天王新地へ潜入せよ


2006年12月×日。長官より緊急指令が下りた。

指令:天王新地へ潜入せよ

早速、捜査官が潜入試みた
なお、以下のファイルは全てノンフィクションであることに留意されたい



和歌山。本州の最南端に位置する亜熱帯になり切れない県である。京都では美味しいみかんを献上する国として知られている。

ここ、和歌山には、滅亡の危機に瀕している新地があるという。


かつて関西には、奈良県に郡山新地というエリアがあり、1980年代後半に滅亡してしまったという。以後、奈良は関西における風俗不毛地帯との汚名を返上できずにいる。在りし日の聖徳太子が聞いたら、さぞかし嘆くことであろう。

滅んでしまってからでは取り返しの付かないことになる。なんとしてでも滅びる前にチンコを突っ込んでおかねばならない。日本風俗史を後世に正しく残すに当たって、やはりチンコを挿入するという行為は外せない。

「ここでは本番が行われている」「今でも男と女の関係をすることが可能」 などといった憶測や推測で書かれた書物は、双葉社や扶桑社だけで沢山だ。

当局の報告書は、セックスの有無をチンコを駆使して確認し、チンコをマンコに入れたなら入れた、スペルマを膣の奥深くに放出したのならしたと明記することを至上命題としている。

Xファイルには真実しか記載されないのだ。

そして今回の捜査には、長官曰く、滅亡の危機に瀕している新地へ若者が赴き、経営層に対して、まだまだこの新地も捨てたもんじゃないんだという 妄想を抱かせることによって、息の根が止められることを防ぐと同時に、 「僕、年上の人が好きなんだ。お姉さんみたいな人とセックスが出来て嬉しいよ!」というセリフを吐く事によって、売春女のモチベーションをアップさせるという意味合いもあるらしい。

結果、新地のパフォーマンス自体を底上げすることになるという、社会奉仕的な側面もあるという。

むちゃくちゃな理屈である。実のところは、耳の肥えた輩の皆様方が、 捜査官が貧相なババア相手に決死の思いで中出しを敢行するという話が聞きたいだけなのである。



まあ、とりあえず捜査官が潜入して真実を明らかにしようではないか・・。


新地の名前は「天王新地」というらしい。名前から推測するに、かつてはかなりの栄華を誇った新地なのではあるまいか。

場所がよくわからないのでネットで検索してみる。

飛田新地、信太山新地・・・そういった名前はすぐに出てくるが、肝心の天王新地はいっこうにHITしない。

そこに先達の残した潜入記録がヒットする。

その記録によると、

『試練の場でしょう。』

『女だったらしい物体(推定45〜55歳)が2体並んでジロリと見上げられます。』

『顔がもうブルドックみたいなんだもん。』

(C)ムフフな大阪

『そのヨコに熟女と言うよりはセクシャルな部分だけを完全に消滅させ、原点回帰し、心を原始に帰したような「個」が座っています。』

『妖しげな店は時代を超越し、誰が、どういう風に、どうやって、利用するのか想像すらつきません。』

『敬老の日でもボクは入れないよ・・・無理だよ。』

(C)キッシーズ

などと、およそ風俗とはかけ離れた単語、悲鳴にも似たコメントが羅列されている。特筆すべきは、朝の10時からOPENしているという情報である。朝10時=老人が訪問しやすい時間設定ということではないのか、これは。

まこと、輩の皆様が聞いたら喜びそうな内容である。


捜査当局の立てた潜入作戦は下記の通り

・必ず勃起するように中3日の調整を行うこと
・非常事態用のカプセルを携帯すること
・突入作戦は2回行えるように2回分の現金を持つこと
・天王新地が滅亡していた際には、市中心部へ移動し、本サロの調査をすべし


計画が策定されると、早速行動に入る。14時には南海電鉄の和歌山市行きの車両に乗り込む。所要時間は約1時間。「30代を最高に生きるヒント」と題された中谷彰宏著の本を読んで時間を潰す。ちなみにオレは30代ではない・・。

南海和歌山市駅からJRへと乗り継ぐ。ワンマンカーである。無人駅の「きわ」で下車。



地獄への片道切符なのか・・・

あたりは殺風景な線路と住宅が広がっている。線路沿いにひたすら歩く。地図によるとR24沿いにあるらしい。

たぶんこのあたりか・・。新地の場所はすぐにわかった。R24沿いに赤錆びたゲートが姿を現したのだ。

 

ひゅ〜るり〜・・

しかし、この寂れ方は・・・。松山ネオン街に匹敵する寂れ方である。いや、それ以上か・・。坂道になっているのであるが、そのくだり坂が地獄への入り口に見える。
坂道をおりようとして、向こうからやってきた小太りのおっさんとすれ違う。目が合った。ニヤリと笑ったように見えた。

おっさんも女を買いに来たのだろうか。それとも店の関係者か?


