銚子で連れ出しスナックの捜査を行え


2017年5月×日、長官より緊急指令が下りた

指令:ベルト地帯の東を調べろ

早速、捜査官が現場へ向かった。
なお、以下のファイルは全てノンフィクションであることに留意されたい。


さて、銚子は田中町だ。どこだよそれっていう無教養な人は日本列島の「くの字」の真ん中らへんの外側の先っぽをイメージしてくれたらいい。 海が近いのでカツオの水揚げ港とかで有名なあたりだ。

田中町には赤線があったらしく、レトロ街歩きをする人にはそこそこ有名かもしれない。まあ、赤線を系譜に持つ正統派の裏風俗地帯ということで リフレッシャーとしても隅に置けないエリアだ。私は2011年にタレコミを貰って裏風俗があることを知った。それまでは全く知らなかった。

上級以上にはそれなりに有名どころみたいなんだが、なぜかここも過去のムック本にはあまり登場しない。 それは連れ出しの敷居が高いからだと思う。店があってやり手婆がいて、誰でも行って簡単に遊べるわけではないのだ。 西日本でいえばまあ、加賀温泉郷くらいのレベルじゃないかと思う。

昨今はネットのパクりサイトが問題になっているが、それは裏風俗界隈でもそうで、しかも今に始まった事ではない。 誰かが取材して記事にしたら、それをパクって別の媒体で記事や漫画にするというのが紙の情報の時代でも当たり前に行われていたのだ。 ネタをパクるだけではなく、まともに取材せずに適当に書いたであろうものも沢山あった。ましてプレイの敷居が高かったら尚更だ。 だから、加賀温泉郷なんかは今でも「田んぼの真ん中にある民家で一発する」という15年以上前の腐ったネタが賞味期限内であるかのように市場に出回ってしまっている。

で、田中町なんだが、ネットで調べたら結構出てくるが、大半はアフィやSEOスパムなので役には立たない。 そもそもこいつらのパクリ先がオレのデータベースなんだからどうしようもない。 困ったときの掲示板にも情報は少ない。やはり千葉の果てとか田舎だから二次元の世界でも過疎ってるのか。

私がこのネタを知ったのは先に書いたようにタレコミなんだが、 飲みに重きが置かれている様子なので当時は食指が動かなかった。 そして日ピンにレポが上がったので、まあいっかみたいな気分になってそのまま忘れていたのだ。やっぱり飲まないとダメな感じみたいだし。

そんで5年くらい経って、こないだの水島もそうだが、気になっているエリアを潰しておこうかと思ったのだ。 丁寧なタレコミメールを送ってきたエフさん(仮名)が「どうか貴殿のお力で田中町のスナック街の闇に包まれたベールを丸裸にして下さい」 というのがこの5年間心の隅にひっかかっているというのもあった。



行ってみた。


 夜の田中町

時刻は22時だ。この時間につくように時間配分してやってきた。ここに至る道中のことはめんどくさいので書かない。 いきなり本筋からだ。 とりあえずさっき巴っていうパチンコ屋で身だしなみを整えて、パンツもきれいにしておいた。 もしかしたら奇跡が起きて可愛いタイ人と泊りになるかもしれんからな。 捜査地点はタイ人太平洋ベルト地帯に属するエリアなのだ。

まずは千葉県内で手配したトヨタの車で町をぐるりと一周。 盛り場の割にはずいぶん店が少ない。商店街らしきメインストリートがあって、その裏側あたりに路地がいくつかあり、スナックになっているようだ。 店の数にしたらタクシーの数と人出はまあまあといったところか。やたら路駐している車が多い。

