玉水町でチョンの間へ潜入せよ


2007年8月×日。長官より緊急指令が下りた

指令:玉水町で宿泊できない旅館へ潜入せよ

早速、捜査官が潜入を試みた
なお、以下のファイルは全てノンフィクションであることに留意されたい



夏の暑い日。捜査官は高知県へ来ていた。


いつだったか、高知出身のキャバ嬢Mが、高知の夜と言えば、土佐鶴の熱燗と鰹のタタキであり、およそ風俗営業許可証とは無縁な街であると言っていた。

しかし!そんな高知にも、全国区で名を知られたエロスポットが2箇所あるのだ。1つは堺町のチョンの間。もう一つは玉水町のチョンの間である。 ま、名を知られていると言っても、リフレッシャーの間でという条件付ではあるのだが・・。


なんにしても、寂れた街にある寂れた赤線で、寂れたババアが出てきて寂れたマンコに捜査官が気合で生チンコを放り込むという、まさしく輩の喜ぶ方程式が超高確率で成立することは間違いないだろう。




さて・・・。


坂本竜馬の銅像が建つ桂浜で、我が風俗人生について考え、やはり日本一週風俗の旅は実現しなければいけないという結論に達したとき、時刻は午後8時を過ぎていた。

急いで繁華街のある堺町へと移動する。


 人・人・人

えー、よさこい祭りとかいうイベントが行われておりまして、この時点で堺町の捜査は断念せざるを得ないことになりました。だって凄い人なんだもん。事前調査を怠ると、このような事態に陥るので、注意が必要である。 捜査官は典型的B型ゆえ、風俗以外の事前調査は一っ切しないのでこういった事態によく直面します・・。


通行止めを迂回しながらも、なんとか風俗街の店舗の把握と写真撮影を終える。キャバクラが数店舗とヘルスらしき店が少しあるだけだ。 はりまや通りを越えて南へ行ってみると、ソープランドがある。地理的に閉じた国だけあって、一通りの業種は揃っているようである。

近くのコンビニでチェックした詳細道路地図には、路面電車の上町5丁目駅付近が玉水町となっている。さっそく5丁目まで移動する。あたりはいたって普通の街である。玉水町の面積は狭いので、このへんにあるはずだが。


ファミリーマートの前方に有る裏路地に入ってみる。この筋が匂うのだ。 しばらく歩くと前方になにやら白い看板が見えてきた。もしかしてあれではなかろうか。さらに進むと、看板には「旅館●●」と書いてある。看板の数は6つか7つ程度。土手を下りたところが入り口になるようだ。土手の下には小さな川が流れており、その上をこんもりと樹木が覆っている。





こいつぁ、限りなく黒に近いな・・。


旅館の入り口からは明かりが漏れている。入り口にやり手ババアの姿があることを期待したが、全ての旅館の入り口には誰もいなかった。 道を隔てた反対側にも1軒だけコンクリ造りのビジネスホテル様の旅館がある。しかしこちらの入り口にも誰もいない。そのまま通り過ぎる。

ううむ。確証はないが、これに違いないだろう。どう考えてもこの立地条件は不自然すぎる。でも、まさか本当の宿泊旅館だったら・・・いやいや、それこそネタやんけ。

行くしかないだろう。先の大戦中の撃墜王が、『焦ったときは大きく3回深呼吸すること』と書物に書いていたのを思い出し、3回深呼吸して、一気に土手の下へ降りてみた。


1軒目の入り口。奥のほうに椅子に座ったババアがいた。特に声を掛けられるわけでもない。そのまま通り過ぎる。数件を通り過ぎるが誰もいない。最後の1軒。立ち止まって中を覗き込む。椅子に座ったババアがいた。

「遊んだり出来るんですか?」

「ああ、遊べるで。アンタ祭りで踊ってたんか?」

「いや、自分は見てただけで・・」

「そうか、踊ってたみたいな格好やから・・」

「いくらですか?」

「6000円や」

6000円!事前情報では30分で10000円と聞いていたが。この金額は捜査史上最安値のセックス価格だ!

