松島新地の裏メニューを捜査


2006年7月×日。長官より緊急指令が下りた

指令:松島新地の裏メニューを潜入捜査せよ

早速、捜査官が潜入を試みた
なお、以下のファイルは全てノンフィクションであることに留意されたい


松島新地。大阪5新地のうちの1つである。

捜査当局でも、過去に何度も捜査が行われている。飛田新地にクオリティ面で数段劣り、信太山新地のように、他の追随を許さない価格で地元高校生のデビューを手助けするという社会奉仕的な一面があるわけでもなく、滝井新地のようなリフレッシャーの期待を裏切らないレア感があるわけでもなく、別段、これといった印象の無い新地である。

しかし!ここ松島には、風俗マニアの間でひっそりと語り継がれる裏メニューがあるという。

深夜12時を過ぎると、数ある料亭は全て明かりを消してしまうが、 それに呼応するかのように、どこからともなく怪しげな婆が出現し、しゃがれた声で客を引くという。

これは是非調査せねば。


滝井新地にも裏メニューがあったが、ポイントとなるのはホテルである。 ホテルがあれば必然、売春行為に必要なベッドが用意できるということだ。

深夜12時40分。スペルマは中1日しか溜めていない。オバハン相手に気合のセックスとなることが予想されたため、薬を飲むことにした。


夜道を飛ばし現場へ。時刻は深夜1時。

コンビニ前に単車を止めて、足早にコンビニ横の筋を南へと入ってみる。と、いきなりビンゴ。パイプ椅子に座るババア2名を発見。これは間違いない。ポン引だ。

まるで夕涼みでもするかのように、ゆったりと椅子に腰掛ける2人のババア。 普通の人間なら、椅子に座って何をしているのか・・といぶかしむところだろうが、世の中、一般人の想像を超えるものは沢山あるのである。

ババアはこちらをチラチラ見ている。距離約10M。オレはとりあえず、目を合わさずに脇道にそれる。そのまま新地をぐるりと1周する。

20分ほど掛けてくまなく新地内を調べたが、残念なことに、先ほどの2人組みババア以外にはポン引きは見当たらなかった。

そうとわかれば、あとは潜入するのみ。早速ポン引きへと接近。一人は年配で50代。もう一人は30代か。

ババアの前で立ち止まるり、「遊べるの?」と聞いてみた。

もし、ただの夕涼みをしているだけのオバちゃんだったなら、とんでもなく恥かしい発言である。しかし、年配のババアの口からは予想通りの答えが返ってきたのだ。

「遊べるよ」

「ホテルへ行くの?」

「そうホテル。すぐそこ」

「いくら?」

30分でイチ。あとホテル代が4、5千円やな。60分やったらあとイチやわ」

「どんな人がいてるの?」

「今日は2人しか出てへん。一人は28くらい。でもポチャッとしてる。もう一人はそこそこいってる」

「40くらい?」

「まあ、そんなとこやな」

「若い子にしときな。サービスええ子やで。もう一人の年取ってるのは最近使い始めてた子やさけな・・」

「ぽちゃりはアカンねんなあ・・」とオレが返すと

今まで黙っていた若手のババアが「じゃあ、お兄さん、もう一人にしときな。その人は細いで」と言い放った。

この一言で細い女に決定した。いつも女を決めるのは早い捜査官だが、 今日は1分近くかかってしまった。男らしくないな・・・。

若手のババアと一緒にホテルまで歩く。ホテルへ着く間に、いろいろと聞いてみる。何でも年配のババアは、20年ここにいるらしい。ホンマかいな。 自分達のほかには同業者はいないとも言っていた。最近は、暇で女が2人しか出勤しない日もあるという。ただ、普段はもう少し数も多いらしい。

