梅田で外国人の調査をせよ


2003年8月×日。長官より緊急指令が下りた

指令:金髪の外人と交渉してSEXしてこい

早速、捜査官が捜査へ向かった。
なお、以下のファイルは全てノンフィクションであることに留意されたい



クソ暑い夏の夜。
捜査官は大阪キタの兎我野町に来ていた。 本日の捜査は外国人(金髪限定)である。

このあたり一帯は、外国人の立ちんぼゾーンがある事で有名なのだが、最近、 『ブロンド髪の露出の激しい外国籍の方々が暇そうに立っている』という垂れ込み情報があったのだ。
捜査当局も、この周辺ではアジア系の女しか確認していなかったので、これには驚いた。

ここの所、チンコの立ちが悪いため、捜査の一線からは遠ざかっていた捜査官であるが、 そんな情報を入手したら是が非でも行かねばなるまい。

てなことで、現場までやってきましたが・・・。さて。


時刻は午後10時。とりあえず デイリーストアでリポビタンDを購入し、一気に飲み干す。タウリン1000mg 配合。岩登りのCMが有名だが、成分表示を見る限りでは、夜の捜査向きだと思うけどなあ・・。
などと下らない事を考えながら歩き出す。

この地区に立ちんぼゾーンは数箇所ある。一通り回ってみたのだが、今日はなぜか1箇所にしか女が居ない。 暗がりの中で、タイ人と思われる女が3人ほど立っている。 その中に、オレ好みのお姉様フェロモン発散させている女がいた。

えっと、この女買いたいんですけど・・。

だが・・・今日は『金髪の女と交渉してSEX』でないと駄目なのだ。 「タイ人のお姉さんと楽しんできました。スッキリしました。」 などと報告をしたら、耳の肥えた輩を満足させることは出来ないどころか、 落とし前としてゲイの店に潜入させられるのは目に見えている。

お姉様の誘惑を振り切って、風俗エリアの中心部へと足を向ける。

金髪を求めてあちこち歩いてみるが、そんな集団はどこにも居ない。おかしいな・・。

そうこうしている内に、赤色灯を炊いた覆面パトカーと寺井巡査風の警察官がやってきて、 意味ありげに四つ角に仁王立ちになる。

そっか、今日は週末だっけか? 仕事熱心なのは結構だが、 このままでは、綿密な計画の下に行われている本日の潜入捜査が台無しになってしまう。 大阪府警も独自に動かず、こちらの捜査に少しは協力してもらいたいものである。

しかし、寺井巡査は四つ角から動こうとしない。 こうなっては仕方がない。一時退却することにした。


2時間ばかし時間をつぶして深夜12時。 再び風俗ゾーンへ。
警察官とパトカーは居なくなっていた。

タイ人の数が5人くらいに増えている。そのそばを素通りしてホテル街の方へ向かう。 ホテル街のほうが匂うのである。 長年、捜査活動をしていると、繁華街特有の空気を読み取ることが出来るのだ。 オレの自慢できない特技8個のうちの1つだ。

と、そのとき。 一人の露出の激しい外国人が視界に入った。 即座に捜査官のチンコレーダーがピクリと反応。これは間違いないでしょう。 そのまま路地を入っていくと・・・ いました! 金髪の外人がたむろっている。人数は10以上は居るだろう。

ドキドキしながら、そのあたりをぶらぶら歩いてみる。が、一向に声がかからない。 思い切って目を合わせてみても、誘われる気配は1mmもない。
いつものことだが、若者の格好をしているので、声がかからないのだ。
ううむ。じゃ、こっちから交渉だ。 4、5人の集団に接近。白いパンツの大柄な女に喋りかけてみる。

「遊べるの?」

『何処行きたい?』

「いや・・、遊べるの?」

『何したい?』

「いや、だから遊びたいんやけど・・」

『何処行きたい?』

「何処って・・・」

『何処行きたい?』

恐らく自分から際どい単語を口にしてはいけないと教育されているのだろう。 そこで、こちらから「ホテル行きたい」と言ってみた。
女は待ってましたとばかりに『OK!』ときたもんだ(笑)。

さて、次は値段の交渉である。日本国内の金髪女の相場は60分・約20本である。そこからホテル代が約4000円として合計24本と踏んだ。今日は暇そうなので値切ってコミコミ20本。

オレの小脳は、約0.8秒で日本国における、この女の本日付の適正価格をはじき出した。

「幾らなん?」

『●●円』

「ホテル代は?」

『ホテルは別。8千円』

この女、日本の貨幣価値を知っているのか?

