今里新地へ潜入せよ


2005年3月×日。長官より緊急指令が下りた

指令:今里新地へ潜入せよ

早速、捜査官が潜入を試みた
なお、以下のファイルは全てノンフィクションであることに留意されたい



三日月が頼りなく光る夜。午後8時の地下鉄今里駅。
本日の捜査は東大阪の秘境、今里新地だ。

大昔に一度、単車で来た事があるのだが、睨みを利かす893屋さんの姿にビビってしまい捜査せずに帰り、 でもスペルマはしっかり溜まっていたので家で自慰した苦い思い出がある。そんな今里新地。


最近、MYチンコもすこぶる調子がよく、昨日射精したばかりだというのに、 今日はなんだかSEXしたくてしょうがない気分なのだ。ムフっ。

料亭を求めて夜道を歩く。1回来たことあるのに詳しい場所がわからず、1時間ばかりあっちこっちをうろうろする。 長年の捜査の勘と、高性能のチンコレーダーをもってしても現場発見までに1時間かかってしまった。

こういう閉鎖的な風俗は、レーダーにも引っかからないんですよ。排水溝から立ち昇るソープや消毒薬の匂いも無いし、 かに道楽とワシントンホテルの方程式も通用しないし。


ようやく見つけた赤いゲート。かつては栄華を誇ったのであろうが、今は20軒にも満たない旅館が軒を連ねるだけである。 若い世代には、こんなスタイルはもはや時代遅れなのだろう。 いつまでもいつまでも蛙で引っ張り続け、ユニバーサル御三家にシェアを完全に奪われた挙句、トチ狂って 「タムタム」とか「そんなカバな」とかリリースしていた頃の山佐みたいだ。(すまん。わかる人いないか・・)


今里新地に看板を出している店は料亭であり、全ての店が組合に属している。 組合は2つあり、派遣される女も組合によって異なると聞いたこともあるが、 詳しいことはわからない。料亭でも、飛田や松島とは異なり、ここ今里の場合は置屋から料亭へ派遣される芸子という建前なので 玄関前での顔見せは無い。ちなみに定休日もある(月1回水曜日)

つーことで、 やり手ババアに如何に自分の好みを伝えるかが本日の重要な捜査ポイントであるのだが・・・さて。


今日は色眼鏡の似合う人々の姿も無く、いたって平和な時間が流れている。 筋を入った2軒目で、やり手ババアに手招きされる。もう少し廻って調査をしたかったのだが、 ババアの笑顔になにか感じるものがあり、とりあえず話を聞いてみることにする。

料金は30分で13本。頼んでもいないのに女のリストを見せられ、 出勤がこんなにいてるからきっとお兄ちゃんの好みの女の子をあてがうことが出来ますよっ的なことを言われる。

ババアの丸っこい笑顔に負け、この店で遊んでいくことに決めた。

玄関で靴を脱ぎ、2階へと案内される。
2階には部屋が何室かあり、そのうちの1つに案内される。中は純日本風の造りで、部屋の真ん中に大きなコタツが据えられていた。

3分ほどするとババアがお茶とお菓子を持ってきてくれた。なぜかエスエス製薬の栄養ドリンクが付いている。 開店直後の遊戯中に何も言わず設定6確定の札をブスっと挿していく店長のような客思いのサービス内容に 、ますますきこのババアが好きになった。 お絞りで手を拭うオレのそばで、ババアは女の好みを聞いてくる。

とりあえず細身の子とだけ伝えると、
ババアは、『小柄で若い子が何人かいるからちょっと待ってや』と言って、なにやら電話をかけ始めた。

どうせ、若いっていっても三十路だろうと勝手に決めつけ、適当な返事を返すオレ。 それに耳の肥えた輩達は、捜査官が貧相なババア相手に いたわりの性交渉をする話を期待しているのだ。ババアで大いに結構ですよ。

ババアは電話をかけながら俺に向かって、
『お兄ちゃん時間あるん?40分くらい待てんか?』と聞いてくる

なんでも30〜40分くらい待てば、いい子がつけられるらしい。
ちょうど一眠りしたかったオレは、これ幸いと首を縦に振る。

ババアはニヤニヤ笑いながら電話を切る。
『予約のお客さんがいたんやけど、その人には待ってもらうわな。先にお兄ちゃんにその子付けたるさかい』 と、一見であるオレに対して嬉しいことを言ってくれた。 常連が雑誌で順番を確保している開店前の入り口で、 一人並んでいる客に対して優先入場券をそっと渡してくれる店長のような客思いのサービスに このババアが本気で好きになってきた。

ババアが出て行った後、ひとりで部屋の中を物色してみる。特に面白いものも見当たらない。 デジカメで写真を撮ろうかとも思ったが、悪いものが写るのも嫌だったので、携帯で写メ1枚だけにしておく。


横になっていい気分で眠りに付く。畳の上で寝るのは久しぶりだ。


コンコン


ノックの音で我に返る。ババアとコートを着た女が入って来ている。

女を見た瞬間、眠気が一瞬で吹き飛んだ。ババアの話に嘘は無かった。そこには細くて若い女が立っている。 ババアはニコニコしながら女を残して去っていった。

女は愛想がよく、なんだかんだと喋りかけてくる。歳もオレと同じとあって会話が噛み合う。 これはセックスの方も楽しめるのではないかと、期待とチンコがどんどん膨らんできた。ホント男って単純ですね。

プレイは、毛布とタオルケットを畳の上に敷いて行われる。時間が無いので急いで服を脱ぎ、横になる。 驚いたことにウェッテイ無しの即尺である。さっき小便をしてしまったのだが、バレないだろうか??

しばらくして「おしっこしたでしょ?」と女に指摘されるが、そのままフェラを続けてくれた。やっぱバレてましたね。うん。

女は積極的で、覆いかぶさるようにオレの上に乗っかり、膣の入り口にチンコをあてがうと、そのまま腰を落としてきた。 しばらく抱き合って膣の感触を楽しんだあと、正常位へ移行。 女が本気で感じていたので、つい頑張ってしまう。女はもうイクと言ってきたが、なんだかイクのが勿体無かったので 女だけをイカせて、もうしばらく出し入れを楽しむことにする。チンコの角度を変えて、存分に出し入れする。 女も奥まで届くように腰を浮かせてくる。時間を見計らって、ゴムの中に発射。

イッた後にキスをして、小声で話す。風俗なのに、なにやってんだか(笑
お互い恋人気分になっていたことに気付き、ちょっと恥かしくなる。


しきりにオレのことをカッコいいと言ってくれ、彼女がいないというと『勿体無い』と言われる。
それは居ないのではなく、居ないことになってるだけなんですがね。汚れ人間なので。
とりあえず『じゃあ、オレと付き合う?』とか、いつもの寝言を返しておく。 クラブの話をしていたら(料亭でする会話ちゃうよな・・)時間になった。


ババアと女に見送られ、店を出る。
あたりをぐるりと廻り、全体像を再確認して報告メールを打って捜査終了。


アカン。こんな楽しい内容の報告をしたらまた長官から詰められる・・。





捜査報告書:ドリンク・前菜付き。従業員の肉体コース(時間制限有)1食13000円也


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