宝山寺の旅館へ潜入せよ


2007年4月×日。長官より緊急指令が下りた。

指令:宝山寺の旅館でセックスしてこい

早速、捜査官が生駒山登頂を試みた。
なお、以下のファイルは全てノンフィクションであることに留意されたい




ある土曜日。捜査官は近鉄電車に乗っていた。いつ乗ってもややこしい電車である。行き先は生駒。何をしにいくのかというと、セックスである。決してピクニックではない・・なんて言わなくてもわかりますよね。


生駒には27000円払えば売春女を派遣してくれる、エロ小説さながらの旅館街があるのだ。全国的にもわりかし有名なので、その存在は数年前から知っていたのであるが、若造が跨げる敷居ではないと思い、今まで捜査の対象外としていたんですね。しかし、捜査官も気が付けば早2●歳。そろそろ大人の仲間入りをしてもいい年齢ではなかろうか・・・。


てことで出発したのであるが、はたして濡れ髪の似合うお姉さんとしっぽり情事に耽ることが出来たのであろうか。はたまた何時もの様に、ババアのしょっぱいマンコをぺろぺろ舐めて、断末魔の悲鳴をあげながらスペルマを発射することになったのであろうか。

今回も全開ノンフィクションで報告するので、メガネをずりあげながらスクロールして頂きたい。



 これが噂の生駒山・・

近鉄生駒駅からは生駒山が見える。この山の中腹に売春旅館があるそうだ。 生駒駅からはケーブルカーが出ている。山に登るにはこのケーブルカーを使うのが常道のようだ。

 ブル号・・

かわいい犬の車両に乗っているのは、観光客らしい2名のおっさんと、1組のカップル。そして地元民と思われるスーパーの袋を抱えたおばちゃんである。およそ売春地帯を経由するとは思えない空気の中で、突然車両は動き出し、6分後には宝山寺駅に到着した。

人の気配は殆どない。案内の看板を見ると、どうやら旅館は10軒以上あるらしいことがわかった。一通り廻ってみることにする。

 

石段を上がって上のほうまで行く。どこの旅館も至って普通の旅館で、まさかこの建物の中で当たり前のようにセックスが出来るとは到底思えない。もし入って間違ってたらどうしよう。

しかしそこは捜査官。そんな状況のほうがわくわくしてくるのである。 一種の病気ですね。果たしてこのワクワク感を共有できる重症の方は、日本にどれほどいるのかはわからないが、とにかく普通じゃないってことですな。


1軒の旅館の玄関へと足を踏み入れてみた。Yという看板が出ている。Yとは、吉田松陰や本居宣長が詠んだ和歌・・といえばお分かりいただけるだろう。

チャイムがなり、ややあって奥からおばさんが出てきた。結構な年齢であるが、綺麗で上品なおばさんである。

「遊べるんですか?」と聞いてみる。

おばさんの顔が一瞬緩み、私は玄関から中へと案内されることになった。あまりに上品なおばさんなので、セクハラにならないかとドキドキしている私の心境とは裏腹に、おばさんは「遊ぶのには2万7千円かかるけど大丈夫?」「今は若い人はいないのよ」と話を進める。

「はい、いいです」と私が答えると、「すぐに入れるのは3人しかいないの。一番若い人で33歳。あとの2人は40くらいなのよ」ともう一度念を押された。

どうも私の風体が若いから、えらく気を使ってくれているようだ。私が「その人でいいです」と言うと、早速部屋へと案内された。部屋は6畳くらいで、窓からは夜景が見える。

おばさんは必要以上には喋らず、「あとはこれからくる人に聞いてね。きっといろいろ教えてくれるから」と言って出て行った。



待つこと10分。入ってきたのは、ワンピースを着た細身の女。好みではなかったが、まあ綺麗な部類に入るだろう。

茶を飲んで話をする。なんせ2時間もあるのだ。客はやはり年配が多く、団体でくる人も多いらしい。予約の仕組みもあり、ここではそれを「約束」という単語で呼ぶことも教えてくれた。夕方6時に約束して一晩女を貸しきって遊ぶそうだ。朝方に目がさめた客とセックスするのは嫌だといっていた。

お喋りな女だ。おばさんの言った意味がいまわかった。

しばらくすると風呂に誘われた。浴衣を着て二人で浴場まで行く。脱衣所には服を入れる籠もあれば、それを入れる棚もある。銭湯のそれである。他にあるだろうか、こんな特異な風俗が。いや、ない。倒置法を使ってまで強調したくなるこの異常現象、液晶画面の向こうまで伝わっているだろうか。



風呂から上がると部屋に戻ってセックスの始まりだ。電気を暗くして布団に仰向けに転がる。

女は、「ゴムはつけてね」と言ったが、フェラは生でねっとりと舌を絡ませて尺ってくれた。今年に入ってから2番目に上手いフェラだ。

ひとしきりフェラをすると、女は「どうする?」と聞いて来た。私は「交代しよ!」と言って、女を寝かせて攻めることにした。指を入れる。ローションが仕込んである。そのままクンニする。適当に女が感じ始めたところで「入れていい?」と聞いてみる。「うん」と返事が返ってくる。

セックスすることは最初からわかっているのだから、「入れていい?」と聞いて、「ダメ」という返事が返ってくるわけは無いのだが、なぜかいつも聞いてしまう。

そんでそのままゴムを付けずに生チンをあてがってみる。女は特に抵抗しない。チンコを奥まで挿入する。あっさり生ハメが実現した。

ゆっくりピストンする。生膣のヌルヌル感が気持ちよく、2分ほどで我慢が出来なくなり、「いくよ」と言うと、腹の上に精液を放出した。

「ゴメンね、生でいれちゃって」と今更ながらであるが、謝ってみる。女は「いいよ、外で出してくれたから」と言ってくれた。しばらく余韻に浸ってると、「もう1回するか風呂に行くか?」と聞かれた。

私は風呂に行くほうを選択した。自分ではこういう自分を淡白だと思っているのだが、誰からも否定される。お前は常識を著しく逸脱したエロだと。場合によっては1回転してスタートラインに戻っているから淡白と言えば淡白とか意味不明なことを言われたこともある。


かっきり2時間後、おばさんと女に見送られ玄関をでる。おばさんの「歩いてもすぐですから」という言葉に従い、歩いて山を下りることにした。五部咲きの桜が綺麗だ。

 さくら・さくら・・

帰り道、暗がりの中を階段を上がってくるおっさんに出会った。手には寿司の包みを持っている。きっと馴染みの女と約束しているのだろう。週末はしっぽりと馴染みの女と安らぎの一晩を過ごす・・・。こういう生き方もあるのだ。それが長く続くのかは知らないが、人生いろいろである。


捜査報告書:大人の温泉遊びで27000円也


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