弘前でちょんの間に潜入せよ

2009年9月×日、長官より緊急指令が下りた

指令:秘境で冒険しろ

早速、捜査官が青森へ向かった。
なお、以下のファイルはすべてノンフィクションであることに留意されたい



いつもの空き地でスネ夫は言った。

「昔、地球は謎と神秘にみちていた。かぎりなく続く大密林。うす暗いその奥には、猛獣や毒蛇がキバをむき、人間をよせつけなかった。雲の上はるかにそびえたつ白い巨峰。南極や北極。氷にとざされた死の世界。それが、いまはどうだろう。ジャングルも砂漠も極地も高峰も、深海底さえも・・・、地球のすみずみまで探検しつくされ、人間のいかないところはない。ぼくらには謎や神秘のかけらさえのこされていないんだ!」

ジャイアンが相槌をうつ。

「そうなんだ!じつにけしからんことだ!!」

のび太は「僕に怒っても困る・・・」と困惑し、家に帰ってドラえもんに相談して、どこでもドアでアフリカのザイールへ行くことになるのだが、これは漫画の出来事。(大長編ドラえもんVOL.3 のび太の大魔境)



風俗Xファイルも174回目、これまでいろんなところへ行って解ってきたのであるが、どうも捜査官が秘境で大冒険(ババア相手に撃沈とも言う)をすると、私のチンコだけではなく、閲覧している人たちも満足するようである。そして、風俗Xファイルは漫画ではなく現実の話なのだから性質が悪い。なぜなら主人公となる捜査官は私なのだから。


今世紀最後の秘境と言われた(言われてねーよ)豊橋のちょんの間でスペルマを発射してしまった今(ファイルナンバー168参照)、輩の皆様の耳は非常に肥えている。中途半端な捜査をしてお茶を濁すと「最近面白くありません」という冷たいメールが来てしまうことになる。場合によっては「もるだのくせに表風俗へ行くなんて生意気だぞ!」というジャイアニズム全開の理不尽なメールが来ないとも限らない。

ということで、今日は遂にここへ行くことにした。


「弘前市」(りんごの名産地)


本州の最北端、青森県は弘前に、ちょんのまがあるという。私もその存在は半年くらい前まで知らなかった。ちょんのまというよりは、売春旅館と呼ばれているようだが。

まあ、裏風俗に限らずB級スポットや廃墟跡というのは雑誌やネットで取り上げられて一気に知名度があがるというケースもあるので、秘境と言ってもいつまで秘境なのかは分からないですけど。でもとりあえずは青森だから永遠に秘境ということでいいような気もしないではない。

問題はどうやっていくか。飛行機を使うのが常道だろうが、私は飛行機という乗り物が大嫌いなのだ。飛行機を見るのは好きなのだが、あの煩雑な搭乗手続きが嫌いなのだ。そもそも前もってチケットを購入すれば安くなるというのが気に入らない。前もって明日の予定がわかる人はいいだろうが、私はそうでもない。もしかして弘前のちょんのまに行く予定だったのに、 こないだ行ったヘルスの女から「今日あたし仕事休みで暇だから遊ばない?」というメールが来たらどうするのか。ここで「今日は弘前までセックスしに行くから無理だなあ」と断りのメールを入れるなんてできない。しかも弘前でババアが出てきて断末魔の悲鳴とともに射精という展開になったりしたら、それこそ一生後悔することになる。となると、新日本海フェリーにバイクを積み込んでいくか、電車でいく、ということになる。さすがに車という選択肢はない。


うーん、電車で行こうっと。

そうと決まると準備を済ませて、あとは電車に乗るだけだ。新大阪駅のみどりの窓口で「弘前まで」というと、窓口の人は、「グリーン席は・・・」と言いかけて口をつぐみ、「新幹線はご利用になりますか?」と言いなおした。「寝台で」と答えると、窓口の職員氏は忙しくタッチパネルを操作して、やがて『新大阪→弘前、2万1420円』と書かれた切符が機械から吐き出された。後は電車に乗って寝るだけだ。

 有名な特急の名前が並びます

エンジ色の電気機関車に牽引された8両編成の日本海号は、定刻通り17時53分に出発した。車中では弁当を使い、そうそうに眠りにつく。目がさめれば青森についていることだろう。

しつこく秘境訪問の準備について書いているが、秘境へ行くのがいかに大変かをアピールしておきたいだけなのであまり気にしないでもらいたい。

 ついた

翌朝、7時51分に弘前駅へ到着した。寒い!長袖がいるな!

 りんご!

街の中にりんごの木が・・。 凄いですね。りんごってこんなに鈴なりに生るんですね。うまそうだなあ。

まずは、旅館の場所を探そう。事前情報によると「紙漉町」というところにあるらしい。弘前の街はそんなに大きくないので歩いて散策できる。紙漉町も駅から1キロほどのところにある。 行ってみた。



紙漉町はGPSで辿り着くことができたが、旅館らしき建物はない。でも、古い大きなお屋敷みたいな家がたくさん並んでいる。狭い町で、歩いているとすぐに1週してしまった。んー。おかしいなあ。

 

紙漉町という名前は、その名の通り、紙を作るところだったから。水を汲む所がある。ちょっと水を飲んでいくか・・。その時、目の前に旅館の看板があることに気付いた。

 看板発見

あ、あれだ!タレコミで旅館の名前も一緒に教えてもらっていたので、すぐにわかった。看板の矢印にしたがって道を折れると、あった。みた感じ、旅館というよりは、昔旅館をしていていまは廃業して普通の民家になってますって感じだ。