ババアのプライベートなことも聞いたが、人物の特定が容易であるし、報告書には関係ないのでここでは伏せておく。

あたりには数件のホテルがあるが、そのうち最もボロイ1軒へ。週末であったが、幸いなことに3部屋ほど空いていた。9000円の部屋をレスト料金でチョイスする。

部屋の中は9000円はボッタクリと思われるショボさであったが、なんとここには大花火があったのだ!!
*注:アルゼのパチスロ台。今では検定切れのためホールで打つことは出来ない。

ま、そんなことはどうでもいい。そう、続き。

ババアに1万円を渡す。と、ババアは「来る人は新しい人やから・・・。もし追加を言われても出さなくていいからね」「もし、気に入らんかったら、また来たときは他の人もいるからね」と、念を押して出て行った。オレが若く見えるから気を使ってくれたのだろうか。


風俗嬢も厳しいものだ。「体を売ります」と言ったら、簡単に仕事がもらえるわけでもないのだ。これから来る女も、客の評判が悪ければ仕事を回してもらえなくなるのだろう。

待つこと3分。

やってきたのは40歳のおばさん。体は細かったが、その体からは、もはや色気は消えうせていた。でも、風呂屋暦20年以上のツワモノで、話はとても上手だった。

風呂に湯をため、きちっと体も洗ってくれた。洗い方がソープ嬢のそれだった(笑)

勃起を促進させるために、テレビでアダルト番組を流そうかと思ったが、止めておいた。ソープテクがあればいけるだろうとの判断である。薬も飲んでるし。

スキン付き、フェラ無しだったが、いと簡単に勃起。薬の効き目は抜群である。

騎乗で挿入。しばらく動いてもらい、そのまま横向けに転がって正常位に移行。自分が上になってバッコリはめるが、マンコ自体は決してよい物ではなく、まるで気持ちよくない。女は感じていたが、しばらくハメていると萎えてきた。やはりテレビをつけておくべきだった。後悔したがもう遅い。 結合状態にあるので、頑張れば、再勃起は可能である。しかし時間は30分しかない。もう25分以上は使ってしまっている。

挿入したからよしとしよう。チンコを抜いて終了の合図を送る。

しかし女は、「ちょっと待ってね!」と言ってがんばり始めた。なんともすばらしいプロ意識である。ここはソープではないのに。チンコを立てる術を知っている彼女は、根元を指で握って、なんとか勃起させようとしている。

「手コキでする?」

「いや、もういいよ」

おばさんは、残念そうに「ゴムがだめなのよね?」と言ってくれた。

ゴムじゃなくてアンタのマンコだよ。と心の中で言い返し、ファイザー製薬の薬の購入を本格的に検討する捜査官であった。やっぱ外国製の薬のほうが効きますから・・。


おばさんは、時間をオーバーしたことに関して何も言わずに、シャワーも浴びずに急いで服を着て帰っていった。

悪いことをしたな・・。でもオレはゆっくり出来る。これがホテルを利用する場合のいいところ。

ホテルのチェックまで、時間はあと2時間ばかしある。大花火を打ってみる。 1000円で景品用のポイントを6つ溜めることが出来た。これは次回、この部屋を使った人へのプレゼントにしよう。 下皿に6枚のコインを残して部屋を出た。


帰り際、廊下で不細工なカップルと出くわした。一人で帰るオレは奴らにはどのように映ったのかな・・・。いつも感じる疑問だ。

どう思われていようが、今更別にいいのだが、一つ言える事は、ホテルを利用するときはいつも新鮮だということ。今まで、マンネリとやらを感じたことは唯の1度も無い。

そう、計算されつくした絶妙のタイミングで鳴る予告音。存在しないはずの子役確率格差とプログラムされていないはずのラストゲームでのJACインを体感するとき。美しすぎる青七。これでもかというサウンド。 の人間をチンカスのように見下した機械割。連日13時間打っても苦痛でなく、打ち終わった余韻に浸ることが出来る。

予告音+左リール バー・リプ・7 あなたなら何処を狙いますか?


あのころのアルゼは熱かった。


すまぬ。こんな終わり方で。





捜査報告書:捜査報告書:ホテル代込み14500円


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