手前、トルコ風呂だけが認められているのだろうか。


和歌山のサカリのついた男が押しかけたソープで喧嘩が起こったり、射精できなかった男達が暴動を起こしたりしそうなものだが、新聞にそんな記事が乗っていた記憶は無い。


彼らは、辛抱たまらんようになったら大阪まで阪和道を飛ばすのだろうか。 はたまた海を渡って徳島まで行くのか?

しかし給料日あけの週末になると阪和道が渋滞したり、南海フェリーが 積み残しを出したとというニュースを聞いたことは無い。


ここで私はある仮説を提唱した。和歌山の男達はオナニーが大好きなのではないか。

確かに私の知人の和歌山出身のS君は、オナニーが大好きで1日に8回オナニーしたという記録を持っている。

この仮説の検証をするため、S君にメールしようとパソコンをひらいたときに、ある情報が飛び込んできたのである。

「和歌山には本サロ及びホテトルが根付いている」

嘘っぱちを書くことで有名なF新聞の記者からの情報の、さらに又聞きなので、ガセの可能性は十二分にある。

が、その詳細情報があまりにリアルだったため、捜査官の派遣が決定したのである。なんでも20代の女と当たり前のように、しかも廉価でセックスできるとか。ホンマかいな。

本当なら和歌山もんもんの謎も解けるのだが・・・。




さて捜査決行日。和歌山行きの電車に乗り込む捜査官。事務的な女の車掌から特急サザンの指定席を購入する(客がおらんくて1車両貸切なんですが・・。大丈夫か南海電鉄・・。)1時間後、和歌山着。和歌山市駅からソープ街の中を素通りし、繁華街へと足を伸ばす。

やはり風俗店は発見できない。韓国エステがあるのみ。かに道楽とワシントンホテルはあるんだけどな。


2時間は歩いただろうか。さすがに疲れてきた。本当は裏風俗など無いのではないか?そんな疑問が湧き上がってきた。いっそ、韓国エステに入ってみるか?いや、どうせ追加を払ったら射精のサービスがあるだけだろう。

まずい・・まずいぞ!エステに潜入して追加料金を払ったらローションで手コキしてくれました。たどたどしい日本語がかえって興奮しました。えへへ。などという報告書を書くわけには行かない。それでは趣味の延長線 で書かれた、しょうもない風俗記録をアップしているホームページと変わらないではないか。輩の皆さんは、そんなヌルい報告書では満足できないのだ。

さてどうしたものか。繁華街をぐるぐる廻って、なんとか1軒だけポツンとピンクの看板を出している、サロンのような店を発見する。

見たところは普通のサロンのように見える。とりあえず接近してセックス出来るのか聞いてみよう。

店の入り口には軽自動車が横付けされ、なにやらウインドウ越しに客らしき青年とおっさんが会話している。

それを待って話をしようと思っていたら、軽自動車は発進した。ここで捜査官のチンコレーダーが、この不穏な動きに反応を示した!とりあえず車の後を追ってみることにした。

どうも、交渉が決裂し、軽自動車の青年は他の店に移動したように思えたのだ。


はたして予想は当たった。小走りに後を追うと、50Mほど離れた地点で 再び車が止まり、それに呼応するかのように一人の男が車に接近したではないか!!

こ、こ、こ、これは!捜査官の興奮は頂点に達していた。さきほどから何度か歩いたココが、本サロ地帯だったのだ!

一見、店はどこにもない。しかし、正しくここが店なのだ!


車の青年は話がまとまったようで、車を降りると、民家と思われる建物へ入っていった。

なんということだ!普通のボロ家にしか見えない建物でセックスが行われていたのだ!


興奮しながらあたりを歩いてみる。すると、明らかに不自然に軒先に完全防寒で立つおっさんの姿を4箇所ほどで確認することが出来た。 前を通っても別段声がかかるわけではない。はっきりいって何処が入り口かもわからない。


むう、これは潜入しがいのある捜査だ。

1周廻って、さきほどの店の前までくると、前に立っていた男に話しかけてみる。

男 「どうですか?」

捜査官 「ここは何処までできるの?」

男 「ゴム付けて最後まで」

ああ、遂に聞けたよ。この一言をどれほど待っていたことか。

捜査官 「いくら?」

男 「30分で10000円」

男 「20代の細い子いるよ」

男 「顔は好みがあるから一概に可愛いとはいえないけど」

男は柔らかい物腰で、たんたんと説明を進める。断る理由は無かった。


建物の中に入ると、狭く薄暗い部屋の隅に階段が付いている。戸惑っていると、中からオバちゃんが出てきて、先にたって歩き始めた。その階段で2階へあがる。

2階は板で仕切られた小部屋が4部屋ほどあり、中にはベットがある。 完全個室にはなっておらず、ヘルス風に内装されたサロンと同じようなつくりである。

オバちゃんすぐに去っていった。特にやり手ババアといった訳でもなさそうだ。従業員か?家主か?隣と向かいの部屋には既に客が入っており、派手な女のあえぎ声が聞こえる。チンコの突きに合わせたリアルなあえぎに興奮が高まる。

やがて、Mという名前の女が現れた。顔はイマイチだったが、細い体で年齢も20代と見て取れた。

お互い全裸となり、生フェラが始まる。ウェッティなしの即尺である。フェラはあまり上手でなく、チンコが立たない。ヘタクソ過ぎたら逆に興奮して立つんだけどな。

半立ちになったところで、さっさとゴムをつけてもらい、騎乗でむりやり挿入してもらう。しばらく腰をふってもらい、いったん抜いて正上位へ。

しばらく奥突きをして楽しんでから、カクカクっと腰を振ってゴムの中に3日分のスペルマを発射した。いい匂いのする女だっただけに、顔が好みでなかったのが残念だ。最近、髪の毛のいい匂いに興奮を覚える捜査官である。


先にプレイを始めていた隣の部屋の親父客と、店を出るときは一緒になるという早漏っぷりを見せ付けて外へ出た。帰り際、他にもギャル風味の若い女がいたことも確認した。


和歌山の本サロ。ネタは本物だった。

この報告書はXファイルであるにもかかわらず、24時間365日全世界で閲覧可能なわけであるが、閲覧者は極めて少ないので、これを知った男達で、和歌山行きの電車が混雑することはなかろう。





捜査報告書:フェラ&セックスで10000円也


※1)違ってたらご一報を

※2)1890年、オスマントルコの軍艦が和歌山沖で座礁して、近くの村の住民が救助活動を行ったというもの。トルコでは教科書にも載っている有名な話。1980年代のイランイラク戦争の際には、トルコ航空が特別機を出して  サダムフセインの暴挙から日本人を救出するなど、闇でトルコと日本は仲がいいのである。



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