香里園で本サロに潜入せよ


2019年10月×日、長官より緊急指令が下りた

指令:香里園で本サロに潜入せよ。

早速、捜査官が現場へ向かった。
なお、以下のファイルは全てノンフィクションであることに留意されたい


関東や信州で甚大な被害をもたらした台風が去った翌日。大阪の平野部は急に秋らしい気温になった。寒いので電車でぶらりと買春に出かけることにする。時刻は17時。 まずはメトロ谷町9丁目駅から生玉神社のラブホテル街へ。 体を売ってくれそうな女がいないか軽めのレーダーを回しながら挙動不審に歩く。肌寒いとはいえ、秋の夕日にはまだ夏の熱が幾分こもっている。 大塚製薬のイオンウォーターを舐めながら歩き、「やっぱりあそこへいってみようか」と考えなおして、ホテル街を一周すると駅まで戻ってきた。

メトロ堺筋線に乗ると北浜で京阪に乗り換え。台風一過の日曜日とあってか人が全然いない。 ホームでぼんやり電車を待っていると、ほうじ茶色の特急が入ってきたが、目的地に特急は停まらないのでやり過ごし、次にやってきた抹茶色の快速急行に乗車。 トンネルを抜けて右手に黄昏のきた大坂城を見ながら勾配を上がったら京橋駅。ここで人が沢山下りたので座ることが出来た。

輩の諸君、このタイトルとオープニングはどうだろう。 最近のxファイルは、小田急とか新宿湘南ライナーとか、そういう東京の路線ばかりが登場していたと思うが、 100話ぶりくらいに京阪本線の登場だよ。今日は久々に関西ローカルでの捜査になるのだ。 なぜ阪急ではなくエセ京都人向けの京阪に乗っているのかというと、本日の訪問地が淀川の右側にあるからである。 行先は、寝屋川市。名前だけちょっと有名な人口20万強の都市だ。 どこかわからない人は、京都と大阪の間には訳のわからん小都市が複数あるので、それの大阪よりの1都市だと思ってくれたらいい。 で、その訳のわからんところのど真ん中を淀川という東京でいうところの多摩川みたいなのが流れており、その左右で住んでいる人種やら文化やらが若干違うのである。

(ややこしいですが、淀川の右側というのは左岸に該当します。なぜそうなのかは京都か大阪の人に聞いてださい。答えられない場合はエセ認定していいと思います。 また、右側のことを「向こう側」と発言した場合はゴリゴリの京都人なので警戒してください)

その寝屋川の中にある街、「香里」という所が捜査地点。駅名だけ「園」が付いて楽し気な名前になるは、枚方パークと関係があるみたいだ。



さて、いつもの調子の場所の説明が済んだので話を進める。

香里園にはイニシャルでMというピンサロがある。 一昔まえは京阪に乗っていると車窓からカタカナ文字の書かれた怪しい巨大ネオンが見えたと思うが、あれだ。今はネオン看板は無くなっている。写真撮っとけばよかった。 このMでチンコが入るのは、もうずいぶん前から知っている。詳らかなタレコミがきたからだ。 たしか、入店したら西武ライオンズのメガネをかけた選手が出てきたとか、そんな内容だったと思う。 私は野球のことは良く知らないのだが、さっき西部ライオンズのメガネでググったらオレステス・デストラーデとかいう黒い選手が出てきた。

このタレコミが来たのは実に15年くらい前だ。15年放置していたのを今更思い起こして実行しようというのも驚きの行動だが、 もっと驚きなのは、ピンサロに厳しい大阪行政の中で15年の間に 再開発も進んで綺麗な広場とロータリーが出来てペデストリアンデッキで近代駅舎の仲間入りを果たすことに成功して 真ん前にはTUTAYAとスターバックスが一体化した書店喫茶みたいなのがあるオシャレという形容詞を都会基準で具現した駅前で、 このMという前時代の搾りカスみたいな性風俗店が今でも生き残っているという事実だろう。 あるいは、最も驚くべきことは自分が15年を経てまだXファイルだ捜査官だのを名乗って変態サイトを運営しているという現実なのかもしれないが、 そんなことに驚いていたら氷河期世代は人生やっていけないので話を進める。


