指令:お花畑でロマンを感じろ





久留米市は、人口30万人で福岡県で3番目に大きい街。花畑は西鉄久留米駅の1駅南に位置する。戦前は遊郭と陸軍の駐屯地があり、「陸軍軍人に会いに来た家族が泊った所が、花畑駅周辺のちょんの間旅館の始まりである。戦後、それがいつしか女を手配するようになった」と読んだ事があるが、真偽の程は定かではない。また、戦後には赤線が現在のJR久留米駅の西側一帯にあったらしい。現在の風俗街は、西鉄久留米駅の西側に風俗店が数軒ある。また、自衛隊の駐屯地も周辺にある。よそ者の私が言うのも失礼であるが、訪問前の調査では、主体の軍隊と付随の風俗で発展した街だなあ・・と感じたものである。実際に歩いた感じはそうでもなかったが。




花畑。
これは、九州に実在する地名である。

なんてロマンに溢れた地名なのだろう。そして、そんな花畑には、非合法にセックスをさせるスポットが存在するという。

花畑の存在を知ったのは今から何年前だろうか。いつか大人になったらここでセックスしたい。するんだと。いま、それが実現する。





花畑に行くには西鉄という私鉄を利用するのだが、その車中、資料を見ながら一人でニヤニヤする。新台入替の抽選に当たり、小冊子を見ながらニヤつく青年いったところか。

出発前に、花畑の資料は3種類用意できたのだが、いずれも約10年前のシロモノである。そこには、花畑駅周辺に10軒以上の旅館があり、30分10000円程度でセックスが出来るという様な事が書かれている。概要がわかったところで最新の情報を入手すべく、グーグル検索を試みる。これが結構な数がヒットする。まだ、ちょんの間は健在のようだ。中でも「T」という旅館は、女のクオリティが高いそうだ。



花畑駅は、出来たばかりのようで、大変綺麗である。一帯は再開発で更地がそこかしこにあり、本当に旅館はまだ残っているのか心配になる。

 一帯に広がる更地

10年前の地図を頼りに駅の南側を歩いてみるが、明らかに最近になって立てられたと思われる家が並んでいるだけだ。 すこし心配になってきた。今度は北へ向かう。目印の5叉路へ。

 目印の交差点

ここら近辺に5件ほどの旅館があるはずだ。通りに並ぶ住宅を、しらみつぶしに調べていく。

あった。「T」という1軒。さらに近くでもう1軒。「S」奥に入った路地で2軒。そのうち1軒は、噂のTだった。

しかし、見てくれは全く普通の旅館である。玄関に赤い電灯が付いている訳でもなく、玄関の扉が半開きになっているわけでもない。風俗店を示唆するものは一切無いのだ。時刻は16時。入ってもいいのか?いやちょっと待て・・。

自分の中で、2人の自分が何度か言い争いをして、1分後に「入る派」が勝利を収めた。よし、入ろう。



ドキドキしながら扉を開ける。そして、中に入る。奥から一人のババアが怪訝そうな顔をして出てきた。

「ここは遊べるんですか?」と聞いてみる。ババアは表情を緩めない。厳しい眼つきで私を見ている。

「ここは遊べるんですか?」再度聞いてみる。

ようやくババアが答えてくれた。「ええ、まあ・・・。初めてですか・・・」

「はい。遊べますか?ダメですか?」
何回言わせんねん!と若干イライラしながらも、努めて柔らかく話をするオレ。

ババア「東京の人ですか?」

オレ「いえ、大阪です。」
なんでそんなこと聞くねん。

ババア「・・・・」

オレ「ダメですか?」
いいかげんイラつくババアだ。ダメならダメって言ったらいいやんけ。他いくからさ。

ババア「いいですけど・・。10分15分待ってもらわないとダメですよ」

オレ「ハイ、結構です。いくらですか?」

ババア「20分8000円」

「じゃあ・・」とオレが言いかけたところに、「でもゴムはつけますよ!」と強烈な一言がババアから放たれる。

かなりムカつきながらも、靴を脱いで上がることにする。

「待合で待ってください」といってババアは奥へ戻って行った。



なんて愛想のないババアだ。しばいたろか。


やがてババアが待合に入ってきて、テレビでも見てくださいと言って、少しだけ笑顔を見せる。そして「ここは有名なのよ。Tさんといってね・・。」と、自分の所は凄いんだと、自慢だか嫌味だかわからない話をされる。

