のぞき部屋に潜入せよ@
2017年5月×日、長官より緊急指令が下りた
指令:のぞけ。
早速、捜査官が東京へ向かった。
なお、以下のファイルは全てノンフィクションであることに留意されたい
覗き部屋っていうのがあるらしい。そのどことなく懐かしい響きから「昭和」という枕詞をつけたくなるが、これは令和のお話である。
本当は行ったのは平成なんだが、報告書にするのがめんどくさくて放置してたらもう平成は終わって令和になっていたのである。
さて、時代を意識した高度なライティングで2行使ったところで本題に入ろう。
件の店があるのは新宿歌舞伎町である。さすが東京。大都会だけに田んぼと畑以外は何でもあるようだ。
店の名前は「窓女」と書いて「マドンナ」っていうらしい。漢字にする意味が解りかねるが渋谷の流行語だろうか。
なんか、この店でぼったくりKグループの影野が雇われ店長をしていたらしい。だからかなりの昔からある店って事だ。
予備知識はこれくらい。プレイ内容がどんなのかは知らない。
たぶん女の裸を景品交換所みたいな小窓から覗くんだと思っている。
あ、そうか今書いてて判ったんだけど、小窓からのぞく=窓からのぞく=窓の女=窓女=まどおんな=マドンナってことなんか。
某日。田舎者らしく新宿駅の出口が解らずに挙動不審に彷徨って、
JR新宿駅は東口から出たら歌舞伎町に行けると椎名林檎が言っていたのでそれを信じて東の方へ移動してみたらドン・キホーテがあるあたりに辿り着けた。
新しくなった歌舞伎町入口の赤いゲートを興奮しながら撮影しておのぼりさんごっこを済ませると、店に向かう。
風俗店のある場所はだいたい判るんだ。レーダーがあるから。
はい、あったよ。目立つ看板が出ているよ。地下に降りるみたいだよ。下りるよ。入るよ。とっても狭いよ。
受付で店員氏に「初めてですか?」と聞かれたので、「はい」と言うとシステムを説明してくれた。
「2100円の入場料。ストリップになります。
賞味7〜8分。そのあと希望するなら手コキ+2000円、〇円でゴムフェラ」(※フェラ料金は忘れました)
「はい、わかりました」
「どうされます?」
「手コキ」
「じゃ2100円+2000円で4100円」
料金を支払うと、盗撮防止のためにカメラとかスマホはすべてフロントに預けることになる。引き換えに札をくれる。
待つのかと思ったらすぐにのぞきブースに案内された。これが狭いのなんの。ただでさえ狭い東京の狭いビルの中の狭い店内に狭いブースがあるんだ。
目的地に向かうにしたがってどんどん狭くなる。これが噂の東京マトリョーシカか。
のぞきブースの入口には分厚いカーテンが付いており、前方はマジックミラー。
店員氏が電気のスイッチを押すと赤いランプがつく。
店員氏は去っていったので、あとは自由にのぞきタイムらしい。マジックミラーに顔面を近づけて向こう側に居る女を見る。
女がすでに踊っているってことは、どうやらショーの途中で案内されたようだ。
女はパンツを半脱ぎで寝そべってオナニー。してる演技。マンコはカラッカラだ。
女の年は30くらいなのかな。黒髪のお姉さん系の女。スタイルはまあまあ。顔もまあまあ。中〜高級ソープにいそうな感じだな。
女と目が合う。これマジックミラーだけど。え? これおまえ見えてるの?
ブース内できょろきょろするオレ。女と目が合うのが恥ずかしいのだが。向こうからは見えてないはずだが。
エロ動画見るときにヘッドホンのジャックがきちんと刺さってるか再確認する少年のように周りを確認をする。
この年になってオレはなにやっとるんだ。こんなん陽キャの大学生とかがノリで行く施設じゃないのか。
キョドってるうちにショーが進み、
しばらくダンスというかタイのゴーゴーバーのやる気のない女みたいなクネクネするだけの動きをして、
BGMが喘ぎ声になる。女は四つん這いになったり仰向けになったり
マンコを見せてくれたり。クライマックスが近いらしいことはなんとなく人生経験でわかった。
で、BGMが「いくいくう」ってなって終わった。女もダンス終了して、店員氏からパチンコ屋みたいなマイクが入る。
「ありがとうございました。
当館は入れ替え制です。ありがとうございました」
どかどかと人が出ていく音がする。
え? オレは居てていいんだろ? しばし待つ。2分経過。おっかしーな。これ忘れられてる?
と不安になってきたところでカーテンがバッと開いてダンスしていた女が入ってきた。
「おまたせしました、ごめんね、今日はあたししか選択肢が無くて」
「ううん、かわいいからOK」
「ありがとう」
いつものようにお世辞を言っておく。そらそうだろう、これから手コキしてもらうんだから女のモチベーションを上げておかないと。
狭いブースに二人で立つ。座るとスペースがなくなるのだ。なので密着が半端ないんすよ。
ズボンとパンツを下ろしてコンビニで貰うおしぼりで手をふきふき。
女は「ローションをちょっと使っていい?」と聞いてからローション手コキを開始。
ああ、お姉さんにしこってもらってるよ。
女は耳元でエロい囁きをしてくる。
「すごいおおきい」 「ぐちゃぐちゃになってる」 「きもちいいい?」
こんなトークなんだが、囁きが絶妙なのだ。密着感がラッシュ時の満員電車(京都大阪基準)くらいあって、服を着て立ったままというのが興奮する。手コキもうまい。
2日前にどうでもいい女としたセックスの10倍はきもちいい。これは本当の話だ。
女の香水がブラック系だったのが残念だ。この女の雰囲気にはあっているが、
やっぱブラックって臭くない? これブルガリかな? もっと甘ったるいのがよかった。
レベルドリッチかファンタジアあたりだったら1分でイったかもしれん。
密着状況と女が美しいので速攻で発射スタンバイ。チンコの硬度がアップしてくると女の囁きと手の動きがアップ。
竿と玉を同時責め。わかってますな。
「いくよっ」と可愛く発言してお姉さんにティッシュで受け止めてもらった。
けっこう出たけどこぼさずに全部受け止めてくれたよ。上手ですな。まあ、毎日こんな作業してたら上手になるか。
いったあとに「うふふっ」と笑顔を見せてくれるお姉さん。
なんて優しいお姉さんなんだろう(オレの方が年上かも説もあります)。
「よく来られるんですか?」
「一回この店に来てみたかったん」
「よかったらまた来てくださいね。」
新しいおしぼりを渡され、「拭き足りない所あったらこれでふいてね」と言い残してお姉さんは出ていった。
いやあー、これは良かったよ。オレちょっと東京を見直したよ。
二ヤつきながらブースを出てフロントにいって荷物を受け取ると割引券を渡される。次は500円引きになるみたいだ。
金を払っての「のぞき」がどうなのかと言われると、2100円も出して見る価値はないと思ったよ。まんこカラッカラだったし。
でもマンコ見たくて仕方がない10代の人なら楽しいのかもしれない。エロ動画ではなくリアルマンコだからな。
じゃあ手コキ4100円が妥当なのかと言われると、あのお姉さんと手コキだったら余裕で出してもいい。そんな感じだったよ。
帰り道で歌舞伎町の覗き部屋について調べてみると、ほかにも店があるらしいことが解った。
うわー、これまたいかなきゃ。
パート2へつづく
捜査報告書:お姉さんにしこってもらって4100円也。
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