53. 会津若松~いわき


2008年 8/5(火曜日)
AM7:30に起きる。外を見てびっくり。雨が降ってる…。フロ入って8:00過ぎに出発。びしょびしょや。東北道に乗って常磐道で会津若松へ。なんか道狭くて京都みたいな感じ。いって写メ。晴れてくる。R49で猪苗代湖の北を通ってR115から磐梯吾妻スカイラインへ。真ん中でUターンして戻ってくる。頭が痛い。帰りは二本松で高速に乗る。雨が降ってくる。あぶくま洞へ行く。すごい!すごいや。探検コースも行きゃよかったかな・・・で。18:00。これから宇都宮行くかいわきへ行くかかなり迷う。リフレッシュ的には宇都宮だが、天気予報を信じていわきへ。で、大雨(怒りマーク)。コンビニにもよらず、いわき健康センターにイン。腹減った。350円出してポテト買う。高い!おばはんからハナビのお誘い。どーしよか…。このランドgood!露天風呂が大きい!ヒノキぶろもある!塩サウナも!リクライニング+仮眠室ですよ!で、このお値段!

本日走行不明キロ 総走行5,820キロ 使ったお金14,384円



【12年後の回想】

『AM7:30に起きる。外を見てびっくり。雨が降ってる…』

朝から本格的な雨でした。一番ダルいやつです。外を見るといっても健康ランドには窓が無いことが多いので、露天風呂まで見に行かないとわからないんですけどね。

しばらく健康ランド泊が続いていますので、朝に目覚めてから出発までの解説でもしますか。YouTubeで流行りの朝のルーティーンなんとかですよ。

まず、朝の7~8時くらいになると回りの人たちが起き始めてバタバタするので自動的に目が覚めます。目が覚めるのは仮眠室です。多くの健康ランドでは、床の空いてるところを適当に探して自分の場所を確保→毛布1枚で寝るというシステムが導入された暗室がありまして、これが「仮眠室」と呼ばれていました。私はどこでも寝られるので床で寝ていても熟睡して朝まで起きることは殆どありませんでした。

で、まあ朝に目が覚めるとおもむろに立ち上がり、まずは時計を見に行きます。目が悪いので時計に近寄らないと見えないのです。壁にかけられている時計を見に行くのです。見に行ってる間に目が完全に覚めてきます。

時計を見て時間を確認すると、トイレに寄ってションベンしてから朝風呂に入ります。このとき真っ直ぐに浴場の入口から露天風呂まで直行します。今日の天気の状況を見たいからです。空を見て雨模様だったらブルーになります。前日の天気予報で大体わかってるんですが、それでもブルーになります。天気予報が外れて雨になってるとさらにブルーです。

ほんで、天気が晴れでも雨でも曇りでも風呂に入って10分くらいで出て、ロッカールームで服を着てチェックアウトです。チェックアウトしてバイクがパクられてないことを確認すると、荷造りが始まります。大きな荷物は前日から積んだままですが、それをいったん下して積み木みたいに綺麗に積み直してロープで縛ります。縛られた荷物は今日の夜まで取り出せませんので(ほどくのがめんどいから)、きょう使用するものは必ず忘れずに出して、タンクバックやザックなど、すぐに取り出せる場所に入れなおします。

次にディスクロックを外してタンクバックに地図を入れて、トリップメーターを0に巻き戻します。これを0に戻し忘れると、走行距離の計算がめんどくさくなります。

そしてエンジンを始動させます。まだヘルメットや上着は暑いので着ません。この時代のバイクはキャブレター仕様なので、手動で暖機をするのです。1発目のスタートでエンジンをかけないとかからなくなる場合があるので、ストールしないようにエンジンを煽って回転数を上げてアイドリングが安定するまで傍で見ていないといけないのです。場合によってはガソリンの濃度(混合気の濃度)を微調整したりします。

とくに朝一でストールすると押しがけすることになる場合があるので、気温の低い北海道にいたときは朝は慎重にエンジン始動させていました。押しがけというのは、人力でバイクを押してその勢いでエンジンをかけるという手法なのですが、200キロくらいあるバイクを全力で押すので(スピードが付いている方がかかりやすい)汗まみれになるのです。しかも、せっかく積み上げた荷物をまた下ろす必要もあります。朝からこの作業をするのは絶対に避けなければならないのです。

エンジンを暖めている間にヘルメットをワイヤー錠から外してカバーを取って前日の走行で汚れているバイザーを綺麗にします。1日走ると虫の死骸が貼りついてカピカピになっていますので、それを水を付けてこすって落とすのです。前日の走行終了時にしておけばいいのですが、めんどくさいのでそのまま放置して翌朝に綺麗にしていました。(めんどくさいばっかりだな)

