名古屋でハッテン場へ潜入せよ


今回は、捜査というよりは、成り行きで無理やり連れて行かれたんですね。

「でも、無理やり連れて行った人って誰さ??」

などという疑問には一切お答えできませんのであしからず(^^;)。
なお、以下のファイルは全てノンフィクションである事に留意されたい



2003年、某日。名古屋。

なんだかんだいろいろあってホモ御用達のビデオボックスへ行くことになった。


イラクと仲の悪い国が店名なその店は、風俗街の外れにあった。知ってる人は知ってるだろうが、 この店は全国に展開しているらしい。さすが世界の警察を自認する大国だけある。 日本もいつのまにか傘下になっていたのだ。

入り口を開けて中に入ると、両サイドにビデオが並んでいる。8割くらいがホモビデオだ。
なんだかよくわからんが、とりあえずノーマルなAVを1本手にとって奥のカウンターへ持って行った。
ここで1000円払うと、カウンターのおっさんはオレに番号札を渡してくれた。

カウンター横のドアを開けると、中は薄暗く、BOXが並んでいる。BOXは満室のようで、待っている客までいる始末。オレもいすに座って待つことにした。

客が続々と入ってきて、全員合わせると10人くらいはいるだろう。
この人たちはホモ。右も左もホモ。みんなホモ。ホモが10人。そう思うと、えもいわれぬ戦慄を覚える。

オレのほうをチラチラ見る男が約1名。ほう、オレのこと好みか? なんて考えながら20分ほど待つとオレの順番が来た。 フロントで鍵をもらっていざ入室。

BOX内は非常に狭く、両隣の壁には30cm四方ほどの小窓が付いていている。その小窓の上には、半透明の赤いセロファンが片張りされていた。

・・・・!! そう、このセロファンを上げると、隣の輩とディープな関係を持つことができるのである!いったい誰がこんな恐ろしいシステムを開発したのだろう!

一般人にとっては、ディープ極まりない状況であるが、そこはオレも捜査官である。当たり前のように いすに座り、ビデオを再生してみたりする。
左隣のジジイ(年齢不詳、全裸でオナニー中)が、小窓からそれとなくアプローチしてきたが、オレは完全シカトをする。
BOXには隣だけでなく、背後のドアにも小窓が付いており、そこからは時折、美少年を求める輩が覗く気配を感じる。サバンナでライオンに完全包囲されたゼブラ状態である。かなり危険な状況だ。
しかし、こんなところでビビっていては、捜査官失格である。オレは努めて平静を装い、ビデオ鑑賞を始めた。

20分ほど経った。
隣のジジイは相変わらずオナニー中。遅漏か?おい。
さあ、どうしよう?そろそろ脱出したいのだが、このまま退室するのも面白くない。そう思ったオレは、せめてもの抵抗で、ズボンからチンコを取り出し、輩に見せ付けるように自慰してやった。隣のジジイの、上下する手の動きが若干早くなったような気がしたが、たぶん気のせいだろう。

ああ、またオレが1つ汚れてしまった。純粋だったあの頃に・・・

貴重なスペルマをこんなところで放出してしまったオレは、やるせない気持ちになり、そそくさと退散したのだった。

ホモの集い参加料1500円也


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