弘前で本サロに潜入せよ

2009年9月×日、長官より緊急指令が下りた

指令:弘前で本サロへ潜入せよ

早速、捜査官が青森へ向かった。
なお、以下のファイルはすべてノンフィクションであることに留意されたい



ファイルナンバー174 からの続きです


紙漉町のちょんのま捜査が終わったので、帰ることにした。住宅街を抜けて、道路標識のある大きな道へとやってくる。交差点になっており、ここで右へ行けば弘前駅。左へ行けば鍛冶町だ。

帰るのであれば右へ曲がらなければならない。だが、鍛冶町のサロンが本サロかどうか非常に気になる。捜査活動を行えば、店を調べてセックスをして、そこから急いで駅に戻って、窓口でのんびりしたJR東日本のおっさん相手に急いで切符の発行をさせたとしても、20時14分発の電車に間に合うかどうかわからない。かといって右へ行って確実に今夜の電車に乗るという選択肢も、捜査官の行動として正しくないような気もする。昼間にアタリをつけたサロンが本サロである可能性は非常に高いのだ。今を逃せば次の捜査のチャンスはいつになるかわからない。どっちへ行こうか。ううむ、迷う。こういう選択って、アステカの3と大花火の4のどちらを打つかというのと同じくらい難しい選択ですね。

迷った挙句、右へ行くことにした。とりあえず駅で寝台車が残っているか確認しよう。もし残っていなければ、そのときは本サロ捜査をすることにして、明日帰ろう。明日の朝一番の特急いなほで新潟へ行って新潟から特急北越で金沢へ行くということにした。金沢まで行けば我らがサンダーバードがあるから関西圏までその日のうちに帰れるだろう。よくよく考えて、これが最良の策だということにした。勢いで行動してはいけない。もういい年なんだから。

弘前駅に着くと、みどりの窓口で空席を調べてもらう。タッチパネルを操作していた訛りのきついJR東日本の窓口の人は、「あ、1つだけ残ってますねえ。」と、嬉しそうに言った。そんなにうれしそうに言われたら買うしかない。

切符を買ってしまうと、やる事が無くなった。発車までは2時間ある。でも、2時間あればサロンで1発くらいできるのではないか。鍛冶町まで歩いて30分かかるから、往復で1時間。店探しに20分かけても残り40分ある。乗車券も特急券も寝台券も買ってあるから、ぎりぎりに駅に戻ったとしても、駆け込み乗車しても怒られないし、車内で車掌に切符の計算をさせて嫌な顔をされることもないだろう。


そう考えながらも、足はすでに繁華街に向かっている。こういうのを勢いだけの行動というのかもしれない。


歩きながら、雑誌の切り抜きを取り出してみる。念のためにと出発前にカバンに入れた切り抜きだ。10年くらいまえの雑誌なのだが、確か青森と弘前のサロン情報が載っていたはずだ。見ると、D観光というグループのサロンが本サロで、価格は17000円でサービスは資本主義がかっており最悪だったというようなことが書かれてる。ふうん、なんにしても17000円は高いよな。


 


夜の鍛冶町は怪しげな明かりがギラついている。昼間にあたりをつけたサロンも開店している。1軒目のコーラスラインというサロンでビラを渡されるが、これはスルーする。その奥にあるブルース溢れる名前の「ブルーハワイ」というサロンへ行きたかったからだ。でも、このブルーハワイは、隣にある居酒屋で行列ができており、さすがに店前で本番出来るんですか?という会話をするのもまずかろうということで、後ろ髪引かれながらこれもスルー。

 名前がやべえよ

さらに歩いて、Kという派手目の看板を出している店へ行くことにする。近づくと客引きから声をかけられる

「ここはどういう店ですか?」

「ピンクサロンです」

「どこまでできるの?」

「6000円で口まで、11000円で本番、今は8時前なんで3000円安いということなんです。8時を超えると14000円になるということなんです」

訛りのない、でもどこかおかしな日本語で言われる。

「時間は?」

「まあ、30〜40分というところです」

「じゃ、入ります」

扉が開けられ、中へ案内される

「はい一名様、ハッスルコースで〜!」

典型的なサロンの発声で、セックスコースを希望する客が入ったことが店内へと知らされる。

店内は暗く、ライトで案内される。でも真っ暗闇でもなく、なんとか店内の様子がわかる。奥のBOXまでいくと、中に入るように言われ、料金の11000円を徴収される。BOX内は狭いが綺麗で、一応カーテンで他のBOXと隔絶されている。

しばらく待っていると、ロングヘアの大柄な女が現れた。ノリのいい女だが方言がきつくて話するのがしんどい。なのでさっさとセックスすることにした。


「じゃあ、ズボンとパンツを脱いでください。がんばっちゃいましょう」

女はやる気満々だが、オレはそうでもない。スペルマ残量が発射水準に満たないからだ。先に残量がないことを申告しておくことにした。

「いかないかも」

「飲んでる?」

「飲んでない」

「なんで?」

「いや、いかないことはよくあるから」

「えー、いってくださいよ!」

「・・・」

おしぼりで拭かれてゴムフェラ。チンコはたつ。立ったチンコを見て安心したのか、「絶対いかせるから!」と意気込む女。「触って!ほら!」と、オレの手をとって乳に押し付けてくる。ああ、苦痛だ。

「どうする?座敷もあるんだけど、そっちでする?そっちならシックスナインとか出来るよ。そのほうがいきやすい?あと6000円いるけど」

「いや、このままでいいよ」

「じゃあ入れるよ」

騎乗でピストンピストン・・

「ちょっと待ってね、疲れた」

「オレが上になるよ」

「バックでする?」

「じゃあバックで」

挿れる。なんかすごく締まるマンコだ。たまってたらさぞかし気持ち良かったことだろう。

「もういいよ。今日はいかない」

「手コキする?寝て!」

あおむけでローション手コキ。いかない。ああ、苦痛だ。

「もういいよ」

「ほかの女の子呼んでみる?その分のお金いるけど」

「いや、もういいよ」



服を着て女が入口まで送ってくれて、帰ることに。あー、やっと帰れる。やっぱ溜まってないのにセックスしたら駄目ですね。


さ、急いで駅へ。


駅へ戻ると8時だった。コンビニでウイスキーの小瓶を買い求め、誰もいないホームで電車を待つことにした。





でも、マンコはすごく締まったなあ・・。



捜査報告書:ソファでセックス11000円也



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