2011年8月×日、長官より緊急指令が下りた

指令:庄内で本サロへ潜入せよ2

早速、捜査官が豊中へ向かった。
なお、以下のファイルはすべてノンフィクションであることに留意されたい



次の目的地は、大阪府豊中市庄内東町だ。ちょんの間紀行なのに2話目にしてタイトルが若干脱線しているが、関西の手頃な新地(ちょんの間)を回って過去の対比をし、「ああ、やっぱりブルースがありますね。若い女が増えていますね」とか有り体なことを書いて終わってしまうのは、いかにも計画通り物事を遂行しようとするA型人間的な発想であり、面白くない。

行き先の全ては私の気まぐれとスペルマの溜まり具合により決定されることで、閲覧者が次の目的地を予想することは出来ないだろう。たぶん、それが真のエンターテイメントなのだ。と、カッコつけたいところだが、単純にB型人間の私が、同じノリで5つも6つも新地の報告書ばかりを書ける自信が無いというのが本当の理由だ。



さて、本題。

庄内には本サロがある。いや、「あった」ということになるかもしれない。なぜなら、もう壊滅している可能性が高いからだ。私が初めて庄内を訪れたのは2008年。それから2010年にもう一度見に行ったときは、壊滅寸前で辛うじて1店舗か2店舗がやってるかどうかという状態だった。もし、まだやってたら、当然一発することになる。行ってみた。

時刻は22時。阪急東ストリートから風俗ゾーンへ入ると、目の前にあったはずの「仔馬」という店がつぶれて真っ暗になっている。



   左)現在 右)在りし日の彼奴ら

どこもかしこもこの有り様



 看板がヤヴァイ・・




すべてのサロンがつぶれていた!庄内の本サロは壊滅していた!

捜査報告書:壊滅


と書けば報告書が1本アップできるのだが、そんなことをしたら、輩の皆さまからクレームが来てしまう。「お前たちはこれでお客様から金を取るのか!店長呼んで来い!」て言われるの嫌ですから(無料ですけど)。


と、いうことで今回はもう話を少し続ける。


壊滅したのはいつだろう。ネットで調べてみると、10年前の地図が出てきた。


55 :名無しさん@ピンキー:02/08/23 22:43 ID:Bl6Y+ESA
|      |  |      | |パチンコ | |
|      |  |     E| |UFO  | |
|      |  |___________| |______| |
|      |   ____________ ______  |
|みずほ   |  |     B| |   | |=====
|______   |  |Mc D  | |C  | |@
    |  |  |___________| |______| |_____
    |____|   _______________________ |  |
_____       |パチンコ一番  |A  | |____|
_____|      |_______________|______|     
###############[ ]##################################
<-阪急庄内                  梅田->

@ニュー仔馬(サロン)
A仔馬本店(サロン)
Bチェリーナ(イメクラ)
Cぶりっこ倶楽部(キャバ?)
Dシーナリ−(キャバ?)
Eグラスボーイ(撤退)



Dシーナリーは、スギムラグループのキャバクラのことだろうか。庄内にもあったのか。Eグラスボーイは当時大阪各地に展開していたバーチャルサロンの庄内店のことと思われる。私も難波店に行ったことがある(ファイルナンバー35参照)

資料庫を探せばこの年代の庄内の風俗地図があるかもしれないが、探すのに恐らく24時間くらいかかりそうなのでやめておいた。とりあえず、この情報が正しいとすると、2002年から風俗店は4〜5店舗しかなかったということになる。グラスボーイは本番出来ないので、残りの店舗が本サロだったのだろうか。

さらに調べると、ニュース記事が出てきた。どうやら国家権力による駆逐作戦があったようだ。


法律で禁止されている区域で店舗型の性風俗店を営んだとして、豊中南署は21日、風営適正化法違反(禁止区域営業)の疑いで、豊中市庄内東町のサロン「仔馬」経営者、何某容疑者(53)=同市庄内東町=ら2人を逮捕したらしい。逮捕容疑は、20日午後10時半ごろ、女性従業員に指示し、男性客(69)に店内で性的サービスを提供したとしているようだ。この日、同署が店を捜索し、同容疑で店長の男(64)を現行犯逮捕して調べを進めていた。府警によると、何某容疑者は「営業が禁止されている区域とは知らなかった」などと一部否認し、店長は容疑を認めているようだ2009/11/22 02:13 産業経済新聞

これで庄内の本サロ街としてはとどめを刺されたということだ。それにしても昭和時代からやっている店を今更「禁止場所で営業したから」という理由で検挙するところが面白い。

