25. 知床半島~納沙布岬~釧路


2008年 7/29(火曜日)

3:00くらいにアメリカンのエンジン音で起こされる。また寝る。4:00くらいに寒くて起きる。メール。バッテリーがそろそろヤバい。今日は知床だー。温泉入りたい! 朝からコンビニで当たったルーツ飲んでGO。都会の暮らしとは違うなあ。コンビニの割り箸をずーっと使ってる。 9:00に出発してモヨロによるが整備中。で、ガス入れて知床へ。ブレーキが利かないな…。オシンコシンの滝で。観光客多い。 世界遺産になって人が多くなったのだろう。ウトロの道の駅はえらいハイカラやぞ。鹿ジャーキーとトド肉と熊肉を買う。フレペの滝見る。 知床の向こうは雨が降ってると名古屋のライダーから情報ゲットで頂上で完全にガスに包まれる。合羽を着て下りる。何も見えない。 下りたところの道の駅らうすで花咲カニとタラバガニを食わしてもらう。で、さむかったでしょうておばはんが昆布茶をだしてくれる。 カニ安かったが買わず。足2~3本だけでも買ったらよかったかも。いるだけ切ったしたげるて言うてくれた。 しかし函館と違って本当に感じのいい店でしたよ? 熊の湯は2m先に親子の鹿が草を食ってた。親が見張ってた。奈良公園並みですよ。小雨&霧の中R335→R244→R44で先端を目指す。 14:00に出発してついたの16:00過ぎ。めっちゃ遠い。途中でクルマの後ろについて100Kくらい出す。 北方館で署名する。3.7キロ先に水晶島が見える。双眼鏡は無料w。ああ北方領土、択捉島行きたい。 往きにダッシュでセルフスタンドでガス入れたのでノンストップで釧路まで走る。道道142で行くが視界20mのキリで別当賀から北上して霧を避けてR44へ。 取り締まりが怖かったが前の車について80キロオーバーで走る。19:30には釧路へ。 厚岸の牡蠣くいてー。ランドはすぐに見つかる。ハーレーの爺がいたが挨拶なし。 このランド重油高で月末で閉めるとか。近くに風呂屋があるのでとりあえず走る。 すると500mで桜ゆってのを発見。390円でいいお湯! 釧路駅の場所を聴く。親切なおばちゃんが教えてくれる。 歩いて20分くらい。向かっていると子供が追いかけてきた。なんでも案内してやるって。けいとくんとはるきくん。中学一年生。近道と言って30分くらいかけて案内してくれる。 なんていいやつなんだ。なんか京都からきた人を案内するってことが凄いことのようだ。汽車っていうのね、電車じゃなくて。 よくしゃべるはるきとしゃべって駅へ。こづかいもたせようとしたが即断る。なんて育ちがいいんだ。君たちに感謝してるよ! で、リフレッシュ。やきそば500円ぼられる。やばいぞ釧路クオリティ。22:00に繁華街を脱出 すき家でめし食う。店員の姉さんにご旅行ですか?さむいでしょってさみーーよ!!! ランドで今24時。ごついおっさんに話しかけられる。どーでもいいけど「学生?」っていつも言われる。。。。。。和商市場はまず1回回れってw。

本日走行不明キロ 総走行3,955キロ 使ったお金22,948円



【12年後の回想】

真夜中にエンジン音で起こされました。 皆が寝ているのに、エンジンかけるやつがいるのです(だいたいカスタムマフラーつけてるアホ)。テントの中で一人でキレてました。普通は少し離れたところまでエンジンかけずに押していくんですけどね。そのあとにシュラフのジッパーで顔面をカットしてしまってずっとキレてました。キャンプ場に泊ったのは大ハズレでしたね。

ルーツ飲んでGoはたぶんCMの真似だと思います。モヨロというのは何か不明です。たぶん温泉か何かで、風呂に入ろうとしたのではないかと思われます。昨日は風呂に入っていないので。

