54. 土浦~神栖~箱根


2008年 8/6(水曜日)
AM8:30起き(w)。今日は晴れそうである。準備して出発。R6を小名浜方面へ走り、港へ。食堂にドキドキしながら入る。感じいいおばちゃんで飯もおいしく食せる。鯖の焼いたやつにカツオのタタキが付いておいしいです。ローソンで充電器とタオルと洗顔を買って着替え。ソプへ行く。小名浜のクオリティを感じる。で、ローソンでアイス。13:00なり。高速乗る。土浦北で降りて予科練の施設行こうと思ったが入りづらく諦める。神栖までくる。暑い。何も見つからない。20:00を超えてまっくらになったので捜査を断念する。まぢでむり。土浦でソプ行きゃよかった。長野は諦める。恐山にメールしてアバロンへ。1050円。なかなかいいぞ!!23:00にアウト。ガードのおっさんに話しかけられる。これから走るの?ええそうです。県道44のカーブで荷物をすべて落とす。すぐに拾ったので轢かれなかったが、慌ててサングラスを落とす。これは車に踏まれてパア。狐にやられた。R51→R16→R296→R357で台場まで来るが、その先が有料トンネル。引き返して銀座からR1へ入る。やった!勝った。東京の摩天楼はヤバかったね。人多すぎやろ。夜は個人タクシーの嵐やし。すべての道が東京へ向かっている。イライラ。一分の無駄もなく使用され尽くした土地。バカじゃなかろか。こんなところに住みたくないね。関西活性化の方が良いわ。R1を西へ。コンビニでメシ食う。箱根で1時間寝る。5じ→6じ。R1を走る。スカイラインを往復する。

本日走行480キロ 総走行6,300キロ 使ったお金27,379円



【12年後の回想】

一夜明けて翌朝は晴れでした。

『AM8:30起き(w)』

寝坊したようです。チェックアウトは9時だったんだと思います。wってこのころから使われてたんだな。

とりあえず風俗へ行く気分だったので(タンクが限界に近かった。旭川のおばあさんから発射していない)、最寄りの小名浜の漁港のソープへ行くことにしました。



小名浜漁港の様子。いまではアミューズメントスポットみたいになっていますが、このときはレトロな感じの建物で観光客とかいませんでした。ソープの前に食事をすることに。



平日の朝だからか、広い食堂に私しかいませんでした。漁師や市場の人はもっと早い時間に食べるんでしょうね。

『ドキドキしながら入る』

というのは、漁港関係者専用だったら気まずいなあと思ったからです。

むかし、焼津漁港の食堂で漁師と間違われたことがありましてね。たぶん日焼けして頭にタオル巻いてたからだと思いますが。そんで、こちらも漁師のふりしてメシ食って出たんですけど、ちょっと気まずかったんですよ。「今日は観光客が多くてお待たせしてすみません」みたいに味噌汁渡されながら言われましてね。「わたし観光客です、すみません」とは言えないじゃないすか。そうしてると今度は「今日はバチが売り切れで、どうしましょうか」て聞かれたんで、「なら何でもいい」って答えましてね。なんか違う種類のマグロが出てきたんですが、とりあえず美味かったです。バチは恐らくメバチマグロのことだと思います。美味かったけど漁師じゃないのバレたらまずいので、ゆっくり味わって食えなかったんですよ。

まあ、そういう思い出があるのですが、ここは入ったら客はわたし一人だけで、観光客モードで親切に対応してもらえましたよ。だからこちらもおばはんに「なにか魚の焼いたやつがいい」と超ファジーな注文をしましてね。



そしたらこれを提供してくれました。クソ美味かったです。漁港の食堂ではおばはんに任せといたら間違いないのです。

『ローソンで充電器とタオルと洗顔を買って着替え。』

ソープ行く前に着替えているのはオンとオフの切り替えなんとかです。ローソンの駐車場で着替えました。洗顔はチンコのクリーニングをするために、充電器は、ケータイサイトで小名浜のソープ情報を集めるために買いました。いわき健康センターで充電が出来ず、予備バッテリーも使い切っていたのです。ちょんの間では出てきた女相手に何も言わずに寝ますが、ソープでは事前に女や店をしっかり選びたいんすよ。ソープは表風俗ですからね。

小名浜には本サロがあったはずなので、ソープと並行してそれも調べましたが解りませんでした。(ソープ街のところに1軒だけあったみたいです)。



ソープランドいとはん。



ソープランド男爵のところ。



VIP鎌倉御殿のところ。



このピンパブ、いつだったか行ったらまだありました。エロい女がいます。


午前中にソープランドですっきりしまして、再びローソンに戻ってアイスを食いながら一人会議。次に土浦のソープ街に行くか、それとも神栖へ行くか。

土浦のソープも神栖のサウナも、捜査することは当初から予定しており、資料も持ってきておりました。土浦はアツい裏風俗の情報は持ってなくて、本番ヘルスがあるという程度の資料しかありませんでした。怪しいポン引きとかいたりするかと思いましたが、けっきょく、行けば小名浜に引き続いてソープで普通に遊ぶことになり、田舎のヤンキー風味の若い女が出てくる可能性が高いが、そういうの行って捜査しても仕方がないし、神栖の方が面白そうという事で神栖にしました。土浦も風俗街のところまでは行きましたが、捜査や発射はしていません。時間的に土浦で捜査するとメインの神栖で夜になってしまうというのもありました。暑いのと車が多いのとで、このへんは高速を多用しています。

