76. 沈没前夜。


■2008年 9/3(水曜日)

朝、起きるか迷ったが、寝る。そして9:30にアウト。あーあ。飛行機見に行って19:00や。コンビニでポーク玉子のおにぎりとポルトギューを買ってまんきつ5時間パック。更新する。そしてAに電話して食堂行ってトーフと牛肉のニンニク炒め→ランドへ。

使ったお金8,792円



【16年後の回想】
何もしていません。食って寝てるだけのようです。この日までの総走行距離がノートに書かれていました。「10,609キロ」とあります。

電車での移動が西日本2,368キロ
東日本4,326キロ
バイクが10,609キロ。合計17,303キロ。(全行程ではもう少し伸びます。フェリーは含まず)。

完全版もそろそろ終わりです。書くことが無くなってきたので。毎日なにもしてませんしね。




■2008年9月のある日。

14時間満喫にいる。店員に入りなおすか聞かれる。

【16年後の回想】
だんだんと日記が1行とか2行とかになってきました。沈没寸前のようです。 このあとも毎日ノートは続くのですが、10月13日で終わっています。ついに気が狂ったみたいです。 2008年。リーマンショックの年です。旅を続けるうちにどこかで地獄行きのバスに飛び乗ってしまったみたいです。


住宅手当とか家族手当とかは、子供が出来たら給料が増える、家を買ったら給料が増えるということで、若い頃はふざけたシステムだと思っていた。独身や実家だったら損するんだから。しかし、おっさんになると日本の社会システムがそのようになっているのだから、それはそれでいいのだと思うようになった。日本の社会システムというのは、みんなで中流社会を築きましょうということなのだ。

その社会システムから逸脱した人生を望む人がいるが、そんなもの望んでなるもんじゃない。社畜ってそんなに悪いものじゃないんだから。

賢い人は、そういった社畜の持つ意味を十分に解っているけど、解っていない人が言葉に惑わされて失敗するのだ。早期リタイヤして南の島でのんびり暮らすとか、サラリーマンの夢みたいに思われているが実際2週間で飽きる。楽しいのは最初の3日だけ。

サラリーマンの夢は、退職まで同じ会社で働いて、結婚して子供をもうけて、生命保険に入って、ファミリーカーに乗り換えて、住宅ローンを組んで家を買って、子供を大学進学させて、そして自分の誕生日に家族みんなで祝ってもらうことなんですよ。

毎日通勤しなくてよい。というのは確かに楽しいだろうが、毎日仕事をしなくてよい。 というのはそんなに楽しいものじゃないのです。明日は新しいGODの導入日だしスーツを着てパチンコ屋に行こうという発想になったら人生終わりですよ。


ノートには、↑このように書かれています。他にも訳のわからんことが沢山書かれています。完全に気が狂っていますね。


完全版おわり。

いや、もうちょっとだけ続きます。


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