時刻は18時。開店時刻(私の予想した開店時刻。オフィシャルサイトとかはない)に合わせてやってきたにもかかわらず、まだ開いていない。 もしかして閉店したのだろうか? 駅前で座って20分待ったが開かないので、ラーメン屋と風俗店では待てない主義の私はしびれが切れて1つ隣の寝屋川駅へ行くことにした。 なぜなら、Mは寝屋川駅前にもあるからだ。昔は京橋とか尼崎とかいろんなローカル駅前にあったみたいだ。創業は30年以上前らしい。

15分後。寝屋川店へ行くと看板に明かりがついている。こちらも香里園に引けをとらない化け物屋敷風の面構え、 店へ近づくと3名の高齢者が店外で待っている。まさかと思って入ってみると店員のハゲに苦み走った顔で「今ちょっと待ちが……」と断られた。

なんだこれは。検索しても出てこないようなボロいピンサロが何でこんなに流行っているのか。 当然、こんな店で待つ心の余裕は持ち合わせていないので店を出る。 噂に違わぬ寝屋川人のヤバさを目の当たりにして、仕方が無いので香里園へ戻ることに。我ながら愚かな立ち回りだ。


15分後。駅前に戻ってくると看板に電気が付いていた。やっぱりやってるな。

何気に前を通り過ぎる。 行けば解るが、この狭い一角だけ駅前が開発される前の姿のまま放置されている。一画ではなく一角。風前の灯火だ。

ううん。入りにくいな。真向かいが自転車駐輪場になっており、人の出入りが激しい。 人が途切れたすきを狙ってIN。階段の下に着くと扉が開いて初老の店員が出てきた。

「いけますか」との問いに「はい、いま一名です。今日は少ないんで」の答え。すぐに入れる女は1名で年齢は36歳、スタイルはぽっちゃりとのこと。 ううむ、どうだろう。不細工なのは想定内としても、これは確実にデブが出てくるだろう。 ピンサロの狭い空間でデブとセックスするのは想像以上の重労働なのだ。そして36歳のデブいバケモン相手で勃つだろうか。 スペルマは貯めているけど、バケモン退治に22000円も払うわけだ。それだけあればソープで写真見てから遊べる。福原でも雄琴でもマット付きで遊べる。 どう考えてもまともな金の使い方じゃない。

逡巡すること10秒。店員氏に「どうされますか、入りますか」とせっつかれる。 別にアンタに入ってもらわなくても客には困っていないと言わんばかりの態度である。

5秒後、私は「くっそー、いったれ!」と叫んで(心の中で)ポケットから札を取り出した。 札が渡されると「〇〇〇さん、だぶるー〇%&#、◇ 」と店員氏がアナウンスし、館の中に案内された。

中は結構広くて明るく、BGMはユーロビート。ブースが6個あるようだ。1ブースの広さも結構なもの。衝立はかなり低めの設計だ。いわゆる「見通し良好の設備」だな。 一番奥へと案内された。ソファに座ってバケモンの登場を待つこと3分。黒いドレスを着た女があらわれた。

あっと驚いた。それは普通体系の普通の顔の30代の女だったのである。 あっけに取られていると名刺を渡され「こんばんわ」と挨拶をされた。 きちんと人間の挨拶ができるようだ。ここはモンスターハウスじゃなかったんだ。 予想だにしなかった展開に心が盛り上がる。女のセミロングの黒髪からは女特有のいい匂いがした。 「とんでもないババアかデブが出てくると思っていたから今日はラッキーだよ。嬉しいよ」と、私の口からは二の句が滑らかに飛び出した。 いつもはお愛想で言うことも多いが、今日は心の底からの発言だ。

女の出勤は、平日なら7名くらいいるらしい。しかも在籍ほぼ30代で20代もいたかもしれないと言っていた。この女の体系をぽっちゃりというのであれば、 他の女はだいぶ細いのであろう。 女は愛想もよく、「じゃあ、いくつに見える?」と聞いてきたので「おそらく君は35だね」と言っておく。 「すごーい!なんでわかるの?」と驚いていたが、最初から知ってるからだよ。悪い男に騙されやすそうな女だ。

ひとしきり年齢当てクイズで盛り上がった後に ブース案内時にオーダーしたウーロンが出てこないので、女がライターを天に掲げてカシっと火をつける。これが「おねがいします」の合図らしい。 こんなの初めて見た。90年代のライブみたいだな。