近くの霞ケ浦の自衛隊施設を見に行こうとしたのですが、暑いのでやめてさらに走って。。

神栖の部分はファイルになってます(ファイルナンバー143)。田んぼと工場があるという謎の土地で、サウナはどこにあるのか、さっぱりわかりませんでした。いちおうエロいサウナやらが詳細に記載された地図を持っていたんですけどね。それでも全く解りませんでした。ケータイで検索しまくって、道をウロウロ走り回ったんですが、何の手掛かりも得られませんでした。2020年に生き残りのサウナで発射しましたが(ファイルナンバー248)、感慨深いものがありましたよ。



神栖でメシ食ってますわ。





日が暮れたら真っ暗で、回りが全く見えなくなりました。巨大な工場があるいっぽう、脇道の方には田んぼがまだまだ残っていましてね。意味不明な土地という印象でした。どうしようもないので健康ランドへ入ることにします。

『恐山にメールしてアバロンへ』

恐山の男にメールしたとありますが、恐山はそろそろフィニッシュ(旅の終わり)するのではないかと思ってメールしたのだと思います。たしか横浜の人だった気がします。

アバロン(アゼロンだけど間違ってアバロンと書いている)というのは神栖にある健康ランドの名前です。「アゼロン神の住処」みたいな名前だったと思います。今は名前も変わって24時間営業も辞めたみたいです。 しかし健康ランドってなんでこういうダジャレみたいなのが多いんでしょうか。意味わかりましたか? 「かみす=かみのすみか」なんですけど。ずっと、日出づる国の神話の伝わってる土地なのかなって思ってました。



パンフレットがあったよ。健康ランドは大衆演劇やってるところも多かったなあ。



いまはもう、こういうレジャーは流行らんのかね。正式名称は「神の栖」か。2012年に閉館して違う名前のスーパー銭湯に変わったようです。


アゼロンで風呂に入って休んで明日からの予定を立てていましたところ、どうも精神がおかしくなってきましてね。このままでは気が狂うと判断して急遽チェックアウト、走り出すことにしました。

気が狂うというのは、オレは何をしているんだろう(みんなは〇〇してるのに)、という小さな芽が心に生えて、それが大きく育ってしまうと狂います。何回か狂いかけています。じっとしていると発狂するので移動して紛らわせるのです。

旅の最初のうちはストイックに「裏風俗を見つけて発射する」という目的を追っていますので、気狂いの芽は出にくいわけです。また、青森みたいな超絶田舎とか北海道とか見どころが沢山ある場所でも芽は出ないのです。やはり時間が経つに従い、中途半端な都会になるに従い、芽が出やすくなるんですねえ。神栖っていう街はその芽が育ってしまうような環境だったんですよ。

真夜中の駐車場で荷造りをしてエンジンをかけます。警備員のおっさんが「今から出発ですか?」と、驚いて近寄ってきました。私は「ええ…」と言って逃げるように走り出しました。

向かう先は……。今いるのが茨城県なので、とりあえず千葉へ出て、そこから東京を全力で突破、1号線で焼津(静岡)へ行こうとしました。焼津は海や砂浜が綺麗で気候もよく、人も少ないので精神的にも安らぐと思えたからです。そして、同じ静岡県の沼津近辺にブルース溢れる本サロがあるという情報を持っていたので、それを調べてもいいと思っておりました。

(Xファイルでは神栖の次が宇都宮になっていますが、神栖から宇都宮の間にはだいぶイロイロな出来事があるのです…。)


急いで走り出したせいで、千葉の県道44のカーブで荷崩れを起こして荷物を広範囲にばらまいてしまいます。アゼロンで急いで荷造りしたからです。幸いに踏まれた荷物はなかったのですが、サングラスが踏みつぶされました。サングラスは昼用の透過率24%のと、夜用の100%の(シューティング用のやつとチェンソーのおっさんが使うやつ)を2つ、合計3つ持っていたのですが、昼用のは北海道で落としてますし、今回ので2つ、全部ダメにしてしまいました。千葉の狐にやられたと思ってました。狐がいそうな道だったので。

『R51→R16→R296→R357で台場まで来るが、その先が有料トンネル。引き返して銀座からR1へ入る。やった!勝った。』

千葉から東京に入ったのですが、道が複雑すぎてまったく抜け出せなくなります。埋立地の部分を走行して市街地を抜けようとしたのですが、有料トンネルに阻まれてですね…。地図を見ても全くわからなくて、とうぜんナビなんてないですし、もう最短距離で神奈川に抜けるのは不可能だと思いまして、国道一号線を探すことにしました。1号線なら西に向けて走れば1本道で東京脱出できると考えたのです。



このへんよく覚えてるなあ。綺麗に整備された東京らしい道と煌々と輝くコンビニと無数のタクシーと。早く抜け出さないと気が狂うって。1号線に入れた時は「やった!勝った!」ってヘルメットの中で叫びましたよ。


1号線に入ったら、とりあえず東京から離れようと思いまして、ずっと走っていたら箱根まで来ていました。ノンストップで走って疲れていたので峠の草むらで寝ることにしまして、もう明け方でしたよ。千葉で狐にやられたなあと思いながら日記を書いて道の横の草むらで寝ました。

『東京の摩天楼はヤバかったね。人多すぎやろ。夜は個人タクシーの嵐やし。すべての道が東京へ向かっている。イライラ。一分の無駄もなく使用され尽くした土地。バカじゃなかろか。こんなところに住みたくないね。関西活性化の方が良いわ。』

ノートには東京をディスる言葉が書かれています。そっとしておいてください。気が狂いかけていたのです。



1時間ほどで目が覚めました。時刻は6時。草むらには朝陽が差しています。気分が最高にすっきりしていまして、朝の箱根スカイラインを走りたくなったので走りました。



これを撮ったところでカメラのバッテリーが無くなりました。



これはケータイのカメラで撮ったものです。富士山だよ。




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