それが済むと一度エンジンを切って、日焼け止めを塗ったりタオルをセットしたりグローブをつけたり。最後にザックを2つほど体につけて準備完了です。 もし雨が降ってる場合は雨雲レーダーを見て、どのルートを取るか考える作業と合羽を着るのと濡れてはいけないものをコンビニの袋に入れていく作業が追加で入ってきます。この頃は朝ごはんは食べない人でした。

とまあ、こういうのが底辺の朝のルーチンなんですが。

この日の露天風呂から見る天気は……雨だったんですねえ。ええ、朝からブルーになりますよ。

天候に関わらず、とりあえず出発しなければいけません。チェックアウトがあるので9時か10時には健康ランドを出ないといけないのです。チェックアウトした瞬間にDAY料金を払って再入館したら24時まで滞在できますが、中途半端な田舎でそんなことをしたら気が狂うので雨でも出発です。


出発してすぐに給油。リッター187円もしました。そこから最寄りの福島飯坂インターから高速に乗っています。旅の間に高速に乗るのは初めてですね。雨だからやむを得ず乗ったんじゃないかと思われます。まんいち服がびしょびしょになっても、晴れゾーンに入ったら30分も走れば完全に乾いてくれるので、その点は夏のバイクは楽チンでした。


東北道から常磐道に乗りかえて会津若松インターで下道に。時刻が10:50。幸いなことに雨がやんでくれました。会津は初めて来ましたが道が狭くて小さな場所に街が濃縮されてる感じでした。

とりあえず目的の小学校へいって写メ撮ってGさんに送ります。Gさんは今では連絡取っていませんが、何をしているのでしょうか。私はこの年になってこんな回想記を世界に向けて発信していますよ。20年くらい進歩していませんよ。

会津には他に目ぼしい物はなかったので猪苗代湖と磐梯吾妻スカイラインへ行くことにしました。R49で猪苗代湖の北を通ってR115から吾妻小富士へ。





天気が悪。



写真撮ったりして、終点まで行かずに来た道を引き返しました。頭痛が酷かったのを覚えてます。


そろそろ今夜の宿を探さないといけません。近くの健康ランド&エロいのがある都市は2つ。宇都宮方面へ行くか、いわき市方面へ行くか、です。昨日からかなり迷っていました。アツい裏風俗的には宇都宮なんですが、こっち方面は天気予報が雨だったんですよね。それで天気予報を信じて晴れているはずのいわきへ。福島は海側と山側で天気が激しく違う土地として有名なのですが、海側は晴れの予報だったのです。ですので、いわきへ行くことにしたのです。

国道の流れが悪いので二本松から高速に乗って郡山をパスします。もう16時でしたが、小野インターで降りて、あぶくま洞へ寄ります。














洞窟はいろいろ訪問していますが、ここが一番見ごたえあったなー。探検コースというのもあって、それに行きたかったのですが時間があまりなかったので断念。あぶくま洞を出たのが17:00でした。

もう夜になりますので、あとは健康ランドへ行くだけです。いわき健康センターが優良と聞いていたので、そこへ行きます。ところがいわき市へ向かってる間に大雨になってしまいました。天気予報大外れです。おかげで飯も食えず、コンビニにも寄れずに入館することになりました。

それではここで健康ランド、夜のルーティーンいきますか。

まず、今夜泊る予定の健康ランドまで行きます。まだ入館せずに夜の捜査を行う場合でも、必ずチェックしておきます。臨時休業とかがあるからです。 入館するときにはバイクを停める必要があるので、駐車場がどういったつくりになっているのかを把握するためにバイクで1周します。最も得点が高いのは屋根付きバイク駐輪場を用意している健康ランドですが、そうそうありません。バイク置き場すらないことも多いのです。もしバイク置き場がある場合はそこへ停めます。バイク置き場が無い場合は車スペースに停めます。盗難を避けるために出来るだけ目立つようなところや街灯の下で、ややこしいクルマの横を避けるとか、独自ルールに基づいて駐車マスが決定されます。

マスにバイクを停めるときはギアをローに入れた状態にしてエンジン停止、ハンドルは一杯に切ってハンドルロックをします。キルスイッチはオフにしておきます。それから荷物をバラシて、着替えや貴重品、地図やノートなどを小さいザックに入れます。これは館内に持っていくものです。その他の荷物はバイクに積み直してロープで固定します。高く積み過ぎるとイタズラされて崩れるかもしれないので、走行中とは違った低めの積み方にします。それからディスクロックをつけてヘルメットやテントなどをまとめて1本のワイヤー錠で固定します。ワイヤー錠を切断しないとハンドルを切れないような場所に荷物を固定してしまいます。ヘルメットは布袋に入れて隠して、ディスクロックは蛍光色のヒモで「ロック中」であることがすぐに判るようにしておきます。盗難を防ぐためです(どんだけ効果があったかわからんが)。雨が降っている場合や夜に雨が降る見込みの場合はヘルメットだけビニールで包んでおきます。メインのでかいバッグが防水仕様なので濡れたらマズいのはそこに入れておきます。そのほかの荷物は濡れてもいいべという発想で運用していました。