えらく強気の姿勢だ。オレの経験上、こういう場面では、ここぞとばかりに営業されることが多いのだが・・。 いつだったか聞いた、 ラテン系の民族は仕事熱心なやつが少ない。という経営評論家のセリフが頭に浮かぶ。

周りに居るほかの女は、オレが交渉中なのに、まったく自分を売り込もうとしない。当の交渉中の女も、「嫌ならいいのよ」とでも言い出しそうな雰囲気である。
これは厳しくなってきたぞ。しかもこの女、はっきり言ってあまり可愛くない。
オレがとりあえず「金ない」と言うと、女は『安いところで5千円』ときた。 安いところとは、恐らくHという売春宿のことだろう。ラブホのほうがいいが、この際仕方がない。これ以上交渉を長引かせても平行線だろう。

しぶしぶ首を縦に振るオレ。 こうなると、ますますこの女がかわいくなく思えてきた。 まあいいや。さっさと一発して報告書を上げてしまおう。

売春宿までは約20M。歩きながら、女はオレの年齢を聞いてきた。 オレが2?歳だと言うと、女は『オウ!ウソウソ!20くらい!』 『あなた、20!20くらい!』と嬉しい事を言ってくれた。
風俗嬢とゲイの人にだけは、いつも若く見られる捜査官である。


フロントで金を払い、個室へ。この宿は、以前に利用したことがあるので、勝手はわかっている。
一人でシャワーを浴びて戻ってくると、女は裸になって待っていた。
女は日本語が非常に上手で、問題なく日本語で意思の疎通が出来た。 国籍はロシアとのこと。
女は、脱ぐと外人特有のナイス過ぎるバディであることが発覚。オレのチンコを激しく萎えさせた。 はちきれそうな乳を見ていると、おなかが一杯になってきた。ヤバイ・・。

どんどんやる気の無くなっていくオレに対し、 女はちゃきちゃきと仕事を進めていく。

洗面台でマンコを洗うと、いきなりゴムに手を伸ばし、袋を破き始めた。 噂に聞く回転寿司セックスである。

全く立っていないチンコに無理やりスキンをつけ、手コキをはじめるロシア人。 痛々しい剃り跡を残したでっかいマンコを眺めながら早く帰りたいモードに入っている日本人。

ああ、こんなところにも文化の差があったのか・・。

そして、立つ気配のないチンコにロシア人はあっさり白旗を揚げた。
時間にして約45秒。おい、もっと粘れよ!ロシア人(笑)

「ドウシテ?ドウシテ?」

「ナンデタタナイ?」

ドウシテって・・
ああ、SEXはこんなにも苦痛なものなのか。やりたいやりたいと騒いでいる男と替われるなら 替わりたい。
昔は立てようと思えば男相手でもたったんだけど、最近マジでインポ気味で・・。

しかし、ここでロシア人は予想外の事を口にした。

「ナマでするか?」

「なま」 の一言にオレのチンコは即座に臨戦態勢に入り、半立ちになる。 どうする?生でやるか? ナマは気持ちいいぞ?おちつけ、ここは売春宿だ。相手はロシア人娼婦。 しかも濡れていないマンコだぜ?それより病気が怖いじゃんか。

オレの大脳は、この難問の回答を出すのに約3秒の時間を要した。


オレは「今日はもういいよ」といいスキンをはすした。

女は 「出ない?もういいか?出ない?」

うるさいので適当にシカトをするオレ。

女はなぜか上機嫌でロシア民謡に合わせて腰を振って踊っている。オレにも踊ってほしそうに ケツをあわしてきたが、アホらしくて踊る気分にはなれなかった。 あ、ロシア民謡ってのはもちろんオレの推測ですよ。

「これから何処へ行く?」 「飲みに行く?」 「何処の店行く?」
やたらおしゃべりな女だ。誰も飲みに行くなんて言って無いのに。 適当に返事をするが、若者の日本語があまり理解できない様子。 めんどくさくなってきたので、英語に切り替える。 なんだかオレが英語をしゃべれる人みたいだが、そんなことはない。 何度も言うが、アメリカ語が少々使えるだけだ。

爆弾サイズの乳を服の中に押し込めながら、やはり上機嫌なロシア人。 何がそんなに彼女を陽気にさせているのかオレにはさっぱりわからない。
これが民族の違いというものなのか・・。 だとしたら日本人は傍から見たらノリの悪い民族なんだろうなあ・・。 どうでもいいけど。

帰りのエレベーター内。
1階に下りるまでに途中の階で止まり、扉が開いた。 そのフロアはカラオケ店になっており、会社員風の男女3人組が乗り込んできた。
でっかい金髪の白人女と、明らかに不釣合いな若者が乗っているので、エレベーター内は 暗黙の了解で無言の密室となる。そんな気にしなくても、アンタの予想通り売った女と買った男 だよ!

エレベーターが一階に付くと、女は再び売春ゾーンへと戻っていった。


捜査報告書:45秒のチンコいじりで25.3本也


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