ヘルス白山で人魚姫と寝ろ


2017年9月×日、長官より緊急指令が下りた

指令:人魚のマンコを舐めろ

早速、捜査官が現場へ向かった。
なお、以下のファイルは全てノンフィクションであることに留意されたい


白山。正式名称「ヘルス白山健康センター」。この店の存在を知ったのはいまから10年近く前の事だ。 何で知ることになったのかは覚えてはいないが、静岡特有のソープランドだと、なんとなく思っていた。 静岡県には狩野川、天竜、駿河、、などの地名を冠したソープランドがあり、白山もその一群だと思っていたのだ。 よく考えれば白山連峰は静岡ではなく北陸飛騨に位置するので、ちょっとおかしいのだけれど。(追記:白山があるのは白山鼻という場所みたいです)

おかしいといえば、静岡にはヘルスはないけれど、ソープがある。ソープはヘルスと呼びソープと呼ばない (1軒だけ静岡市内にヘルスがあるけど行ったことないので本当にヘルスなのかは知らない)。 ニューロマン、南、北口ヘルスは閉店した。クラウンと秘苑はまだあったと思う。ヘルス東京もまだ3店舗残っている。スチーム浜松とヘルス銀座もあったな。 ああ、あと伊豆に湯女があった。熱海と箱根は山の向こうだから神奈川県か。なんしか静岡の正規(?)の箱物は全部ソープランドなのだ。 だからおそらく白山もプレイはソープのそれだろうと思っていた。


そんな、どうでもよかった白山の事が気になりはじめたのは、数年前だろうか。ウェブサイトを発見したのだ。 辺境の箱にしては珍しくサイトがあって、しかもそれがオフィシャルサイトなのだ。 インターネット黎明期を思わせる大変に味のあるものである。 これを見ただけでブルース指数が4以上であることは間違いないといえよう。


サイトにはこうある。

何と!
この長閑な浜名湖のほとりに
人魚姫の軍団がいる。 
在籍10名
毎日メンバー入れ替わり
  平均年齢30才
乙姫にめぐり会える幸運の浦島太郎は誰か?



人魚姫なのか乙姫なのか、そもそも童話のタイトルが違うような気もするが、そんな細かいことはどうでもよかった。 なんだかロシアンルーレットっぽいニュアンスも含まれているが、 博打をする私にとってはそれが己の運で幸運の女神を引き寄せる「伸るか反るかギリギリ」の魅力に感じられ、 白山に対する淡い期待はさらに高まるのであった。

人魚姫。どんな女なんだろう。

どうしても行ってみたい。人魚姫を見てみたい。おマンコを舐めてみたい。 しかし場所は浜名湖の果てである。電車やバスは通っていないので、自分の力で現地までたどり着く必要がある。

気になりはじめると、もっと知りたくなる。店はどんな感じなんだろう、プレイはどんなだろう。想い始めたのは1年くらい前か。 そして、ある夏の終わりの日にスズキの自動二輪に乗って行ってみた。べつにプレイできなくてもいい、ちょっと見るだけでもいいんだ。

1号線を走って、やがて浜名バイパスに入ると右に駿河湾、左に浜名湖が見えてくる。 そこから浜名湖のフチをトレースして、ひたすら奥地を目指すと周りはどんどん田舎になってくる。 「絶対道を間違っっている、こんなところに風俗店があるわけはない」と、思ったときに目の前に現れるのだ。最果て感がもの凄い。

でも店は閉まっていた。誰もいない。建物の中にも、目に入るすべての景色の中にも。 店の前は草が背丈ほどに茂っており、その上の丘には謎の廃墟。廃墟へ続く道はジャングルのように草木が荒れ放題で ふと足元を見ると朽ち果てた狸の死体が転がっていた。とんでもないところに来たと思った。 帰りの道では、暗くなったアスファルトに巨大な蟹の集団が現れた。湖から山の方に蟹の大移動があって、避けることはできないで踏みつぶしながら帰った。 ここはアマゾンか。NHKスペシャルでしか観たことのない大自然の光景におののいた。


その日以来、人魚姫に対する気持ちはなお一層膨らみ、白山のことばかりを考えるようになった。次の捜査は白山でないといけない。 次に行く風俗店は白山でないといけない。それまでは他の風俗店に入ってはいけない、そんなことをしたら人魚姫に対して失礼だ――。 気が付けば、白山でがんじがらめでなにも物事が手につかなくなっていた。それは恋心といってもよかった。




さて、白山と私の馴れ初めを説明したから、そろそろエロい方向へと話を進めていきたいと思う。 みんなも好きな人とはデートだけじゃなくてセックスしたいだろう?


