十三で裏風俗の捜査をせよ


2006年12月×日、長官より緊急指令が下りた

指令:十三で怪しいポン引きと交渉して女を購入せよ

早速、捜査官が深夜の潜入を試みた。
なお、以下のファイルは全てノンフィクションであることに留意されたい



十三。夜になると、この地にもポン引きが立つという。大阪という街は、どこにでも風俗があるんである。まったくもってなんと不健全な街なのか。

この十三の裏風俗が、風俗雑誌やネットなどで取り上げられることは殆ど無い。今回の捜査のネタ元は、難波で女を斡旋してくれたポン引のババアから聞いた情報である。曰く、友人が十三でポン引きをしていると。

それを聞いて以来、十三でそのポン引きに会わねばならないと心に誓った捜査官である。

というわけでやってきたのであるが、さて・・・。




場所は一切わからないが、十三における繁華街は1箇所しかないので、その近辺を徘徊すれば手がかりが得られると思われる。また、繁華街横にはホテル街があるので、その近辺に出没することも予想される。

捜査地点を阪急電鉄十三駅の西口側のホテル街とし、出発する。



到着したのは、時刻24時30分ちょうど。


まずは全体像の把握。つーことで阪急十三駅周辺を徘徊する。ホテル密集地帯にはポン引の姿は見られない。ここは人通りも少なく、ホテルを利用する幸せ気分なカップルが歩いているだけである。立っているホテルも関西1週間に取り上げられるような、お洒落な建物ばかりである。

捜査地点をメインストリートとその周辺に変えてみる。


メインストリートは風俗店や居酒屋、キャバクラが乱立しており、忘年会帰りと思われる団体でごった返している。その中から不自然に佇むババアを探して歩く。

なんのことはない。容易に発見することができた。そこかしこに完全防寒で意味も無く立っている人物が 居るのだ。ま、普通の人間なら、待ち合わせをしている忘年会帰りのオバハンと思うかもしれないが、オレは一目でポン引きであると判断した。

あたりを歩き回り、ポン引きババアの姿を4箇所で確認する。人数はざっと6名。

ここまで確認すると、阪急の線路をくぐって東口にも足を伸ばしてみる。

終電を逃したカップルが、携帯で友人に応援を求めている。てか、ホテル泊まればいいじゃん。男は一生懸命に車を出してくれと電話で要求しているが、女はそうならずにホテルへ行くことになったらいいな〜みたいな顔をしてるじゃないですか。終電がなくなったから・・なんて絶好の口実なんですがね。あ、女と目があった。



さて、テンションが上がったところで潜入である。東口にはそれらしいスポットは見られない。再び線路を越えて西口のポン引きゾーンへと向かう。

大通りからすぐの地点で、2人のポン引きの隣を素通り。声を掛けようかと思ったが、やめておいた。なんとなく、もっと奥地のほうがコアなババアが居そうな気がしたからだ。

そのまま奥へ奥へと進んでいくと、前方にポン引きババアの姿が見えた。近寄ると、向こうから遠慮がちに声を掛けられる。

「お兄ちゃん・・・」

「遊べるの?」

「遊べるよ。もちろん本番やで」

いきなりの直球勝負である。

「いくつくらいの人?」

「20代」

どうせ嘘だろ・・という、蔑みの表情が顔に出てしまったいたのだろうか、ババアはオレの顔色を見ると、

「ホンマに20代。若いで。もちろん歳とったのもいるけど。嘘はつかへん」

と先手を取った。そして、こう続けた。

「今日は予算はどれくらいなん?」

「イチゴくらい」

一発屋での購入価格としては、かなり高めの設定で言ってみた。15000円のセックスといえば安いように思えるかもしれないが、どうせ来るのはババアで、ホテル代も別だからだ。

ババアはあっさり了解し、「ホテル代は別やで」と念を押してきた。そして「休憩料金3000円で入れるところがある」と付け足した。

まあ、仕方が無いだろう。これでホテル代込み18000円で60分間のセックスが確実にできるのだ。その気になればホテル代込み13000円の日本橋や梅田のホテヘルで10代の女相手に生チンコを突っ込めることを考えると、確かに、勿体無い金額ではある。しかし、『確実に』・・という部分が高価なんだと自分に言い聞かせる。


ババアはどんどん商談を進める。

「お兄ちゃん、どんなコがええのん?細いコか?」

「うん。細身がいい」

ババアは携帯を取り出すと、どこかへ電話をかけ始めた。

そして、「あのな、若い子いてるか?ふん、ほなオ●●ンな」と言うと携帯を切って、先に立って歩き始めた。

オ●●ンとはホテルの名前である。中学校の教科書に出てくる有名な星座といえばわかるだろう。

ホテルへ行くまでにババアにいろいろ聞いてみる。やはりこのエリアにはいろいろなポン引きがいて、それぞれに棲み分けが出来ているらしい。ここから道を一本隔てただけの場所で女を買うと、来るのは東南アジア系の外国人だという。むう。それもアツイ捜査対象だな・・。先ほど道の入り口で会った2人のポン引きは、違うグループだからどんな女を使っているかは知らないとも言っていた。

