西成で怪しいエステに潜入せよ
2007年2月×日、長官より緊急指令が下りた
指令:西成クオリティを体感せよ
早速、捜査官が潜入を試みた
なお、以下のファイルは全てノンフィクションであることに留意されたい
このファイルは、お蔵入りしていたものを引っ張り出して加筆しました。
大阪市西成区。破滅の終着駅。ネタにしようとした人間が返り討ちにされる恐ろしい場所。その恐ろしさを理解していない輩の皆様の為に、事前学習セットを用意した。
事前学習

ジャンジャン横丁。サラリーマンが通勤する時間帯に居酒屋で酒を飲むおっさんの姿が見られる。昭和の遺産とか、大阪のマニアスポットとか、最近は持て囃されているが、こんなものはセックスで言えば前戯にすらならない。
そのまま国道を渡り、堺筋方面へ歩いてみる。



西成には自動販売機=120円の概念はない

西成には駐車違反や車検制度という概念はない

街中がアンモニア臭い。

パチンコ屋にあらず

スーパーの上のマンションは、入口がスーパーの中にあります。スーパーの中には「家賃は前払いで」と張り紙がしてあります。知らない人には意味がわかりませんが、意味がわからない人はそもそもここで買い物をしません。

VHSエロビデオからヴィトン(みたいな)の財布までが路上で売られています。朝市では、賞味期限切れの弁当が飛ぶように売れていきます。

漫画喫茶より安いのが西成のホテルの相場。
西成公園。公園なのに鉄条網。もはや本来あるべき機能を完全に失っている。

高架下の一等地はフェンスで囲われ、家を建てられないようにしている。

通学する子供達。警告を促す看板が金網の向こう側にある虚しさ。

パチンコ屋の新装開店にあらず

西成警察署。通称「要塞」。暴動時には機動隊や特殊車両が集結する。

三角公園。一般人でも粉が買える日本屈指の小麦粉市場。夜にこの周辺を歩くと粉売人から声をかけられます(かけられました・・)
その他画像は自主規制(汗
学習終わり
凄いですね〜。で、今回は、ここ西成にある韓国エステへ潜入してみるという内容です。生きて帰ってこれるでしょうか。
行こうとしているのは、「Y」というエステ。所在地は西成区花園北。西成区ではまあまあデンジャーなゾーンである。(最もデンジャーな地域は萩之茶屋周辺。)
ポケットに1万円札と1千円札を10枚だけ入れる。1千円札の5枚は右に5枚は左のポケットに。
あとは携帯電話のみを持って、いざ出発。
夕方に店前まで行ってみたが、閉まっている。夜になるのを待って、再び行ってみた。
時刻は21時。今度は開いている。店前には転がし看板が出ている。扉の前でしばし考える。入るか入らないか、自分の中で二人の自分が議論する。まあ、いつも「入る派」が勝利するのはご存じのとおりである。なんてったって「入る派」は、世論が後押ししていますからね。
深呼吸して扉を開ける。中は薄暗く、誰もいない。私の姿をセンサーが捉えチャイムが鳴った。奥からママと思われる。太った中年女が出てきた。中国人か韓国人のようだ。
にやにや笑いながら、「おにいちゃん。いらっしゃーい。」と言われる。
単刀直入に「いくらですか?」と聞く。長居は無用だ。さっさとセックスして帰りたい。
そんな俺の気持ちとは裏腹に、ママは「まあ、座って。お兄ちゃん」と、商談を有利に進めようとする。
強引にソファに座らされる。
「今日は、遊びにきた?そう、おにいちゃん16000円のがいいよ」
16000円の他にもコースがある(ことになっている)らしいが、セックスできるのは16000円のコースだけらしい。
「マッサージはあるの?」と聞くと、少し困ったように「マッサージは無いの」と返される。
マッサージがないって、それただセックスするだけやんけ。それで16000円?西成で?缶ジュースが50円の土地で?16000円あったらドヤに10日以上泊まれますよ?
「でも気持ちいいよ」
・・・そりゃま、そうだけど。露骨だね。