促されるままに中に入る。内部は古びた旅館の造りで、共同洗面所や便所もある。案内された部屋の中は真っ暗と言っても良いほど暗く、赤い豆電球が1つ点いているだけである。これは出てくる女の顔を極力わからなくする為のものであろうと推測された。若い女が出てくるのなら煌々と明かりをともしていたほうがお互いにいいわけだから。


ババアは「じゃあ6000円でいいか?」と聞いてくる。6000円なら20分で10000円なら30分だという。

何を血迷ったか、私は10000円を出してしまった。30分にする理由など一切なかったのだが。久しぶりのコアな捜査で、気が動転していたようだ。

ババアは、「ちょっと待ってて。すぐお姉さんが来るからな。まあ、お兄ちゃんは若いから、お姉さんじゃなくておばさんやけどな・・・」と、ブルー極まりないセリフを残して部屋を出て行った。


しばらくすると女がやって来た。推定で50歳の細い女だ。大して話をすることもないので、何処から来た?などというお約束の会話が一通り済むと、お互い服を脱ぎ、セックスが始まった。

そのとき「ゴムはつける?」と聞かれ、私は「付けない」と答える。最近の若い子は・・・みたいな目で見られたような気がしたのは、私の思い過ごしだろうか。

ウェッティでコレでもかとチンコを拭かれる。痛い。女の腹が出ていなくて肌も綺麗だったので、なんとか乳首を舐められて勃起にこぎつける。4日ほど溜めているので立ったが、通常時であれば勃起は困難だったろう。

そこからフェラが始まる。痛い痛い痛い痛い痛い。歯が当たる。この女、今まで正しいフェラの仕方を男から教えてもらったことがないのだろう。そのヘタクソっぷりを指摘した初めての男になってやろうかとも思ったが、そんなことをしていたら肝心のセックスが出来なくなってしまうと思い直し、しばらく耐えることにした。

やっとフェラが終わり、女は下になった。正常位で挿入だ。

マンコに指を当ててみると、濡れている。いや、これはローションのようでもある。しばらく亀頭を擦り付けて女の反応をうかがってから奥まで挿入する。中はあまり濡れておらず、やはりローションを塗っていたのだろう。

女は感じてるふりをして声を出すのだが、興奮する要素が少ないので、かなり長い間ハメていたように思う。最後のほうは女が腰を自分で動かしていたので、それなりに感じていたのかもしれないが、あまり深く考えないことにした。


そのまま中に4日分のスペルマを放出。

尿道に溜まった液が最後の1滴まで出たことを確認して、ティッシュをあててチンコを抜く。ウェッティで体に付いた女の唾液をくまなくふき取り、横になっていると、女が横に寝てきた。

この旅館街の詳細を聞いてみる。ここは昼から夜は1時くらいまで営業しているようだ。今営業しているのは6軒だけという。客はそんなに多くなく、日によっては坊主のこともあるという。女はバスと電車を乗り継いでここまで通っていると言っていた。高知には、やはり堺町のほうに同じようなチョンの間があると言っていた。こちらは30分10000円で年齢層はここより低いと言っていた。

それ以上は話をすることなどなかったが、女は自分の身の上話を始めた。 その心の中はどういった心境であったのかはわからないが、年十年も前のことから今に至るまでを話してくれた。昔、大阪に住んでいたらしく、大阪から来た私に何かをダブらせたのかもしれない。


チャイムが1回なり、時間となったようだ。服を着て女と別れる。女は服を着ずにタオルを持っている。私が中出ししたのでシャワーでも浴びるのだろう。


階下ではやり手ババアが待っていた。

「今日は何処に泊るの?」

今夜の宿は取っていないというと、えらく心配して外まで付いてきた。

そして、思い出したように、

「アンタ、お茶かジュース持って行き・・あ、ビールてな訳にはいかんなあ・・・」ババアが開けた冷蔵庫の中にはアサヒスーパードライが入っていた。もしかして酒を飲んではいけない年齢と思われているのだろうか??

お茶をもらうことにした。

「あんた、帰る道はわかるか?」「気をつけていきや」

蛇足であるが、ババアの喋り方が中途半端な関西弁なのは、私の書き間違いではなく、ババアが元大阪人で実際にこのように話していたからである。



ババアに見送られ、歩き始める。空はどんよりと曇っている。今にも雨が降り出しそうだ。


さあ、今夜はどこで寝ようか。



捜査報告書:情緒溢れるセックスで10000円也


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