本日は北海道の2番目のハイライト、知床半島を超えて根室岬の最先端へ行く日です。そして夜は釧路まで行って風呂に入ってから本番風俗を探して潜入するという強行軍です。もし釧路まで行けなかった場合は根室近辺で1泊することになります。泊まるところがあるのかは不明です。もしそれなりに栄えていて、泊るところもあれば、一泊しつつ根室の裏風俗を探すというプランも持っていました。根室の風俗情報は、事前学習でもネット検索でも全く見当たりませんでした。風俗というか、飲み屋とかはどうなっているのかも一切が不明でした。さすがに高級カニで有名な港町だしスナックくらいはあるんじゃないか、陸に上がった漁師の相手は誰がするんだべ。あるはずだべよって密かに期待していたんですよねえ。

知床半島を超えるためにガソリンを入れています。本日もかなりの距離を走ることが予想されます。また、気温が低いので防寒対策をバッチリして準備をしました。 真夏なのに真冬みたいな恰好で出発です。

知床は自然が有名ですが、徒歩でないと味わえないんですな。道が途中までしかなくて、冒険する場合はかなり気合を入れないといけないのです。半島の先の方には野趣あふれる温泉があるらしいのですが、私の装備では到底いけません。てことで、横断道路周辺のありきたりな観光地を巡ることになります。



オシンコシンの滝。普通でした。



観光客はまあまあいました。



この崖の下がフレペの滝だったと思います。



ハイキングみたいな感じなんですが、そういうの興味ないんだよな。。

知床半島を渡る前の道の駅で、獣の肉を購入します。ただでさえ荷物が多いのに、それでも買いたくなってしまったのです。 熊肉とかトド肉にはそういった魅力がありました。

買い物レシートによりますと、これだけ買ったようです。

鹿ジャーキー(30g)特袋×3 1,575円
トド肉大和煮6号×2 1,680円
知床産熊肉大和煮×3 2,520円

合計5,250円

11時に半島越えを開始。天気が悪くてガスが凄かったです。しかも寒い。



これがたしか中間地点です。



このかすれ具合がブルースブルース。

熊の湯というのは温泉で、入ろうと思って行ったのですが観光客が多数いて全裸になりにくかったので断念しました。親子の鹿が可愛かったなあ。 知床峠を超えたのがちょうど正午の頃でしたので、半島越えの所要1時間くらいでした。

峠を下りて反対側に来たところで道の駅に避難。 なんかえらい売店のおばさんが親切で熱いお茶を出してくれて、飲みながらカニを眺めていると試食にはデカすぎるだろっていう塊を食わせてくれて、 「美味しい」と言ったら、違うカニを出してくれて、私はこれは罠だと思って(網走監獄の写真商法のイメージが残っていた)何も買わなかったのですが、 いまから思えば親切心でやってくれていたのではないかと思います。金がないと思われたのか、「足だけ切って売ってあげようか?」とまで言ってくれたんですがね。 花咲ガニは高いイメージがありますが、もしかしたら花咲港や羅臼港では安いのかな? もちろん冷凍でしたけどね。

そこからはひたすら最東端を目指します。天候が悪かったです。ノンストップで走って納沙布岬に着いたのは16時でした。







こんなのもけっこうあったなあ。時代だなあ。街宣右翼とか。あんな解りやすいのにみんな騙されてたんだな。



直ぐ近くに北方領土(歯舞諸島の水晶島。正面にかすかに見えてるやつ)が見えます。7キロしか離れていないそうです。3.7キロ先のは貝殻島っていう岩みたいです。その後ろ側と横側にある国後と択捉の2島は、大きさが沖縄本島くらいあります。いつか択捉島に行けるようになればいいのですが。あそこは上質の温泉が沢山あるみたいですよ。まだほとんど開発されていないので、最後の秘境的な場所だと思います。





学習セットも沢山置いてありましたね。いちおう署名してきましたよ。



人がいなくて最果て感はすごくありました。



カモメもブルースブルース。

納沙布岬も以前に到達を諦めたところでして、今回は絶対に来たかったので嬉しかったのですが、時間との戦いであんまりゆっくり出来ませんでした。 根室の街の栄え具合は、なんというか、ド田舎ではないけれども、宿泊施設が手に届くところにあるような街では無かったです。 飲み屋街とかはどこにあるのか解りませんでした。たぶんなかったんだと思います。いったいどこで性欲発散するんでしょうか。釧路まで行くのか?