普通だったら一見さんは帰って貰うんですけど・・とでも言いそうな勢いだ。京都人のオレ様に対してなかなか舐めた口を利いてくれるババアだ。

そして、散々しゃべって最後は「ゴムは付けますよ」と。本日2回目ですよ、それ。


NHKを見ながら15分ほど待っただろうか。先客が帰ったようだ。玄関で話し声が聞こえる。

ババアがやって来て、「じゃ8000円」といって8000円を徴収される。そして、「ゴムはつけて」。本日3回目。 ここに入ってから15分。3回も言わなくても覚えてる。お前ほど脳味噌やられてない。

2階の1番に入るように言われる。さっさと入ってスペルマだして帰れ的なオーラだ。オレは頭に血が上って沸騰寸前である。勃起するか危険な状態になってきた。

2階へ上がり、1番と書かれた部屋に入る。中はタバコの煙が残っている。ついさっきまでここでセックスが行われていたのだろう。3分程で女が上がってきた。


その女を見て息を呑んだ。そこには推定20代前半の抜群に可愛い女が立っていたのだ。飛田新地級のレベルだ。ヤバイ。これはスクープだ。

頭に上っていた血液が、即座に海綿体へと下降を始める。


女は、容姿だけではなく、笑顔と返事も好感のもてるものだった。それが心からのものではなさそうだったが。

服を脱ぐと、デカくて形のいい乳が現れた。スタイルも最高である。

生フェラからゴムが装着される。騎乗で挿入。きちんと上下させる、手抜きの無い腰使いだ。マンコはきつく、こんなに動かれると射精しづらい。「上になっていい?」と聞いてみる。

笑顔で「うん!」という女に若干の痛々しさを感じながら、マンコにチンコを擦り付けてから挿入。角度をいろいろ変えてみるが、0度が最もいいようだった。オレのチンコに突かれて感じている女の顔を見ると、ああ、可愛い女とセックスしているなあと実感。昨日射精しているので若干遅漏気味だったが難なく発射。きついマンコで気持ちが良かった。

これで8000円だ。まだ花畑に行ったことに無い九州男児の皆さん!、これはもう行くしかないでしょう!ババアの言った「有名なのよ」という意味がわかった。他の旅館ではこんな女は出てこないだろう。出てくるわけが無い。8000円でこの女が体を売っているということ自体がスクープだ。

チンコとマンコを綺麗にしながら、話をする。

ムカつくババアのこともあったので、「ここは一見さんは来たらダメなの?」聞いてみる。「そんなこと無いよ。夜は県外の人も来るよ。あの仲居さんは昼の人だから。」と、答える女。昼と夜でババアが変わるようだ。

一生懸命話をしてみるが、女はあまり反応してくれない。もっとも、笑顔と返事はいいんだけどね。オレの愛情は届かなかったのかな。

最後にオレが、「九州はあと1週間くらい居るかな。まだ1ヶ月くらいはいろんなところで遊んでると思うよ」と言うと、 このときばかりは「いいね〜」と、最高の笑顔を見せてくれた。



帰る時間になった。「また遊びにきてください」と社交辞令がおわると、階段を下りる。

1階に下りるとババアが居た。目もあわしてくれない(笑)。「傘忘れんと持っていってよ」と言って背中を向けるのだった。完璧に嫌われてるね、オレ。


「おばさん、ちゃんとゴムは付けましたから」と嫌味の一つでも言ってやろうかと思ってたのだが、そばに女がいたので止めておいた。

「T」を出てから、さらに周辺を調べてみる。合計、「T」・「M」・「A」・「I」・「S」・「T」の6軒を見つけることが出来た。




捜査地点:ここらへん




捜査報告書:確実にコンドームを装着したセックスで8000円也




おまけ


トマト。商店街で1盛り100円で買いました。都会じゃ考えられない金額ですね。美味しかったです・・。



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