周辺に他の旅館がないか探してみたが、見当たらない。そこで、インターネットタウンページで検索してみる。タウンページに載っていたらヒットするはずだ。案の定、紙漉町の旅館で2軒が抽出された。GPSを起動させて場所を調べると、現在地から0.2kmという表示がされる。周辺地図を表示させて、方角を確認していってみた。

 川があって

 線路があります

あ、あった・・・。ここだ。普通の民家のような建物に看板が出ている。タレコミにあった看板は1つは発見できたが、もう一つは発見できなかった。もう廃業したのだろうか。



いずれにしても時間が早すぎる。せめて16時くらいまで待たないと。てことで弘前城へ行ってみる(はい、観光してます)。

 弘前城

 津軽さん


まだ時間があるので、繁華街である鍛冶町で風俗店の調査を行う。どの店もまだ開店前だが、かなり黒っぽい面構えのサロンがある。もし、時間があれば此処も行ってみたい。

 鍛冶町界隈

時間があればというのは、私は今日の夜8時の電車で帰る予定なのだ。現地にいる時間より電車に乗っている時間の方が長いなどとは言ってはいけない。捜査活動とはそういうものだ。それを言い始めると20分のセックスをするためにわざわざ1000キロ離れたところまで来るという行為自体を否定することになってしまう。



さて、時刻が16時になったので、再び紙漉町へいってみる。私が行くのはKという旅館だ。


玄関は特に扉が半開きになっているわけでもなく、18歳未満お断りの札が付いているわけでもなく、赤いランプがついているわけでもない。思い切って扉を開けてみた。チャイムが鳴って奥から女将と思われる女性が出てきた。

「遊べますか?」

一瞬、女将は渋い顔をして、ついで努めて明るく「今の時間は・・・、若くなくてもいいかしら?」と言った。

「いいですよ」

「いいですか?七時からだから・・でも、一人二人はたぶん捕まると思いますんで」

「じゃああがらせてもらいます」

2階の部屋へ案内される。

「20代の子と40代のとどっちかなら捕まると思うんだけど、どっちがいいですか?」

「どっちでもいいですよ」

「うちもどっちでもいいですけど・・」不思議そうに返事する女将。

そりゃそうだ。セックスするのはこっちなんだから。「あの、今日は冒険と言いますかなんていいますかセックスがしたくて来たわけじゃないんで、その、こんなことを言うのも恐縮ですが、女だったら何でもいいんですよ」などと言えば、ますます女将は混乱してしまう。だから黙っておいた。

「容姿は全然20代の方がいいけど・・」と女将が続ける。「料金は20代で14000円、30代で13000円、40代で12000円なんですけど、そのへんも考慮して決めてもらえたら・・」

私は、「もちろん2000円高くても当然20代を希望しますよ!」という表情で、「若い子で」と答える。

それにしても年齢で価格が変わるとは、青森県も馬鹿に出来ない。なんて資本主義じみた経営なんだ。


私がお金を渡そうとすると、女将は「ちょっと確認してきますから」と言って1階へ確認しに行き、暫く後にウーロンを持って帰ってきた。そして、「いけますよ。まず15分くらい待ってもらって、時間は女の子が付いてから30分。話とかしてると時間無くなっちゃうんで・・・」と、ヘルスデビューする少年への説明のように丁寧に説明をしてくれた。

でも、最後に「あの、ゴムは、つけて下さいね」と念を押すように言われる。なんだ、こっちがリフレッシャーってわかってるじゃん・・。


部屋の中は、布団が敷いたある。枕が2つ。テレビと平成17年のエロ本が3冊。ぼーっと待っていると、女がやってきた。想像をはるかに上回るいい女だ。20代には見えないが、30〜35くらいか。まさしく中肉中背という容姿の女だ。ちょっとロリ系か。あるいは東北美人というやつか・・。

開口一番、「どうしてここ知ってるんですか?」と聞いてくる。

「友達に聞いて」と答える。最近は、常連以外に県外から雑誌やネットで知ってやってくる男も多いと言っていた。10代の男を相手したこともあると言っていた。・・・その男、なんて猛者なんだ。

やがて、服を全部脱いでプレイが始まる。

布団に横になり、女はマンコにゼリーか何かをすりこんでいる。で、ゴムフェラ。ピンクのマニュキュアと処理していないヘアーとのバランスがなんとも変な感じ。この女はいったいどういう性体験をしてきたんだろう。で、フェラテクは普通くらい。

フェラが終わると、上に乗っかってきた。騎乗で意図的に角度を変えて動かれる。上手な腰使いだ。しばらくピストンさせると一度抜いて、方向を変えて跨ろうしてきた。まずい。このまま乗られたらそのまま逝ってしまう。てことで正常位にすることに。

ピストンしてるとだんだん汁が出てきた。あえぎ声は控えめ。頃合いを見計らって発射。なんか味気ないセックスだったな。


セックス終了後は、このへんの事情を教えてもらうが、女もあんまり知らないようだった。常連のおじいさんが、昔はここに遊郭があって、沢山おなごが居たって言ってたよ。とだけ教えてくれた。



最後は女将に見送られて帰ることに。所要時間30分くらいかな。





いちおうファイルナンバー175に続く予定です・・。





捜査報告書:津軽美人とセックス14000円也



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