もう少し根室の街を堪能したかったのですが、時間が無いので急いで走り出します。



ガソリン入れたスタンド。日本最東端から3つ目くらいという微妙なところです。二度と行かないの解ってるのにカード作らされる。あほか。

釧路までは道道142で海岸沿いを走ろうと思っていましたが、霧で何も見えないので怖くなって別当賀から国道44にチェンジしました。 R44も霧で何も見えなかったです。でもみんな時速100キロくらい出してました。軽トラですら100くらい出しててビビりました。 霧の中から人が出てきたら轢いてしまうわけですが、人がいないので大丈夫なんでしょうね。出てくるのは動物なのかな。

やっと釧路に着いて、まずは健康ランドへ行ってチェック。地図でわかっていても実際に行ったら臨時休業で殺される場合がありますので、必ず訪問してチェックしていました。



釧路健康ランドは1泊2,800円でした。この1か月後くらいに重油高で廃業したみたいです。ストビュー見たら跡地は原っぱになってますね。

チェックが終わると繁華街へいくわけですが、そのまえに風呂に入りに行きます。昨日風呂に入っていない&寒いので、どうしても入りたかったのです。 しかも確度95%で本サロでセックスする予定でしたし。近くに銭湯があったので向かいます。390円でした。

風呂屋から繁華街へのくだりはファイルになってるやつです。さくら湯ってのは今でもあるみたいです。ケイトとハルキという名前だったとノートに記録があります。中学1年だったという事は、いまはもう20代半ばですねえ。私が番台のおばちゃんと話をしているのを傍で聞いてたみたいで、私が外に出てから走って追いかけてきたのです。 最初は忘れ物でもしたのかと思ったのですがね、どうやら旅人を案内したかったみたいですね。

いま地図を見ますと、銭湯から駅まで1.2キロくらいあったみたいです。わけわからん道を通って30分はかかったと思います。こっちが近道だとか、この家の犬が臭いとか、そんな解説を聞きながら。エロい話とかもしましたねえ。どこまで言っていいものか困りましたけど。あんまりリアルな話をしたらダメかなあとか。中学1年っていったらかなり微妙なラインでしょう? 話の内容的には、まだエロ本どまりな感じでしたね。

釧路駅についたとき、500円あげようとしたんですが「とんでもない」って感じで二人とも受け取りませんでしたよ。 (すいません、網走監獄の写真商法のイメージが残っていたんです。あれのせいで親切心を素直に受け取れなくなっていたのです。悪いのは全て網走監獄なのです。)



これはなんの落ち度もない女に貰った名刺です。19歳ってよく考えたらめちゃ若いよな。こんな娘さんがあんなブルースまみれの裏風俗で体を売ってるんだね。 店内は狭くてボロい家というか漁師の小屋みたいな感じでしたね。置時計の時間が5時間狂っていたのは本当です。全部がむちゃくちゃでした。



釧路の街は、あんまり覚えてないんですよね。ブルースがあって寒かった記憶しか残っていない。ラブアタックのことはよく覚えてるんだけど。

そいで何か食べようとして、居酒屋の前で売られていたヤキソバ買ったらボッタクリでした。 500円もしたのに油まみれの野菜クズと麺の切れ端が入っていただけで、これもよく覚えています。「釧路クオリティか」って呟いたんですよ。たしか。日記にも書いてますね。よっぽど悔しかったんでしょうね。

そのあと歩いて健康ランドまで戻ったみたいです。入る前にすき家行って牛丼食いました。 店員の社員っぽいお姉さんに標準語で話しかけられて、まさかここに転勤になったのだろうかと思ったんですが聞けませんでした。 もしこんな僻地に飛ばされたら人生大きく変わるよなあ…。

健康ランドでは、さあ風呂入るべというタイミングで熊みたいなおっさんに話しかけられて(全裸です)、30分くらい粘られました。ホモだったかは不明です。



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