59. 大阪


1号線を走り続けて大阪へと戻ってきました。再出発までの数日間、いったい何をしていたのか。日記を見てみましょうか。


えー、まずは帰ってきてマンション前にバイクを停めたんですが、マンションがリニューアル工事したみたいで外壁塗装とかエントランスの造作が一新していましてね。住んでたのはここで合ってるはずけどマンションの見た目が変わってるもんですから焦りました。違う世界線に迷い込んだのかと思いましたよ。

そいで、何をしていたのかといいますと、バイクの整備、天一でラーメンを食うとかキャバクラ行くとかエロ本買うとかモツ鍋食うとか更新作業とかロイホでステーキ食うとか、いろいろノートに書かれています。これを書き起こしても仕方がありませんので、まあ、いくつかエピソードを抜き出してみましょうか。

ええと、まずは皆さんがもっとも気になっているであろう(?)、「花火大会」ですね。Eさんと行きたかったにもかかわらずFさんと行くことになるわけです。どういったやりとりでFさんに軍配が上がることになったのかは…やはりよく覚えていないんですよね。たぶん、不本意ながら押しの強かったFさんと行くことになったんだと思います。Fさんは年上の人でして、お金はいつも景気よく出してくれる天使のような人でした。悪く言いますと悪い男に騙されやすいタイプの人でした。

エロ本は素人投稿のやつで、ちょうどこのころに素人投稿雑誌の面白さに気付いたのです。あれ面白いよね。エロ本の価格は980円だったと記録があります。モツ鍋はローソンのナガラ食品のやつだと思います。このころは298円でしたよね。いまは398円になってますが。あれ美味いよね。

あとは、Bさんとプールに行ったというのが書かれています。Bさんは一流企業に勤めていて17連休日だった人です。17連休がヤバいって言ってもよく考えたら私は365連休ですから、それのほうがヤバいですよね。Bさんも年が結構上なんですけど、子供っぽいところがあるのでプールに行ったみたいです。Bさんはちゃんと浮き輪を2つ持って来ていてビビりました。

それから、ムーの発売日だったので購入して、マクモニーグルが面白いとか書いてますね。

マクモニーグルというのは人名で、遠隔透視のできるアメリカ人です。地球の裏側を透視できる男とかいうてよくテレビに出てた人です。べつに地球の裏側でなくても隣の部屋でも透視出来たら凄いわけだけど、まあそれは置いといて。

マクモニーグルの遠隔透視は、いわゆる「霊視」とは異なっており、全く違ったプロセスで行われるものです。まあそれがうさん臭いのは置いといて、私が言いたいのは、マクモニーグルの絵が上手過ぎやろという事です。

「マクモニーグルが女王卑弥呼を透視する!」みたいな特集でしてね、これは創刊40年を誇るムーの総力特集の中でも伝説の回になっているのです。 内容が大掛かりで、現地調査を行うなどムーにしては現実味を帯びていて面白かったというのもありますが、なによりマクモニーグルが透視して描いた卑弥呼の顔が衝撃的だったからです。(画像検索したらいっぱい出てくると思います)。たぶんYouTubeにもオフィシャルのダイジェスト版が上がってたんじゃないかな。

邪馬台国論争を、まったく関係のないアメリカ人が突拍子もない角度から胡散臭さ全開で紐解いていくのが面白く思えるのは、やはりこの時代に関するアカデミズムがウンコだからでしょう。魏志倭人伝とか、誰が読んでも途中から「推測」になってるのに、無理やり「南が東の間違いだ」とか、「1か月を1日と書き間違えた」とかバカみたいなことを偉い先生が真顔で言ってるんだからどうしようもない。まだ遠隔透視の方が信憑性あるだろって話ですよ。

で、まあ、そういったことは置いといて、この旅でも九州の吉野ケ里遺跡とか行ったんですよ。それはずっと後の方で出てくるかどうか、出てこないかもしれません。


ほんで、まあ、そろそろ旅行記の方に戻りますか。装備や資料の準備が整ったら天気が回復するのを待って、深夜、再び1号線を走り出します。



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