四条河原町で立ちんぼの捜査をせよ


2007年3月×日、長官より緊急指令が下りた。

指令:四条河原町で立ちんぼの調査をせよ

早速、捜査官が京都へ向かった。
なお、以下のファイルは全てノンフィクションであることに留意されたい



2007年2月某日。捜査本部に非常に興味深いタレコミ情報が飛び込んできた。


その内容は「京都の祇園〜四条界隈で、立ちんぼが出現する」というものであった。裏風俗とボッタクリは一切ないと言われて久しい京都で、である。関西を根拠地とする捜査当局としては、全く持って晴天の霹靂であった。

しかもこのメール、情報としては極めて具体的で、憶測や噂話を垂れ込んだとは思えない。さらには、「若い立ちんぼの姿も見られた」とも書かれているのだ。

もしこれが事実であったならスクープである。案件リストには入っていなかったが、捜査当局は最重要捜査事項として、ただちに本件をリストアップ。かくして3月某日、捜査が決行されたのである。


<潜入捜査計画書>

優先度:DX
担当捜査官:捜査官もるだ
捜査時期:2007年3月の週末いずれか
指示事項:
1、東山と河原町の2箇所で立ちんぼが出現するか確認せよ
2、問題の若い女を捜索せよ
3、目視捜査が終了次第、立ちんぼに接触を試み、可能な限りの情報を収集せよ
4、若い女が確認された際は、すみやかに購入し、内容を確認せよ
5、可能な限り生チンを挿入せよ
6、立ちんぼの姿が確認できなかった場合は、木屋町で誰かをナンパして一夜を共にしろ





金曜日。月末で、多くのサラリーマンが、給料を支給されるであろう日でもある。捜査開始時刻は23時。万全を期して深夜の時間帯が選ばれた。


しばらくぶりで訪問する京都の木屋町は、キャバクラがずいぶん増えている。まずは東山方面から捜索してみることにした。


四条通を東へ歩いて、夜の鴨川を渡る。桜はまだ咲いていない。

 夜の鴨川

どんどん歩いて東山安井のホテル街へ到着した。あたりをくまなく探索するが、ホテヘル嬢と手をつなぐニヤけた男ばかりで、怪しげな女の姿は見られない。

よく考えればここへくるのは、数年前にホテヘル遊びをして以来である。指名した女と仲良くなうと頑張ったのだが、2回会っただけで終わってしまった。ま、チンコは入れましたけど(笑

さて、思い出に浸っている暇はない。ここがダメなら阪急裏に移動だ。

再び河原町まで歩いて、阪急百貨店裏の細い裏道を歩いてみる。すると、ほどなく怪しい女を数名補足することができた。

しかし、立ちんぼなのかポン引きなのかよくわからない。年齢的にポン引きと思われるのだが、動きがポン引のそれではない。ギラついた鋭い視線でターゲットを見極め、絶妙の間合いで接近する、あの緩慢であるが、それでいて無駄のない動きではないのである。

対して立ちんぼは、自分では動かずにその場で立っているか、動物園の熊のようにうろうろしているかどちらかである。

ううむ。よくわからん。まさか人待ちのおばさんだろうか?だとしたら間違って「あの〜いくらですか?」とか声をかけたら変質者と思われるかもしれない。


目視調査の結果は下記のとおり

・デルタゾーンにポン引きらしい女が1名。年齢と挙動からしてこれは間違いないと思われる。
・高瀬川の橋の袂に立ちんぼらしい女が2名。しかしこの2名、かなりの高齢である。
・阪急裏の路地に立ちんぼらしい長髪の女が1名。


全体像を把握すると、本日の突入作戦を立てる。まずは、阪急裏の女にアタックする。なぜならこの女が最も容姿がイケているように見えたからだ。それがダメなら橋の袂の女に接近し、情報を引き出しつつ交渉を進める予定である。

早速、長髪の女に接近する。女は積極的で、オレに向かって『もう帰るの?遊んでいかない?』と声をかけてきた。

近づいてみて驚いた。こいつはどうも男のようだ。なかなかよくできたオカマである。オレは男でも相手に出来るので、さほど動揺はしなかったが、 これはこれでちょっとしたスクープである。女(男か?)は熱心にオレを誘ってくる。オレは、ここらに立っている女の情報を聞き出そうとしたが 「ここは若い子はいないわよ。アタシが一番若いから」と言うだけで、あまり有益な情報は得られなかった。一瞬、こいつを買ってみるか?という思いが脳裏をよぎったが、他のゾーンで問題の若い女の情報が得られる可能性もあったため、断ることにした。

オカマは恨めしそうな顔で離れていった。


さあ、先を急ごう。裏路地を高瀬川まで歩いて、2名の女に声をかける。一人は35〜40歳くらい。もう一人は明らかに45歳を超えている顔である。

若い方の女に的を絞って話を展開する。若いと言ってもおばさんなのだが・・。時間や金額を聞いてみるが、『予算はいくらなの?時間はゆっくりしたげるよ』と要領を得ない。とまどうオレに、『サービスするよ。お兄ちゃん好みやから』と程よいテンポで営業をかけてくる女。

顔も体も全く好みではなかったが、これをパスすると後がない。オレは、かなり不本意ながらもこの女を買う事にした。

売買が成立すると、すぐ近くのホテルにIN。休憩3800円、泊まり6800円である。時間も遅いので泊まって行くことにした。もっとも、女は一緒に泊まるわけではないが。

部屋へ入ると、女はプレイ代として2万を要求してきた。この女相手に2万払うのはどうしても嫌だったので、1万5千円で交渉する。もう部屋に入っているのだから、1万5千円でも女は納得せざるを得ないのであるが、感じの悪い女ではなかったので、最終的にはホテル代のおつり3200円をあわせて18200円で手を打つことにした。ホテル宿泊代あわせて合計2万5千円である。


風呂に入って体を洗ってもらう。女の体は腹がでっぷり出ており、ヘアの処理もしていない。興奮する要素が少ないので、うまくセックス出来るか少々不安になる。その後、ベッドへ。

残念ながら有無を言わせぬゴム付きプレイだった。『あなたの子供は欲しいんだけど』とか気の利かない言い訳をしてくれたが。

こうなっては射精は極めて困難である。とりあえず正常位で挿入。射精のタイミングが2回ほどあったのだが、興奮度が少ないのでイかない。女は少し焦ったようで、騎乗位に体位を変える。下になって適当に休憩させてもらったところで再び正常位へチェンジして、なんとかゴムの中にスペルマを放出させることに成功した。

少しの休憩の後、女は、一人でシャワーを浴びると、服を着て帰っていった。

 行為後に撮影された現場

オレはそのまま眠りに付き、翌日の10時にチェックアウトした。ひとしきり朝の京都の空気を吸って、ぼんやりする。あー、コーヒーが旨い。



京都の裏風俗。再捜査の必要がありそうだ・・・
桜の咲く頃にもう一度来よう。





捜査報告書:おばさんとセックスして25000円也



りふれっしゅトップへ/1つ戻る