梅田で外国人の調査をせよ


2005年5月×日。長官より緊急指令が下りた。

指令:梅田で怪しいポン引きと交渉して女を購入せよ

早速、捜査官がネゴシエーションへ向かった。
なお、以下のファイルは全てノンフィクションであることに留意されたい



某週末。深夜零時。 某雑誌で紹介された某バーでトマジューのソーダ割を飲んで、まったりとた時間を貪る。


本日の捜査は、ここら近辺を徘徊するポン引きと交渉して、東南アジアなお姉さんを出来うる限り廉価で購入するというものである。なんとも不純な買い物であるが、売っているのだから別に良かろう。その筋の人が聞くと血相を変えて抗議してきそうだが、ここ、兎我野町は治外法権が適用される多国籍地帯なので気にすることは無い。

このゾーンには、ポン引きと同時にボッタクラーもいるので注意が必要である。外見からはその区別が付かないので、話の内容から判断するしかない。 複数の知り合いがここで竹の子はぎにあったということも聞いている。

だったらそんなリスクを背負ってまでポン引きから買うなという話だが、捜査なので仕方が無い。ま、ボッタクリ店の強制捜査では無いのでいいが。強制捜査は2度としたくない(笑



通りに立っているタイ人を一通りチェック。一人、国籍不明の女性が携帯電話で話をしている。たちんぼかどうか分からないが、捜査官の勘では、立ちんぼのように見える。ミニスカートから伸びた足がそそる。この女を買いたいものだ。

しばらくあたりをぶらついてみるが、ポン引のすがたも見られない。時間的にはも最もポン引きが出没する時間なのだが。


歩道のガードレールに腰かけて、しばらくぼーっとしてみる。
そこへ白いスウェットを着た30代と思しき男性が接近。

「お兄さん、どう?」

むむっ。するどいな。私が女を買いに来たことがなぜわかったのだろう。 (それ以外の目的で、こんなとこに、こんな時間に一人でいる人間はおらんか・・)

「何人?」との問いには「東南アジア」という答えが返ってきた。日本人はいないのかと聞いたが、自分は外国人しか管理していないと言う。価格は2万+ホテル代8千円。

8千円はホテル代だが、それは変えられないようだ。この時間でも休憩料金で入れる安いホテルはあるのだが、なにか制約があり、ホテルが限られているようだ。となると2万のうちの女の取り分かこの男の取り分を減らすということになる。

私は、「自分は女を買いに来た。今日はスペルマもたまっており、射精するのは時間の問題だ」的オーラを出しながらも、「予算に都合がつかないから、たちんぼ女と直接交渉する」とその場を離れるフリをする。

男は、あわてて私の行く手を遮り、17までディスカウントしてきた。合計で25である。私は迷うことなく、「予算オーバーだからやめとく」といって、立ち去ろうとする。

男はまたしても私の前に回り込み、「わかった、じゃあ女の子と取り分は15。これでどう?」

「アンタの取り分入って無いやん」とは口にせず、立ち止まって考えるふりをする。合計2万3千円は決して安い部類ではない。女と直接交渉をすれば、もっと安いホテルに入ることも可能である。

女の種類を聞いてみると、ある程度は好みの女を手配できるという。私は、細くて派手なギャル系の女はいるのかと聞いてみた。

男は自信ありげに「いる」といい、携帯を取り出してどこかへ電話をかけ始めた。そして日本語で時間あるか・・などと聞き、電話を切ると、私に向かって「空いてるよ。お兄さん好みの子が」と一言。

しばし考えている私のそばで、この男、「じゃあ決まり。行きましょう」といって先にたって歩き出す。考える隙を与えない男のクロージングはなかなか見事であり、私は男の後について歩き始めてしまった。



ホテルへ移動しながら男と話をする。
この男、以前は少しはなれたエリアで日本人のオバハンを使ってやっていたらしい。そのエリアもまたボッタクリがいることで有名なところである。こっちのゾーンはまだ始めたばかりで詳しく知らないといっていた。ここらの女の国籍はどうなのか?などと私にいろいろ聞いてくる。どうやら私がリフレッシャーであることを見抜いているようだ。