恋をしてから秋が来て冬が来て、やがて年が明けるとウェブサイトが更新されていた。どうやら営業はしているようだ。明日行こうと思って 電話をかけて聞いてみると、電話に出た主人に「日曜日が休みで12時から17時くらいまでならやっています」と言われた。 また平日に行きますと言って電話を切った。日曜が休みで営業時間が1日5時間しかない風俗店なんて日本でここくらいじゃないか。

電話から1週間後の土曜日。スペルマを貯めて喜び勇んで行ってみたら閉まっていた。5時間かけて高速を走ってきたのにこのざまだ。 臨時休業だろうか。これはもう廃業も時間の問題だ。明日には閉店してもおかしくはない。

さらに1週間後、電話をいれて聞いてみる。電話に出た主人は、「明日はやります」と力強く言ってくれた。よしいこう。
次の日の朝。スタッドレスを履かせたトヨタの車を用意すると、大寒波で雪が降る鈴鹿山地を越えて遠州浜松へ向かったのである。 今日こそは人魚姫とプレイするのだ。なぜか絶対あたりを引いて人魚姫が出てくるという自信があった。

東名阪から名古屋環状2号→東名のルートで浜名湖の北側へ回り込む。 大阪から所要時間およそ5時間。雪は降っていたが予定通り現地到着は14時だ。 心もチンコもワクワクしながら車を進ませる。 コンディションは中5日とあって珍しくチンコがうずいている。 ハンドルを左に切って駐車場に乗り入れようとしたとき、目に飛び込んできたのは張られたロープだった。

閉まっている。なぜ? またしても臨時休業か。女の出勤の手配が出来なかったのかもしれない。

ここまで来て何をしているんだろう。1週間前も同じことをして。1週間前は急遽、東田中の町へ目的地を変更したが、今日は代案を持ち合わせていない。 しばらくぼんやりと佇んだが、やがて諦めがついて戻ることにした。

浜名湖西のインターへ向かい、直前に吉野家があったので飯を食っていくことにした。 牛丼の肉だけ大盛を食いながら考える。

これがセールスマンだとして、 5時間かけてきて商談できなかったらどうだろう。そもそも訪問日にも電話でアポイントをとるのが出来るリーマンの基本ではないのか。リスクがあるんだし。 でも、電話をしたとしても12時のOPENと同時に電話をして確認してから出発したとしても 着いたら17時だから受付終了しているわけだ(この店には当然ながら予約の仕組みはない)。 難易度高くないか? だから前日に電話確認をした私の行動に落ち度はなかったはずだ。これは営業部長からしたら言い訳に聞こえるだろうか。 やはり結果が全てなのだろうか。

あるいは、 3流エロ雑誌の取材だったらこういうとき、どうするのだろうか。駅前に移動してナンパに切り替えるのだろうか。プレイしたことにして捏造するのだろうか。 玉造温泉のソープに行ったときに、ついた女が言っていたのを思い出した。

「昨日きたお客が〇〇とかいう雑誌の人で、地方都市のナンパの企画で取材に来たらしいの。でも釣れなかったからあきらめてここに来たんだって。 それでさ、ナンパ取材の相手してくれたら謝礼払うからって誘われたんだけど、写真撮ってホテル行ってセックスまでしてギャラが2万だっていうのよ。こいつ馬鹿じゃないかとおもったよ」

セックスしながらそんな話を聞かされた。たしかにバカだと思うが、取材する方も必死なのだろう。 「取材でナンパに失敗したのでソープで1発してきました、これ領収書です。清算いいですか?」で納得するBOSSなんてこの世にはいない。


ビジネスであればこういった事態が発生したき、なんとかリカバリを行うのだろう、しかし私はビジネスで来ているわけではない。 自分の人生において、白山でプレイしたという心の満足が欲しいのである。恋心に決着をつけたいのである。人魚姫を引き当てて、そのマンコの味を知りたいのである。