さて、これくらい書けば報告書として1本アップしてもいいのかもしれないが、真面目な私は、スペルマとか中出しとかの単語が無いのは読み物としてマズいのではないかという倫理感が働いてしまう。もう少し話を続けよう。



私は、この店で働いていた女とデートしたことがある。この店というのは上記の地図の@〜Eのうちのどれかということにしておく。


季節は2月の初旬。大阪では珍しく、積もる雪が降った年だった。


絵文字の入った、それでいてデコメではない微妙に派手なメールがなんどか着て、それに対して絵文字すらない素っ気ないメールを何回か返信して、最後に電話で30分ほど話をして、デートの約束が取り付けられたのだ。

最初は、遊ぶ気は全然無かったのだが、電話で話をしているうちに女から誘われたので、なんとなくOKしたら本当にデートすることになっていたのだ。OKしたのだから、「本当に〜」というのは凄くおかしいのだが、私の悪い癖で適当に返事してしまうときがあるのだ。「結婚しよう」というセリフはもう何十人に言ったか知れない。

初めてのデートは、大阪の繁華街のブランドショップ前で夜9時の待ち合わせだった。

21時というのは、デートの時間としては一般の感覚からは逸脱しているが、夜型人間の私にはちょうどいい時間だったし、そもそも昼に会ったら行くところが無い。そして、夜の方が不細工な女の顔も2割増しくらいで綺麗に見える。

待ち合わせ場所に時間ちょうどにいったら、女は先に着いていたようで、笑顔でこちらへ歩み寄ってきた。笑いながら、「立ちんぼと間違われて二人から声をかけられちゃった」と言う。

たしかに、みれば服のセンスがまったく無くて、90年代のキャバ嬢が着るようなタイトなミニスーツに、ババ臭いストッキング、赤いロングブーツ、黒いハンドバック、気合の入った化粧、どっからみても売春婦って格好だった。


でも、私はそんなことは気にしない。男とデートすることを思えばなんてことは無い。そして、私はそんな女と遊ぶのも好きだ。なんだこのカップルって感じで群衆からジロジロみられたりするのも楽しい。

そろそろ閉店の雰囲気を醸し出しているショップの並んだ道を歩き、どこへ行こうかと話をする。一緒に歩いていても、周りの興味深々な視線を感じることは無かった。きっと健全なカップルに見えているのだろう。しばらく一緒に歩いて、まさかプリクラ取りたいとか言われないか心配だったが、ご飯を食べることでお互いの意見が一致した。



時間も遅かったので、チェーン展開している居酒屋に入って、酒とアテをいくつか注文した。ピンサロの暗がりから蛍光灯の輝く店内に連れ出された女の顔は、やっぱり年相応で、お世辞にも若いとか美しいとは言えない。年齢は何度聞いても教えてくれなかったので、しらない。私よりだいぶ上だったことと思う。店のことや男の話をして、1時間かそこらで、話が尽きて次へ行くような雰囲気になった。お金は私が払ったのか、女が払ったのか、割り勘だったのか忘れた。


外へ出ると、歩いてホテルへと向かう。


普通は、こういったシーンで「ホテル行く?」とか、聞いたりするんだろうか。あるいは強引に引っ張っていくのか。はたまた偶然を装って着いてから「あれー?ここホテル街じゃん」とか言うのだろうか。

私は、「明日は忙しいの?」とか聞くようにしている。そうすると、泊まりたい女はきまって「明日は仕事だけど、べつに暇な日だから」とか可愛い返事をしてくれたりする。そうじゃなきゃ、女に任せる。だからはっきり「エッチしたい」と言ってくれる女が好きだ。私は遊ぶ女が激しく年上とか風俗嬢とか変態マゾとか、そんなんばっかで、場合によってはあらかじめチンコをブチ込むことがデートの最大の目的になっている場合も多々あるので、普通のカップルはデートの時にどうやってホテルへ行くのかがとても気になるのだ。


さて、このあたりにはホテル街があるのだが、ホテヘル密集地帯でもあるので、どこも満室。そして週末ときたもんだ。行くホテルがどこも満室で、4軒目のボロいホテルでやっと一室だけの空きがあった。私はホテルにはうるさいので、というか中途半端なグレードが嫌なんだが、もう少しいいところに泊まりたかったが仕方が無い。

一室だけあいていたそれは、外観に相応の陰気な部屋だった。

部屋に入ると、とりあえずベッドに飛び込んでスプリングの具合を確認してから、シャワーを浴びる。一人でシャワーを浴びて出てくると、女が服を着たまま座っていた。本当は、女は私以上にセックスがしたいはずなのに、恥ずかしがって、なかなか服を脱ごうとしない。風俗嬢のくせになに恥ずかしがってんだよ。

