小山で本サロに捜査をせよ


2010年5月×日、長官より緊急指令が下りた

指令:小山で本サロへ潜入せよ

早速、捜査官が新幹線に乗って小山へ向かった。
なお、以下のファイルはすべてノンフィクションであることに留意されたい



この報告書は、「北関東本サロ紀行」というカテゴリで書く予定だったのだが、北関東は行けども行けども壊滅しており、報告書にならないので、本サロ紀行はもうやめにした。



その昔、関東平野に誕生した北関東流の生息分布は関東一円に広がっており、淀川水系がつくった大阪平野の「新地」と並び、近代日本風俗史を語る上では決して外せないものであった。その繁殖ぶりは凄まじく、西暦2000年〜03年の全盛期には、埼玉県において西川口流という新種まで誕生した。このころは日本中のエロ雑誌が「西川口流」「NK流」と、この新種の特集を組んだものである。

しかし!いまや駆逐作戦で西川口流は絶滅し、北関東流という科目そのものが絶滅危惧種入りしてしまった。現在、その生息前線は栃木県小山まで後退してしまっているという。ここが突破されたら次は伊勢崎、宇都宮が最前線になるだろう。 最後の砦・宇都宮が落ちたら北関東流は絶滅することになる。


*そもそも西川口流の起源は、摘発により関東のどっかの地域(資料が見当たらないのでわからん)から西川口1丁目界隈に移動してきたのがはじまりと読んだことがある)北関東流に明確な定義はなく、首都圏や千葉までを含む場合もあるようだ。メジャーにはならなかったが、越谷流・大田流などの言葉も存在した様子。これらの本サロは、本番ができるというだけではなく、女の年齢が低いということで有名で、10代が普通に1万程度で買えたということだ。また、西川口は絶滅しておらず地下にもぐっているだけという説もある。「私は西川口流を見た!」という証言や、客引き行為の摘発ニュースもある。私も実際に2010年5月に西川口駅周辺を捜査し、ポン引きと思われる男にも話を聞いたが、結局言葉を濁されるだけで案内してもらえなかった。なんにしても西川口の全盛期を体験できなかったことを悔しく思う。「そのうち」と思いながら黄金町と西川口が未体験になってしまったことは捜査官一生の不覚である。


この最前線たる小山とは栃木県の南のほうにある都市で、街の玄関口であるJR小山駅から徒歩10分くらいの場所に本サロが密集しているエリアがあるという。関東のリフレッシャーからすれば、小山に本サロがあることはけっこう有名な話で、北関東流だけあって、若くて可愛い女が働いているらしい。チンコをウキウキさせながら行ってみることにした。



さて、新幹線と在来線を乗り継いでやってきた小山の街。



挿入現場は城山町、本郷町あたりのようだ。早速行動を開始する。問題は早い時間から営業しているのかどうかだが・・。


時刻は17:30、あたりを歩くが、そんな気配はない。間違ったかな・・・と思っていると、前方にサロンと思われる看板が見えてきた。





ロードサイトに並ぶ派手な看板の店は、アメリカ映画のハイウェイ沿いのモーテルみたいだ。歩くと、誘蛾灯に集まる蛾のように客引きが集まってくる。店の前には黒服が何人か立っているのでとりあえず事情聴取を試みる。まず、1軒目のもっとも目立っていたセクシービームという店へ。

「すぐいけますか?」

「待ちは1時間程度です。指名はありますか?」

「ないです」

「営業は6時からで案内は7時前後になります」

すげえなそりゃ。よっぽど流行ってるんだな。店は沢山あるので、2軒目へ移動。1時間も待ってられない。オレは待つのが嫌いなのだ。


2軒目の客引きに聞いてみる。店前の看板には「料金10500円」とある。

「どこまで出来るんですか?」

「最後までですね」

なんとなく蔑んだ様子の従業員が気に入らなかったので次の店へ移動する。

3軒目のやる気のない客引きをスル―して4軒目へ。ここの看板は「8000円」だ。

「すぐいけますか?」

「ええ、待ちはありません。すぐのご案内です。写真だけでも見ていって」

「どこまでできるんですか?」

「最後までです」

「写真見せてくれるの?」

「ええ、見ていってください」

じゃあ、とりあえず入ってみよう。男について店内へ。

中は普通の待合でまあまあ広い。なにやら許可証が額に入ってかけられている。よく見ると栃木県の飲食店許可証だ。そんなもん飾って何の意味があるんだ。で、ソファに座っていると茶が出てきた。あ、そうか飲食店営業か。