路地を車でぐるぐる回っていたら後ろから赤ランプが。おっと初っ端から職務質問だ。拡声器で指示を受ける。

「ちょっと止まってくれる。もうちょい前いって、はいそこで結構です」

車を止めると2人組のおまわりがパトカーから降りてこちらへやってきた。 懐中電灯をぶら下げた目つきの鋭いおまわりに質問される。

「どちら行かれるんですか」

何時もの返答に困る質問だが、適当に答えていく。今日はおかしな薬(勃起促進薬です)も持ってないし。 こちらからも逆に質問してみたが殆どまともに答えてくれなかった。 まあ、外国人が売春している施設について答えるおまわりなんかいないだろうけど。 「私ら所轄ではなく本局なんですよ、そんなにここらは解らんですね」とか言われる。 そして免許証を提示せよという話に強引に持っていかれる。ムカつくなこいつら。ヘラヘラヘラヘラ笑いやがって。 だから犬顔のお巡り嫌いなんだよ。 だいたい犬っぽい顔のは仕事が出来て猫っぽいのは仕事が出来ないという警察官の統計があるからな。 まあ、おまわりとの話はどうでもいい。いろいろ確認が済むと白だったから去っていったということだ。

しかし――。なんというか幸先悪い。おまわりは、こちらが黒だと睨んで声をかけたところ予想反して白だったということだが、 私だってはるばる大阪からやってきているんだから田中町が黒でなかったら困る。 いや、正確に言うと確実に検挙できる黒でないと困るわけだ。リフレッシャーが満足するような裏風俗でないと。

さっきのおまわりの気持ちがなんとなくわからんでもないな。もちろん彼だって本当は悪者は居ない方がいいと思っているだろう。 私だって田中町が黒であってほしいが、でも白であればババアやバケモンと寝なくて済むという心の内もある。 本心を言うと霞ケ浦の向こう側にある土浦のソープで田舎のアホッぽいの丸出しの金髪ギャルと寝たい。こりこりマンコを舐めたい。複雑な心境だ。


気持ちを切り替えるのに10分くらいかかった。これはもう駄目かもわからん。モチベーションが上がらない。

重い足取りでとりあえず歩いてみる。スナックの大半は韓国・中国系のようだ。タイスナックはないかと探したが見当たらない。数は全部で15〜20店くらいだろうか。 客は入っているようで、どの店からもおっさんのカラオケが聞こえてくる。 スナック以外はタイのマッサージの店が2つ。タイ飯屋が1つ。中華の飯屋が1つ。

 スナック街の中心部の様子

やはりというか、飲まないとダメな雰囲気だ。0.2%くらいの可能性でポン引きとかいてるかと思ったんだけどな。

まあ、昔から飲まないとプレイできなかったようで、参考にしたムック本の最古記事は14年前のものだ。 その時点で飲まないとダメなシステムとして書かれている。 ただ、飲み代は要らず(1000円だけとの情報も他で見かけた)、 飲みながら女を吟味でき、どちらかというとママの方から「どの女にするか」くらいの事を聞かれるという素晴らしいシステムだったようだ。 豊平川のちょっと敷居が高いバージョンくらいか。女は全員タイ人だったそうだ。

その次に参考にした漫画によると、これは何年前の取材なのか不明で、実際に取材したかどうかも不明だが、仮にこれが事実を述べているとすると、 かなり警戒が厳しくなっており、だいぶ頑張ってママに話を通さないと連れ出せないと描かれている。女は外国人。

その次の参考にしたのは私のもとに届いた詳細なタレコミだが、直球で「こちらのお店の女性は連れ出して外でSEXする事は出来ますか?」 と聞いて答えてくれないというのだから、これはもうだいぶ裏風俗から離れてきている。 裏風俗というのは元来直球で勝負できるものなのだ。どこまでかをストレートに問うと、「ええ、本番です」と剛速球で返される場合はもちろん、 言葉を濁しながらもそれっぽいことを答えてくれる。だって 女を売っていて、できれば買ってほしいわけだから。そして買いに来た客が目の前にいるのだから。 それが、飲みがメインで女はできれば買って欲しくないというなら、それはもはや裏風俗とは言えなくなってくる。

何をガタガタ言ってるんだと思われるかもしれないが、私はこの辺のこだわりがあるんですよ。 たぶん私だけじゃなくて殆どのリフレッシャーがそうだと思いますよ。

そして、その次の参考資料が日ピン研だが、プレイに至るまでの流れはさらに厳しくなっている感じだが、商品となる女が出色である。 これを読んだらちょっと行きたくなるよね。気になる人は日ピンで読んでくれ。