入館したらフロントで金払ってロッカールームへ直行します。ロッカーに荷物をぶち込んでいきます。健康ランドのロッカーは小さいので、荷物は必要最小限しか持ち込めませんでした。革ジャンとかけっこうかさばるので、常にロッカーは満杯で利用していました。財布や現金は、いろいろなポケットに分散して入れて、ロッカー奥の方に隠します。

荷物を入れると身軽になって、館内を探検します。どのくらいのキャパがあるかとか、仮眠室がどんな感じか、とかを把握しておきます。だいたいが初利用の健康ランドですので、勝手がわからないのです。勝手がわかっている2回目以降の健康ランドのほうが安心できるので精神的に楽でした。でも、初見のランドで快適度が高かった場合はそれはそれで嬉しくなったりもしましたけど。

一通り見て戻ってくると風呂タイムです。タオルを持ってフルちんで浴室まで行きます。 チンコ隠したりはしません。まず最初に浴場入口で無料の歯ブラシを獲って、それから洗い場で体を洗います。日焼け止めと排気ガスと汗で肌が真っ黒になっていますので、これを石鹸で落としていきます。完全に落とすために2回くらい石鹸で洗います。リンスがあるか、カミソリが2枚刃か、シャワーの自動停止が何秒か、洗顔用石鹼があるか、など健康ランドの優良評価基準も細かくあるのですが説明すると長くなるので割愛します。

で、歯を磨きながら頭を洗って終わると風呂につかります。露天風呂やヒノキ風呂や一通り入ります。そのあとサウナに入って、その日の状況にもよりますが2サイクルくらいサウナと冷凍をやります。

終わるとロッカールームに戻り、館内着を着ます。

男風呂のロッカールームから浴室までは閉鎖的な造りになっていますからフルちんでも問題ないのですが、閉鎖空間から出るときは館内着を着用しなければいけません。これが24時間サウナと異なる点です。サウナは男性専用であることが多いので、パンツ一枚で館内のいろんなところをウロウロしても問題ないのです。うっかりサウナの感覚で出てしまわないように、館内着をきちんと着用して出なければなりません。

ロッカーから地図とノートとペンを持って来て明日のルートを考えて、ノートを書いたりします。 ケータイは備え付けの充電器(または充電用のコンセント)がある場合はそれで充電、無い場合はフロントで充電をしてもらったりもします。終わると深夜なので寝ます。

早めに健康ランドに入っている場合は、新聞を読んだりテレビを見たりします。新聞を読むのが楽しみでした。全国紙じゃなくて地方新聞ね。ローカルな話題が載っていますので。漫画が置いてあるところでは漫画を読んだりもします。健康ランドとサウナはゴルゴ13の設置率が異常に高いです。

食事処やマッサージとかもありますが、使ったことはありませんでした。けっこう金かかるので。館内に入るとチェックアウトするまで何も食べません。ですので何か食べてから入館します。

だいたい夜眠るのは日付が変わってからになるのですが、朝のルーティンで説明しましたように仮眠室へ向かいます。仮眠室の他にリクライニング席というのもあるところが多いのですが、これらの違いや快適度や危険度やらを解説すると長くなるので割愛します。なんしか寝る場所を確保してホモに絡まれないように注意して寝ます。不自然にこちらをチラ見してくる男がいたら狙われている場合があります。仮眠室は男女混合のところが多かったですけど、女性だけで寝るのはかなり根性いりますよねえ…。だいたいはカップル(彼氏や旦那と)で来てるんですけど、ごく稀に「え?一人?」てな感じの人いましたよ。怖くないんかな。

で、今夜の「いわき健康センター」は、雨のために食事をせずに入館になりましてね。 腹が減って死にそうだったので、自販機で350円のポテトを購入。腹が減りすぎていたので2回も。そのあと我慢できずに210円のカップラーメンも食ったみたいです。そして我慢できずに350円で缶ビールも買ったみたいです。

いわき健康センターは今でも営業しています。この時は1泊2,205円でした。広くて凄く居心地がよかったです。ポテト食ってビール飲んでダラダラしていました。

『Fさんからハナビのお誘い。どーしよか…。』

ああ、この段階でFさんから誘われたみたいですね。てことは、気仙沼にいたときに私がEさんを誘ったのが先であることは間違いなさそうですが、Eさんとはどういうやりとりで破談になったのかはちょっと覚えていないです。私の性格上、自分から誘うことはあんまりしないので、Eさんから誘われるのを待っていた可能性も高いですね。気仙沼の花火の画像を送って、それをネタに誘われるのを待つ作戦…? その誘われるのを待ってる途中にFさんから誘われてしまい、Eさんの方が良いからFさんにはすぐに返事しなかった? てことかなあ。どうでもいいですけど。てゆうかこれ読んでる人はAさんとかBさんとかCさんとか、もうわけわからんようになってると思います。

今日はこの辺で。




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