つくりは雄琴のようにU字型になっている。1週してみる。1分くらいで1週できる。空いている店は4件。確認された女は7名。

すごい。
これはすごい。


若い女がいないことは予想されていた。いけてるオバハンが居ないことも予想されていた。

しかし、ほんとうに軽くおばあさんクラスの女も居るのである。若い(といっても明らかに20代ではないが)女はそろいも揃って不細工&デブ。


店のつくりは、外から見えるように大きな窓が付いているボロ屋で、女は目が合っても、別段、笑顔を返してくれるわけでもない。


あまりの衝撃にいったん新地の外へ脱出する。心を落ち尽かさなければ。

あいつらとセックスするのかよ・・。
武豊も驚くようなディープインパクトっぷりにしばし呆然と立ち尽くす。

その横を、メガネをかけた岡田監督風味の男が新地へ入っていった。

むう、負けてはいられない。(おいおい・・)

再び坂道をおりて、最も愛想のよさ気なババアのいた、1件の店の前で立ち止まる。


やり手ババアが立ち上がった。自分で扉を開けて中に入る。

「遊べるの?」

「そうよ。ここは遊ぶところよ。」

とババアはひたすら愛想がいい。やり手ババアとセックスの相手となる女の容姿・年齢に、大きな差は無かったことも報告しておく。

「いくらくらい?」

「10000円。30分。どうぞ遊んでいって」

「じゃあ、遊んでいくよ」


靴を脱いで隣の部屋へ上がる。場末のソープのような趣で、ソファが置かれている。ババアは、いそいそとオレをソファへ案内する。そして、小声で「どの子にする?」と聞いてくる。

ヤケクソでやり手ババアに対して「アンタでいいよ。」とか言いそうになったが、一応、「2人しかいないの?」と聞いてみるが、ババアは申し訳なさそうに、「そうやねえ・・」とだけ言う。

そうとわかればどちらも容姿・年齢は同じくらいだ。化粧が濃かったほうを選んでババアに伝える。

Mキちゃん・・とババアの声がかかる。ちゃん付けする年齢でもなかろうとちょっとおかしくなった。

茶を入れてもらい、2階へと案内される。ものすごく古い木造家屋で、台風でもきたら倒れそうである。2階には部屋が2つあり、もう1室にはスリッパがおかれ先客が入っているようだった。

中はきちんと布団が敷かれ、枕は2つ置かれている。

茶を飲みながら、女にいろいろ聞いてみる。店は4〜5件あるという。「若い女の子にしなかったのね。他の店には若い子いたでしょ?」と言われ、大ヘタ打ちか!捜査官一生の不覚!と一瞬思ったが、なんのことはない。この女からすれば30台は若いということだ(笑

「え?20代もいるの?」との問いには、「それはない」と断言された。

で、お約束のプレイを盛り上げるためのトークを展開する。

「年上の人も好きだから・・」

「やっぱり若い人もいいやろうけど、テクニックはね・・」



やがてお互い服を脱ぎ、プレイが始まる。女の体は鏡餅のように腹が3段になっており、少し気持ちが悪い。女はカーテンを閉めて、電気を消して暗くした。まるで彼女の家でセックスするような。

女は自分のテクに自信があるようで、話の内容からは、断定はできないが、昔は大阪の遊郭で仕事をしていたようでもあった。

布団に入る。時間は30分あるのでゆっくりできる

女が「全体する?」と聞いてくる。

何のことかわからなかったが、どうやら全身リップのサービスをする気らしい。乳首を触られ、ここは?と聞かれる。

「全身が性感帯だから!」と返事すると、ババアは嬉しそうにオレの体を舐め回しはじめた。

ババアのざらついた舌が上半身を行き来する。目を瞑って熟女AVの1シーンを思い浮かべる。目を開けたらダメだ!

なんでババアの舌はざらついているのだろう・・・
タンにして食ったら不味そうだなあ・・どうしてもそんなことが頭に浮かんでしまう。

大げさによがってみせると、女はさらに責めてくる。

竿、玉、・・べろべろと舐められる。程よい圧力でのフェラーリ。

どうしてなかなかのテクである。

「入れる?」

「うん」

「サックは?」

「ゴムは無いほうが好き」

体位はもちろん女性上位である。捜査官の生チンコが女の膣に埋め込まれていく。

45歳(確認した・笑)のババアに上に乗られて生ハメの図。耳の肥えた輩も満足することだろう。女はスローな腰使いで、時折乳首を舐めてくる。生膣のヌルヌル感がほどよく気持ちよく、射精の準備は簡単に整った。

「いってもいい?」と聞いてから思い切り射精!!

チンコが抜かれると、女の膣から3日分のスペルマが滴り落ちた。

女はシャワーを浴びにいき、オレはその隙に大急ぎでウェッティで体中に付いたババアの唾液をくまなくふき取った。女は戻ってくると、もう1杯の茶をすすめてくれ、オレはリポビタンとオロナミンを証拠物件として持ち帰ることにした。京都人らしく1本だけ持って返ってもいい?と聞いてからだが。


1階に下りると、女が一人増えている。そうか、隣の部屋にいた女だ。この女が最も可愛かったことも報告しておく。きっとオレが日和っていた隙に岡田監督に取られたのだろう。さすが結果が全てのサッカー監督だけある。

やり手ババアと3人の女から「ありがとうございました」の声を背に店をでる。



天王新地。滅亡の日はまだまだ先にありそうだ。



捜査報告書:四十路女に生ハメ中出しで10000円也


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