すぐにジジイがひざまついてウーロンを持ってきて、なんか私の渡した金が1000円多かったみたいで1000円札も返却される。 風俗店従業員とは思えない物堅い男だ。前世は侍か何かだろうか。 まあ、ローカル店だから一度入った客は大事にするのかもしれないな。だからこそ駅前で生き残ってこれたのかもしれん。

ドリンクが来たので、プレイを始めることにした。 プレイ時間を確認すると「いっぱいあるから安心して」と言われる。 そして全脱ぎを提案される。 さっそく全裸になって、女の背中に右手を回してブラをとると大きめの乳が露れた。戯れに私の手を取って乳を揉ませてからの、ウェッティ1拭きからの、 女が私の股間に顔をうずめる体勢でフェラがスタート。これがゆっくりしたものでテクは上の下くらい。さすがにピンサロ嬢はテクニックが高めですな。

女はこちらの社交辞令のタッチを拒否ることなく、さりとて媚を売るわけでもなく恋人同士のようなプレイ進行。 乳首をいじったりマンコをパンツの上からなぞったりして興奮を高めていく。 パンツの隙間から手を入れてマンコを直に触ると濡れてきた。指を挿入したくらいで 女がフェラを辞めて、無言でゴムを破いてチンコに装着。 そのあいだにマンコに入れた自分の指をさりげに匂ってみたらソフィデリケートウェットシートの匂いがした。これは楽しいセックスが出来そうだ。

抱っこスタイルで挿入。女の抱き心地は良好。匂いも良好。残念ながらマンコの締りはいまいち。 しばらくグリグリを楽しむと女にグリンと横倒しにされて騎乗へ。主導権を女に渡したままにすると、そつなく攻めてくれた。 挿入したまま動かさずに乳首舐め。 永遠乳首舐めに異存はなかったので、ひたすら舐めまわしてしてもらう。 まんこの締りが普通くらいだったのが残念だ。これで締りが良かったらもっと楽しかったのに。

どれだけ挿入してただろうか。疲れてきた。タイミングを見て射精してもよかったが、つい欲張ってしまった。 女が「そろそろいく?」と聞いてくれたときには、萎えていた。

チンコが芋虫になったので結合を解いて、もう一度フェラしてもらう。「時間はいっぱいあるから」といって女は慌てていない様子。 まあ36歳だから経験豊富なんだろう。1回萎えるとフェラしても暫く立たないのは解っている。女のマンコをさわるとびしょ濡れだったので芋虫のまま挿入を試みる。 滑ったマンコにすりつけて入れるタイミングを図るもゴム付きのためイマイチこちらの興奮度が高まらず断念。

仰向けに寝ころんでさらにフェラ。女は頑張ってくれる。随分頑張る女だな。 どれだけフェラしても立たない。こういうときは69でもすればいいのだがスペースが無いのでそれも厳しい。

立たないのを悟った女は萎えたままのチンコの上からまたがってきた。女のマンコの入口の形状からたぶん入れられる。女も解っているようだ。 芋虫チンコが膣の壁で圧迫されるうちに角度が付いてきてそのまま穴の奥の方に育っていく。 チンコが膣の中で大きく成長したら女が腰を使う。うっかり抜けないようにピストンではなく前後運動だ。 だんだん女の動きが激しくなる。そうすると 私は狭い空間で女の動きに合わせて頭を壁に打ち付けることになる。 ああ、これいつも自分が本サロで女にしてるやつだ。結構痛かったんだな。でも「痛い」とかこの状況では言えないよな。 などと考えながら80回くらい頭を壁に打ち付けたくらいでそろそろいかないと頭が本当に痛いので「いくよっ」といって発射した。

発射後はソファで伸びていると女が処理してくれた。 股間が綺麗になったので一息ついていると、女がもう一回するか聞いてきたが、疲れたのでやめとく。 時間いっぱいまで女と話をして過ごして、やがてマイクが入って帰ることにあった。「次きたら3回しようね」と約束してブースを出た。

玄関まで女に送ってもらってバイバイ。 22000円だけど、回数できるならソープと同じくらい価値があるのかもしれないな。 女の人数が多い時は最初に2〜3回転する(顔見世トーク+α)と言ってたし、まあまあ良心的なのかもしれない。



捜査報告書:むべなるかなで22000円也。


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