5枚のパネルを見せられる。うち2名はすこし待つとのこと。待つのは嫌なので必然残りの3名になるのだが、あまり鮮明な写真ではないので、どれがいいのかよくわからん。

「おすすめは?」

「ないですね。好みがあるので」

そりゃもっともな答えだ。こんな答え初めてだ。きっと毎日50回くらい同じことを聞かれているのだろう。100回に1回くらい 「お前あれのどこがお勧めやねんこら!ワレ!舐めとんのか!」て言われてるのかもしれない。質問を変えてみよう。

「サービスいい子はどれ?」

「この子かな、でもちょっとぽちゃっとしてる」

「あ、そう、細い子は?」

「この子は小さめの子です」

「いくつ?」

「20代半ば」

「時間は?」

「時間は35分くらいです」

「最後まで?」

「はい」

「じゃそれでいいや」

いろいろ聞いたが、答えてくれた。鬱陶しい客だと思っていたかもしれない。まあ、お宅しか店がなかったらこんなに質問しませんよ。他に選択の余地があるから選択したいんですよ。それに出てくるのが若い女だからよけい選びたいんですよ。ババアが出てくるんだったら質問なんか1つもせずに与えられた女と黙々とセックスしますよ。

女が決まると案内となった。奥の方ははかなり暗く、ユーロビートがなっている。プレイルームは個室になっていて、洗面がある。女の顔は暗くてよくわからんが20代半ばくらいか。ダルそうに立っている。

あ、駄目だわこれは。やるき全然ない女だ。個室に入って6秒で本日の負けを確信する。オレはやる気のない風俗嬢が大嫌いなのだ。

どっから来た?などという会話をしながら、とりあえずプレイ開始。

「ふく脱いでください」

話は普通にできる女だが、サービスが終わってる。「ゴムつけて大きくします」。とゴムをむりやりつけて手コキが始まる。手コキの最中に、「あたし、下になっていいですか?」と騎乗NG宣言をされる。もう帰ろうかと思ったが、なんとか心を落ち着かせる。

やる気がないながらもチンコは一応立ったので交代して・・・ローションが無い。仕方が無いのでクンニしようとすると、「指入れはなしでね」と一言。

この瞬間、我慢が出来ずに帰ろうかと思ったが、「落ち着け!落ち着いてセックスするんだ!」と自分に言い聞かせて、なんとか続きを行う。そもそもチンコをいれるんだから指入れも同じだろ。指でマンコをいじって濡らして挿入・・・しようとすると、

「あたし穴せまいんだよね。ゆっくり入れてね」


アホらしくなったのでもう帰ることにした。こんな女相手にスペルマ発射するのは勿体ない。駅の便所でオナニーしたほうマシだ。

帰ろうとするオレに気づき、「え?なんで?あたしのせい?」と発言する女。お前意外に誰がいるんだ?頭大丈夫か?

「一回寝る?」

焦った女はサービスするそぶりをみせる。

ここで生フェラだったらチンコを立ててもいいと思ったが、ゴムを交換して手コキを始める女。

「あ、もういいから」

「え?あたしのせい?もしかしてあたしのせい?」を連発する女。頭大丈夫か?

で、女は残った時間を話でもしておかねばならないと思ったのかどうか、自分の初体験の話をはじめる。オレは適当に相槌を打ちながら服を着る。女の身の上話が中学生から高校生くらいにさしかかったころに服を着終わったので、「じゃ」、と言って帰ることにした。

「・・・あたしのせい?」

「おまえ意外に誰がいるんだ?」ととどめのひとことを吐いてやろうかと思ったが、逆ギレされたら嫌だったのでやめておいた。こういう女は逆ギレするときがありますから。

何も答えずに店を出る。まっすぐ駅に向かい、電車に乗ることにした。


駅前では髪の毛を逆立てた若者二人が地面に座り込んでいる。そのそばを族車が走っていく。



北関東クオリティか・・・



本サロのクオリティは高いと思う。全盛期の尼崎や福山くらいはあるんじゃないか。店へ出勤する女を確認したが、かわいい。。というか若い女ばっかりだったし。

こいつらソープで働けばいいのに。もっと稼げるのに とよく思う。でも、サービス出来ないし、サービスする気もないからから本サロで働くのかもしれない。









捜査報告書:北関東クオリティで8000円



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