そして、それからさらに5年が経過して今は2017年、平成29年だ。状況が良くなっている事はないだろう。 風俗環境浄化推進派には良くなっているといえるのだろうけど。そう考えたら田中町も赤線廃止からもう60年経てるわけだから、 土地の浄化には時間がかかるもんなんですな。


路駐している車のナンバーを調べるが、地元ナンバーばかりだ。他府県ナンバーがあれば心盛り上がるのだが。

続いてタクシーを観察する。女と男の二人を乗せて発車するタクシーはないか、じっと道端で見ていたが怪しいところはなかった。 客を送っているだけだ。プレイをするのはラブホだが、このラブホはかなり離れているとのこと。探すことは困難だからラブホの張り込みは諦める。

次に店に接近することにした。店の前には女が立って携帯で話をしたりしている。しかし客を引いている訳ではない。 目が合っても話しかけてこない。みたところ中国人だな。会話も中国語だ。男の客引きは一人もいない。

しばらく店の密集地帯を行ったり来たりして可愛い小麦色のギャルがいないか探したがマジで不細工な中国人しかいない。 店から出てきたホステスの後をつけたが中華のご飯屋に入っていっただけだった。タイ飯屋も覗いたが客が一人もいいなかった。

さあ、どうすっぺか……。



ぼんやり作戦を考える。やる気が出ない。東京方面来たらいっつもやる気が出ないな。関東ローム層の赤土のせいかな。

1軒づつ「お宅はセックスできるんですか? 飲まずに遊びだけはできますか?」と聞いて回ればいいのだが、これは本当にきついのだ。考えてもみたまえ、 飛び込み営業の比ではないだろう。相当に高いモチベーションがいとできない。 タレコミ人のエフさんも「多数の店をシラミ潰しドア越しに声をかけるのに莫大なエネルギーを使う」「スナックに飛び込めた自分が漢だと思う」 と書いているが、その気持ちはよくわかる。

今日は気分出ないしなあ。

奥の方にあるピノキオという店が南米とか東南アジアの外国人がいそうな雰囲気を出している(中国系の飾りつけではないというだけだが)。 2回前を通る。1セット5000円。ピノキオでお茶を濁すか・・。

しかし仮に連れ出しが出来たからといってどうなんだ? ミナミの韓国ラウンジで飲んでアフターで女に金握らせて一発するのと変わらないだろ? それじゃあなあ……。

うーん、でも、太平洋ベルト地帯の西端である鳥羽でも、同じようなこと言って入らなかったっけ。うーーーん。 せめてタイ人の姿を一人でも見ていたら盛り上がるんだけどなあ。中華の人ばっかだしなあ。

5000円で飲んでって言ってもそもそも酒飲めないしな。お茶で乾杯ですか? 気持ち的にだいぶ頑張らないとだめだなそれ。

ここまで来たんだから……という気持ちで揺れていると、突然店内から野太い歌声と女の嬌声と拍手が聞こえてきた。 おっさんのカラオケが始まったようだ。ないな。帰ろう。何の未練もなく帰ることにした。ありがとうおっさん。


今回の捜査が十分でないことは重々承知しています。でもやる気でないんだよ。 次こそはスペルマ発射する話の予定だから勘弁してくれ。


このあたり一帯のタレコミは2011年に複数貰っており、外人の連れ出しスナックは銚子だけではなく波崎町(現:神栖市)にもあるという興味深いネタもある。 これが未確認情報ながら、ネタの最初の情報源が女なので確度はまあまあ高そうなのだ。もし本当であれば 太平洋ベルト地帯の東端は銚子ではなく神栖ということになる。 もっとも、別のタレコミ人から外人の店は中華の人のエロマッサージ(という建前のセックス屋)だという話も聞いているが。なんし神栖にも行ってみろってことですね。 これから一眠りして行ってみるわ。


捜査報告書:一発出来ても裏風俗じゃないだろ?


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