「お兄ちゃん、もしマッサージしたいならママがしてあげる。安いのもあるけど、16000円のがいいよ」
「16000円は高いなあ」
もっと安くなるだろうと考え、交渉を続ける。
しかし、ママは「16000円」と言い張り、一向に値引きしようとしない。
さすがに16000円はちょっと。。。出せないよなあ・・。
ママは、どうする?みたいな顔でオレを見てくる。
む、むう、どうしたものか。しかし、ハナから期待していないわけだし。金を捨てるつもりで来たわけだし・・。しかたない。いくか
ママに16000円を渡すことにした。
案内された部屋は結構まともで、普通のヘルスのようにきれいだった。同じような個室が4つ位並んでいる。そんなに部屋作るってことは、結構流行ってるのか?
個室で待っていると、階段を駆け下りてくる音が聞こえる。そして、中国語が聞こえる。2階は飲み屋になっているのだが、そこからホステスを派遣するってことか。なるほど、システムが見えてきたぞ。ここの女は飲み屋のホステスとマッサージと兼任なのだ。
バタバタと慌ただしくやってきた女。体は細いが、見るからに貧相な顔をしている。セックスしたくないタイプの女だ。
女は笑顔を一切見せず、というか生まれてから笑ったこと無いんじゃないかというくらい
険しい顔をしている。
さっさとセックスしなければいけないような空気だ。服を脱いでシャワーを浴びに行くといわれる。シャワーがあるのか。
国籍を聞くと、台湾という答えが返ってきた。オレが気を使って「日本語上手だね」とか会話をするが、女は険しい表情で石鹸を泡立てているだけだ。返事もない。
ああ、早く帰りたい。こんな女と寝たくない。
30秒でシャワーが終わり、早足で個室へ戻る。そして部屋に戻るなり仰向けに寝るように指示される。なにをそんなに焦っているのだ台湾人。
すぐにフェラが始まる。と思っているうちにフェラはすぐ終わって騎乗で挿入。
??なにこれ?ガバガバやん・・。
今まで入れたマンコの中で一番ゆるい。
しばらくすると正常に交代するように指示される。黙って従うオレ。はやいこといってしまおう。
腰を振っていると、「ああ、いくよ。いくよ!いく!」といって女が一人で昇天。
・・・・すいません、僕まだイってません。
女はマンコから抜いたオレのチンコをみて、ゴムの先っちょに液が溜まっていないことを見ると、鋭い目つきで、オレを見て、無言で騎乗でのっかってきた。
あ、すいません・・。
騎乗でピストン。ああ、早くいきたい。でもゆるいからなかなかいかない・・。
早く行こうとすればするほど気持ちが焦ってなかなかスタンバイしない。しばらく上下運動が続き、ようやく発射。
女は終始不機嫌でした。
ゴムを処理して、さっさと服をきて2階へと戻って行った。不機嫌そうにさんざん中国語でママに何かを言っていた。よくわからんが、オレの悪口でもいっていたんじゃないか。
「あいつ遅い。あいつのせいでいってしまった。仕事に支障が出る!」とか。
せめてもの抵抗で、マッサージしてくれと言って、ママにマッサージしてもらう。しかしヘタクソすぎるマッサージが3分くらい続いて終了。マッサージしてくれと言った自分が馬鹿でした。
「お兄ちゃん、次、お友達連れてきたら安くするよ」。といって送り出された。
連れてきたら友達なくすわ。完全に向こうのペースでした。
そうそう。この店のすぐ隣のマンションに、たまたま知り合いが住んでいたのだが(東京から来て何も知らないので不動産屋に騙されて契約したらしい。よくある話です)、自分の部屋に、階下の住人である中国人がたまに子連れで托鉢にくると言っていた。
「パンとかあげるんだよ。あはは。こないだは1000円あげたよ。かわいそうだったから」とか言っていたな。
そして、その知り合いはある日突然蒸発してしまった。ま、西成ですから。よくある話です。
捜査報告書:西成クオリティで16000円也
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