完全に男に主導権を持っていかれており、私はボッタクリが少し心配になってきた。電話をかけて安心させる手口はボッタクラーの常套手段である。

ホテルの前の道には少しはなれて黒塗りの車が止まっており、中に誰かが乗っている。

男2人。あきらかにおかしなシュチュエーションなのだが、フロントのおばちゃんは、いたって普通にフロント業務をこなしている。男はエレベーターまで付いてきて、部屋番号を確認、そしてここで前金を要求してきたのだ。

ありえない。
プレイ前に男に全額を払うことはボッタクリの法則からは絶対にしてはいけないことである。しかもエレベーターに乗り込んでからの話。チンコが期待で膨らんで間違った判断を起こしやすい一瞬であり、閉まろうとするエレベーターの扉が気を焦らせる状況。

私は「それは変わったシステムやね」と言ってみる。

男は、私が何を言わんとしているのかすぐに理解した様子で、「自分も騙されたこと有るから気持ちはわかるけど、自分はずっとこうしてやってきてるから」と、強気の姿勢で返してくる。

携帯を取り出してカマしをかける手もあったが、もしボッタクリじゃなかった場合、角がたってしまう。

考える時間は無い。即断。

「わかった、今日はお兄さんを信用するよ」

男が金を受け取った瞬間、エレベーターの扉はしまり、上昇を始めた。

これは天国への誘いなのか。
それとも地獄へと案内されるのか。


指定された部屋へ入る。もどかしい時間が過ぎていく。

5分経ち、不安が募ってきた。

10分経ち、これはやられたかなと。

15分経ち、ボッタクリを確信する。久しぶりにやってしまった。体が激しく脱力していく。

帰ろうかと思ったが、ホテル代は払っているので、しばらく寝ていくことにする。ベッドに横になって、ぼーっとする。

しかし!そのとき!呼び鈴がなったのだ!


私はベッドから飛び起き、部屋の扉を開けた。そこには私の指定したとおりの派手な女が立っている。女は息を切らしながら、電話を取り出してかけ始めた。客の確認である。

電話を渡されたので代わると、先ほどのポン引きである。私は嬉しさのあまり、この男にお礼を言ってしまった。男は笑いながら「ごゆっくり」と言ってくれた。


女とビールを飲んで、話をする。多国籍系の飲み屋で働いている女で、話が上手だ。名刺を渡され、携帯番号を無理やり登録させられる。こんど飲みにいこっかな。もしかして費用対効果は最良の出会い系かも。そんな気がしてきた。総じて南米人や東南アジア人は仕事熱心ですからね。

シャワーも浴びず、そのままベッドへ。女のスタイルや化粧は私の指定どおりのもので、ポン引き男の仕事っぷりには感服した。すまん疑って。

サービスのいい女でみっちりとフェラーリしてくれる。このフェらがまた上手で、おじさんは早くも行きそうになる。普通のセックスを楽しめそうだと思った私は、ゴムに手を伸ばし、装着。女はゴムの上からもフェらをしてくる。

挿入。すでに潤っていたので、軽くマンコを舐めるだけでチンコを放り込む。

女の腹には妊娠線が残っており、子供を生んだことがわかる。胸が感じるようで、下から強くモミもみ。どうもシリコンっぽい感触だったが。

正常位で女は一度イき、私も一緒に行こうかと思ったが、タイミング的に間に合いそうに無かったので、一人でイってもらう。イく瞬間、膣が激しく収縮し、チンコの先から液が飛び出しそうになったが、少量のスペルマを出すだけで踏みとどまる。ゴム付きの場合は感度は低いが、それを利用してこういう技も使えますからね。

ホテルに泊まっていけるという安心感もあり、サルのように腰を振る。なんだかんだでそうとう長い間ハメあっていたようだ。サウナに入ったときのように汗が流れている。



女はシャワーを浴びている。私は眠くなったのでそのまま眠りにつく。帰り際、半分夢の中の私のチンコにキスをして女は帰っていった。



翌朝、フロントのおばちゃんは相変わらず淡々としている。正直にビールを飲んだことを申告して金を払い、外へ出た。


昨日と変わらない光景がある。24時間眠らない街は、いつが始まりでもない。帰るのか出勤なのかわからない派手な女が歩いている。




捜査報告書:タイ人との週末SEX。23000円也


りふれっしゅトップへ/1つ戻る