2009年4月×日、長官より緊急指令が下りた

指令:舘山寺温泉で一発屋の捜査をしろ

早速、捜査官が手拭いを持って浜松へ向かった。
なお、以下のファイルはすべてノンフィクションであることに留意されたい


舘山寺温泉、かんざんじと読む。場所は静岡県。静岡と言えば伊豆半島が温泉の名所だが、 この舘山寺は浜松にある。浜名湖の東側らへん。半島みたいになっているのだが、その先っちょという面白い場所にある。

浜名湖・・というか中田島が好きなので、浜松には毎年行っているのだが、こんな温泉があるなんて知らなかった。



ここは、ポン引きが出没するという未確認情報があり、やってきたのだ。他にもっと黒っぽい温泉街も捜査予定リストに入っているのだが、前回の加賀温泉郷の捜査で力を使い切っていたので、なるべく真っ黒ではなくてグレーっぽいところに行きたかったのだ。

てことで、今回はあまり気合いを入れずに来ている。たぶん白ですよ、ここは。だって、情報源は2か所だけで、2つとも未確認情報ですから。資料の1つには、「酌婦」と書かれており、もうひとつの資料には「一発屋のポン引きが出没する。価格は2万円」と書かれている。

行ってみた。



現場についたのは夜もすっかり更けた22時。浜名バイパスからの眺めが素晴らしいのだが、真っ暗で何も見えない。昔は有料だったのに今は無料だね。




 かっこいい!

かんざんじのゲートは風俗街っぽくて迫力あるのだが、ストリップやソープといった施設は全くない。

温泉街としての規模はあまり大きくもなく、かといって凄く小さいわけでもない。まずは、ゲートを越えて、突き当りまで行ってみる。突き当りには舘山寺という寺があるようだ。メインストリートを歩いてみる。3往復するが、怪しいところはない。人も歩いていない。

 メインストリート

ポン引きが出没するスポットとして最も考えられるのはゲート付近だ。しばらくぼーっと立ってみるが、何も起こらない。当り前か・・。

そのまま浜名湖に沿って移動する。こっちにも温泉ホテルが並んでいる。景色が奇麗で、観光地って感じ。昼間なら綺麗なのだろうが、真っ暗で何も見えない。観覧車みたいなものがあるが、暗くてよくわからない。遊園地のようになっているみたいだ。

 浜名湖を挟んで観覧車が見える

あまり温泉地っぽくないね。足湯があったが閉鎖されていた。残念。


マルケーと7−11がある。こっちのエリアでポン引きが出没するとすればここしかない。まるけー前でカップラーメンを食ったりして、2時間粘ったが何も起こらず。

こりゃガセだね。



次回は真っ黒の温泉街を訪問する予定です。ご期待を。


温泉データ

舘山寺温泉(第4温泉源)

開湯:昭和33年
源泉温度:33.7℃
湧出量:171L/分
PH値:
泉質:塩化物冷鉱泉
アクセス:鉄道 - 東海道新幹線浜松駅/車:東名高速道路:浜松西IC


Wikipediaより







捜査報告書:ガセ



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