話をしているとホテルに着いた。


ホテルに入ってフロントで3000円を渡す。2階にある1室にババアと一緒に入り、金を渡す。ここでババアは、「お兄ちゃん、1000円恵んで」と、とんでもないことを言ってきた。

どうも、サービスをする女の手取りは13000円で、ババアは15000円から2000円しか抜けないという。

オレは1万円札1枚と千円札1枚と2000円札を1枚出して、「2000円札やから、これで堪忍してえや」と意味不明な返しをしておく。捜査のときは、チップを要求された場合のために、財布の中に2000円札をわざと入れてあるのだ。

ババアは、それでひとまず納得してくれた。(納得するなよ・・)

しかし2000円とは確かに少ない。というより、一発屋で女の手取りが13000円ということ自体がおかしい。13000円といえば、高級ヘルス・・いやソープ並みである。

そんなことを考えながら、ババアと一緒にテレビを見る。このババア、おしゃべり&テレビっ子で、K-1のことやサッカーのことをよく知っている。ガンバ大阪のミヤモトはもうすぐ引退だとか、ぐびなまの小西真奈美は可愛いとか・・。NHK以外の番組は真剣に見ないオレとしては、話をあわせるのが面倒なのだが、昔からのことなので、さして苦痛ではない。小さい頃から、回りの友人はみんなテレビやゲームが大好きでしたからね。

しかし、女が来るのが遅い。部屋に入ってから30分以上立つのだが、一向に来る気配が無い。そうこうするうちに、ババアは、おしっこがしたいといって、オレを残して一人で出て行った。

一人になったオレはベットで横になってぼんやりする。暖房が効いていないので寒い。つーか今どき空調が無いホテルって・・。

ぼーっとしているとノックの音が。扉を開けて驚いた。現れたのは本当に若い女だったのだ。

いったいどういうことか。
この時間の遅さ。
13000円もっていく女。
本当に若い女。
遅れたことを気にしない女の態度。


で、話をしてみてわかったのだが、女はここの専属ではなく、本来はデリヘルかなにかで働いているようなのだ。デリという具体的な単語を聞いたわけではないが、話の内容からそれは容易に推測できた。待機から送りの車でやってきたということか。そりゃ時間かかるわな・・。

がっかりである。これではババアが間に入っただけのデリヘルではないか。自宅に居て電話をかけたら、この女ともう一度寝ることができるのである。一気にドキドキ感がしぼんでしまった。と同時に、凄いババアがやってきたほうがよかったと感じてしまった自分が強烈に嫌になる。ああ、セックスとは一体・・・・。


しかし、新たなビジネスとでも言おうか。本来、裏風俗というものは、仕切り屋がいて、そう簡単に入れないものであるが。不景気の世の中、いろいろ考える人間が居るのだと感心することしきり。

女は到着の電話をかけると、さっさと服を脱ぎ始めた。腹が出ており、いい体とは言えないが、女の性格は明るく、好感が持てた。br>
お風呂に入ってチンコを洗ってもらう。チンコ洗いは軽め。

暖房がないのでシャワーのあとが寒い!布団に二人で包まってしばらく抱き合っていると、しだいに暖かくなってきた。女の髪の毛はマシェリのいい香りがした。

布団の中でフェラーリしてもらう。テクは普通。「入れよっか」という女の言葉を聞いて、ゴムに手を伸ばす。

「ちょっとだけ生で入れさせて」と言おうと思ったが、どうしても言えなかった。乳首を吸いながら軽く指でマンコをいじる。少し濡れており、指を入れるとピクリと体が動く。

ゴム付きチンコをあてがって正上位で挿入。奥までチンコを突っ込む。女は面白いくらい感じてくれる。

しかし、濡れが悪く、こっちはあまり気持ちよくない。「ゴムを外していい?」と聞こうかと思ったが、どうしても聞けなかった。だんだんセックスしている自分が嫌になってきた。早く射精したいのだが、なかなかスタンバイしない。

かなり長い間・・10分くらい腰を振っていただろうか。汗が滝のように流れてきた。気持ちよくない。チンコの硬度も下がり、女も気持ちよくないだろう。

ゴムのすべりが悪くなったので、女がチンコに手を添えた瞬間を見計らってチンコを抜き取る。「今日はダメだよ」と言ってゴムを外すオレ。

女はしきりに謝ってくれたが、謝るのはこちらのほうである。「ゴムがダメで・・・」と言い訳をしておく。



その後、再び風呂に入って女と一緒に出ることにした。女は、仕事は暇でボウズの日もあると言っていた。そして、オレがイかなかった事をもう一度謝ってくれた。


ホテルを出たところで女と別れる。


時刻は深夜2時過ぎ。月が綺麗に輝いている。
汗をかいて喉が渇いた。ミネラルウォーターでも買おう。




捜査報告書:デリバリーになってないデリヘルで18000円也


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