そうさ、また来たらいいさね。

そのように考えがまとまると、どんぶりの中身は無くなっていた。 私は金を払って店を出ると、車のエンジンをかけて右へウインカーを出して車道へ出た。

右じゃない、左だ。

私の中でレーダーではない何かがいった。 半笑いで車をUターンさせ、再び白山に向かうことにした。 8%くらいの確率でやってるんじゃないか。そう思った。そして今なら8%を引ける気がする。

意味が解らないって? 理屈で説明するとこのようになる。 『ビジネスで無いにしても往復10時間だ。1週間前と合わせたら20時間だ。もう一度くらいダメもとで見に行っておいてもいいだろう。 女の都合で開店時間をずらした可能性もある。なにより昨日の電話口の「やります」というあの力強い発言は今日やるという強い意志が感じられたのだ』

でも、今のは理屈じゃない。8%で引けると思ったのだ。ギャンブルをする人間ならわかるだろう。次に引けるかどうかがわかるあの感覚。 この女がセックスうまいかどうか、生ハメできるかどうか、出会って6秒でわかるあの感覚もそうだ。理屈はあるけど勝てるときは理屈じゃないんだ。

来た道を戻って14時40分、駐車場のロープは外されていた。ビンゴ! 今年一番のビンゴ!


いったんスルーして藪の中に車を止める。そして15時になってから行くことにした。 この20分のあいだの行動は書いても仕方がないので書かないでおく。念のため言っておくがうんこをしたわけではない。

駐車場へ入り、店の真ん前まで行って車を止める。駐車場が嫌ならその辺の藪に停めておいても問題ないと思う。車を停める土地はいくらでもある。 エントランスへ行くと目の前の大きな自動扉が開いた。先ほどまで固く閉ざされていた巨大扉が左右に開く様に、ひどく興奮した。 通常時扉液晶左7より興奮した。

中はもうだだっ広い玄関だ。ど真ん中にスリッパが1組だけ置かれている。そして、そのスリッパには「白山」と名前が打たれている。なかなかの演出だな。

「いけますか?」と主人に聞いてみた。

「あ〜、待ち時間あります。丁度今から1回なんで、40分待ってもらわないと」申し訳なさそうに返される。

なんだ、もう先客がいるのか。もちろん私に断る道理はない。40分でも4時間でも待つつもりだ。

「今日は(女の出勤は)一人なんですか」

「ええ、ひとりなんですよ」

2,3のやり取りの後、ここで遊ぶのは初めてだと申し出た私のために簡単にコースを説明してくれた。

「まず、本番はありません」

「それから、ここに書いてあるようにシャワーのエスコートはありません」

昔は浴室で女が洗ってくれたらしいが、今は法令がうるさいので出来ないというようなことを言っていた。 ゴム付きサービスになりますとか、いろいろ丁寧な説明を受けて、コースを聞かれる。

30分10000円、40分13000円、60分〜〜

いきって40分にしておく。もしババアが出てきたら後悔先に立たずだが、そのときは代わりにチンコを立てればよい。

金を払うと待合に案内された。テレビを見て待っていてくださいと。 先客は頭の禿げたおっさんだった。おっさんがすぐに呼ばれてプレイルームへ消え、それと同時に 3人目の客が入ってきたが、この色白細身の推定28歳の男は修行不足で80分待つことが出来ないそうで帰っていった。 もしかしたら1番乗りのハゲと2番手の変態おっさんがたっぷり舐めたマンコで3番目にプレイするのが嫌だから帰ったのかもしれないが、 本人に聞いたわけではないので何故待たずに帰ったのか本当の理由はわからない。そんなことはどうでもよくて、意外と流行っているということが言いたかっただけだ。

暇なのでテレビを見て時間を潰す。こういう時のテレビや雑誌は全く頭に入らない。時計を見る事8回。やがて呼ばれた。女に。 衝立の向こうに女が迎えに来ている。ビンゴ! 人魚姫だ! 本日2回目のビンゴ!