聞けば、風呂がスケルトンで丸見えなので、恥ずかしいのだという。結局、電気を消して暗闇の中で手探りでシャワーを浴びていた。 ババアのくせに恥ずかしがんなよ。出てきた女をベッドに押し倒して、あんまりしたくなかったが濃厚なキスをして、手マンして、舐めたくなかったがマンコを舐めた。シャワー後であるにも関わらず、ちょっとションベンの味がした。

濡れたマンコにチンコをあてがうと「生でしちゃうの?」と女が不安そうに聞いてくる。

何も言わず、亀頭を入れる。こうなったら女は何も言わない。いや、喘ぎ声を出す。激しくピストンして、マンコはさほどいいものではないので、けっこう腰を振った。そして、出そうになったので中で出すことを申告する。 女が嫌といえば外だししようと思っていたが、べつに嫌と言わなかったので中出しした。

そのあと朝までに2回した。いや、1回だったか。

過去のことなので間違っているかもしれない。でも、たぶん2回では済まなかったと思う。普通、いっぱいセックス出来る状態のときは3回するものだから。

翌朝は早く起きた。朝にセックスするのが嫌だったから、さっさと準備して帰るモードを造った。チェックアウトして、地下鉄の駅で別れた。お小遣いが欲しい顔をしていたので、いくらかあげた。中出ししたしな・・と自分に言い聞かせて。金額は忘れた。


それから何日かたって、1か月くらいだろうか。また、会うことになった。

今度はさらに遅い時間を指定して、さらに遅刻していって・・、私はもうこの女がどうでもよくなっていた。それでも会ったのは、SMが出来るかもしれないという期待があったからだ。ファーストフォード店で待つ女と落ち合い、茶だけ飲んでホテルへ行った。

安いホテルへ入って、カバンから赤いロープを取り出す。

それを見た女は絶対無理を連発して、縛らせてくれなかった。ローターとバイブだけ使った。

やっぱりセックスはあんまりよくなかった。ションベン臭いマンコをごく普通に使うだけの女だった。クンニする気が起こらなかったので、電気の力で女をいかせてマンコを湿らせ、さらにローションの力で滑りを良くしてセックスした。

そして、一人で腰を振って先に一人で女の腹の上に射精した。女は「おいてけぼりくらっちゃった」と年甲斐もないことを言って、私があんまり乗り気じゃないのを気にしたのか、あるいは自分がそうしたかっただけかもしれないが、腹の上に飛び散ったザーメンを見て「次は外じゃなくて中で出して」と言ってきた。

「大丈夫なの?」と聞くと「たぶん」と頼りない返事をして、女はちょっと妊娠を気にしていたが、許可が出たので私はそんなこと気にせずに挿入した。今度は中で出して、二人同時にいった。

そのあと少し休んで、精液とマン汁まみれになって、それが空調の利いた部屋の空気で乾いてカペカペになっているチンコに、女が むしゃぶりついてきた。「エッチな匂いがする・・」と言いながらチンコを旨そうにしゃぶっている。眠かったので寝た振りをしようと思ってたが、3回目が始まった。

竿が立つと、女が上に乗ってきて、むりやり入れられた。子宮をごんごん当てられていたかった。めんどくさかったので、体位は変えず、何もしなかった。精液は出そうになかったけれど、女が「いく・・」と小さい声でいったときに、ほんの少しだけ出た。

3回のセックスが終わった後も、女は自分のセックスの話をしていた。こないだ童貞と寝たと嬉しそうに言っていて、この女はセックスが大好きだったんだと思う。普通のセックスが。

もう真夜中と言うか夏だったら陽が昇る時間になっていたので、寝ることにして、翌朝は遅めの時間に起きた。チェックアウトが12時なので、それまでにはまだ時間がある。朝起きてチンコを握られ、4回目を誘われた。やりたいならやりたいって言えばいいのに、やっぱり恥ずかしいんだろう。女がそんなことをいったらヤリマンとおもわれるからか。

本当はセックスしなければならないシーンだが、面倒だったので女を無視して帰り支度を始めた。女はベッドの上でダラダラしていたが、私にその気が無いのを知ると、諦めて準備を始めた。チェックアウトするとき、女は何故かホテル代を出してくれた。


それから何度かメールが来て、でも、3回目のデートはなかった。

女はまた会いたかったのかしらないが、オレはそれ以降の全てのメールと電話をシカトした。

留守電になんか入っていたが、しらない。

最後に駄目押しで固定電話から朝の9時に留守電が入っていた。

再生すると、私の名前を呼ぶ女の声が聞こえてきた。


私はこんなに汚れた男なのだ。こんな男を好きになってはいけない。








捜査報告書:なんだよこのオチ



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