興奮を抑えながらプレイルームへ案内される。入ったそれは和室だ。畳に布団が敷かれている。ちょんのまの光景だな。でもここは竜宮城なんだよ。ふふふ。

「ここは初めて?」

人魚姫が聞いてくる。初めてというと驚いていた。常連ばかりで、たまに興味本位で来る客がいるらしい。 調子に乗って白山のために大阪から来たと言ったら「は?」と返された。 しまった、プレイ前なのに口を滑らしてしまった。慌てて、仕事でこっちに来たからついでに寄ってみたんだよ。来たのは大阪だけど仕事でね。あはは。とごまかす。 女はそれでも、怖くなかったのか、普通はこんな怪しい店に入る気にならないだろうと訝しむ。 「まあ、そういうところこそ行きたいんで」とは口に出さず、「そうだねえ」と話を合わせておく。 適当に話を終わらせると、脱いで腰タオルでシャワーへ。廊下を歩いて向かった先は大浴場。

脱衣所には水槽があって、コイやらウグイみたいなでかい淡水魚が泳いでいた。 浴場には3つの石造りの浴槽があって、水は抜かれている。 洗い場にはソープランドの浴槽みたいなのが置かれている。これには湯が張られており、入浴できる仕組みになっていた。

うーっむ。感覚的には生駒の旅館だ。あるいは福原の浮世風呂か。 なかなかこういった環境でプレイが出来る風俗店はないだろう。外の環境も中の環境も特異だ。 撮影は禁止と書かれているので撮っていないが、撮影したくなる気持ちはわかる。

のんびりしてるとマンコを舐める時間が無くなるので、早々に入浴を切り上げてイソジンして部屋へ戻る。イソジンセットがあるあたりはヘルスだな。 部屋へ戻ると布団に寝転がってさっそくプレイ開始。

人魚姫のチチはかなりでかい。とりあえず揉んで乳首を舐めておく。 自分の乳首も舐められる。テクは中の上くらい。しっかり目に左右を舐めてもらう。

「気持ちいいよ」

「ほんとに?」

これ毎回言ってるけど、こう言っておけば女が喜ぶからだ。今日は本当に気持ちよかったけど。 こちらも人魚姫の乳を吸いながら左手でケツの方からマンコを触ってみる。濡れている。これは。

久々に出会った舐める前から濡れているマンコだ。嬉しくなってきた。69の体勢に。 マンコは綺麗に処理さえている。そして無臭。そらそうだろう。人魚姫なんだから臭いわけがない。 濡れマンコを目に焼き付けて、おもむろに舌で舐めあげる。反応良好。活きの良い魚のように跳ねやがる。 舌のみでクリを責めて穴の中にも舌を挿入。 どっちもいい反応だ。じゃあダブルで攻めとくか。 そうしてる間に私の竿にはゴムがつけられる感触があり、フェラが始まる。 中5日の調整なのでゴムでもすぐにスタンバイ。 そのままクリトリスをおもくそしゃぶって、人魚の鳴き声を聞きながら最後は舌でマンコ穴をほじくりながら発射。

ティッシュで後処理してシャワーへ。寒い浴室なのに風呂の湯かげんが完璧だ。プレイしてる隙に主人が湯を足して調整してるんだろうか。

また部屋に戻って服を着て、竜宮城の事を聞いてみると、昭和の50年代のはじめくらいとかと言っていた。もともとはホテルで、ヘルスも昔からやってるようだ。 今はプレイルームは3つあって、それぞれの女が使用してるようだが、他の女も人魚姫なのかチョウチンアンコウなのかはわからない。 2階から浜名湖を見下ろしながらプレイ出来ないのかと思ったが、2階の部屋は使っていないようだ。 営業は18時くらいまで。受け付けは18時までやってるかは知らん。退室するときに割引券をもらった。


外に出て、コリコリのクリトリの余韻に浸りながらネットで白山について調べてみた。掲示板がみつかった。 昔は別館もあったそうだ。それなりにいい女がいたみたいで、女の名前とプレイ内容やら常連の思い出話が書かれている。 なぜか私の名前も出てきた。ああ、今日プレイしましたよ。

ここも、もうすぐ閉店するのかもしれない。ちょんのまがほぼ無くなって、つぎは箱物がなくなっていく。 ブルース系のソープやピンサロはこの10年でだいぶ無くなってしまった。なんせ平成の元号が終わるんだから当然の事だろう。べつに寂しいとは思わない。当たり前の話だ。 流れ続ける時代を受け入れることができないのであれば、それは自分が年を取って若者で無くなったということなのだ。


やっと見られた白山の奥に沈む夕日。




捜査報告書:人魚姫のマンコをおもくそ舐めて13,000円也。


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