続き・・・

再び店へTELし、詳しい場所を聞く
怪しい一角の(ここらはすんげぇ怪しい土地)怪しいマンションへ。不思議と緊張感は無い。

階段を上がると階段の前に茶髪の兄ちゃんが立っている。
「面接の方ですか?」だと。どうやらお迎えの様だ。
ドアが開き、中に入る。

中はフツーのマンションで、ついたてがあり、その奥には沢山のボーイが待機している様子。 入り口付近の椅子に座ってしばし待つ。すると、ついたての向うから一人の男がやってきた。
彼、超男前!
ダパンプのISSAにクリソツな彼は、 「ウチの男の子です。見てください」と言ってアルバムを差出し、爽やかな微笑を見せるではないか!

ISSA「こういうお店は初めて?」

 オレ 「いや、客じゃなくて・・」

ISSA「ああ、そうなんだ。ちょっと待ってね」・・・なんか客と間違われてるし。

しかし!なぜあんな男前が??しかも笑顔がまぶしかった(笑)!


で、そのまま暫く待っていると、スーツ姿のおっさんがやってきた。なかなか気さくなおっさんだ。
おっさんはオレの事を見て、こう言った。

「カッコイイね〜!ちょっと立ってくれる?ウン。細いね〜」

しかし、次に出た言葉は・・

「でもね、ウチは君みたいな大人っぽい人は無理。」

 オレ 「えっ・・」(動揺を隠せない心が思わず発した感嘆詞)

捜査官まさかの面接落ち!!
服くらい脱いで・・せめて体を見て欲しかった・・。無駄毛処理してきたのに・・(涙)。

「ウチはね、かわいい系のを売りにしているから。ゴメンね、せっかく来てくれたのに」


はあ、、この時の心境・・それはアラジンAで2万枚出してジェットカウンターへ行ったら、スーパービンゴで3万枚出してるオヤジと遭遇した時のような、まさに井の中の蛙・・穴があったらとりあえずチ○コは入りたい・・そんな感じ。 

「でも、他の店へ行けば行けると思うよ。行って見たら?」と言って店名とTEL番を教えてくれた。それってフォローか?



捜査報告書:残念ながら今回は御縁が無かったという事で・・BY人事部長



しかし!ここでこのまま帰るわけには行かない。いろいろ情報を引き出さねば。

つーか、そこらの自称風俗ライターや、なんちゃってウラモノライターの書いた原稿よりは 信憑性はありまっせ。なんせノンフィクションやから(笑)。では、おっさんとの話を一部紹介しよう。

ボーイってどれくらい稼げるんですか?
一番稼いでる子で、月50くらいだね。週半分くらいの出勤で。稼げない子は毎日出勤して10いくかいかないか・・。でも凄いよね、そんだけちがうんだから。やっぱさ・・(以下永遠と話が続くので省略。)
こういう店って沢山あるんですか?
うん。だいたいねー、大阪には約20軒くらいこういう店がある。
客はどんな人が来るんですか?
お客さんはやっぱ会いに来るってかんじかな。だからお気に入りの子を毎回指名するし・・。
店によってボーイの質は違うんですか?
うん。すみわけが出来てるんだ。ウチなんかはカワイイ系のを揃えてるし、君なんかは大人っぽいからそういう店に行ったほうがいいし。もう完全に店によって分かれてるね。


話が終わると、オレは、 「また、気が向いたら客としてくるよ」と言って店を後にした。
なんだか楽しかった(いや、マジで・笑)。今度は本当に客として来ようかな〜 ・・・なんて冗談でも決して口にしてはいけない。なぜなら・・長官にはシャレなぞ通用しないからだ。

しかし、彼らの様に男前で、接客態度の良い人達でも、月に50万程度のギャラなのだ。

風俗嬢でも、指名を取って稼いでいるNO1の女の子達は必ずしもかわいいわけではない。かわいくても 全く稼げない女もいるのだ。(まあ捜査官がバックUPすると指名数はもりもり増えるのだが)

売れないホスト君も考えて見るといいだろう。キャッチに出てきて、なぜか毎日金龍ラーメン食ってる男に女はなびかないのだ。

あ〜ホストやりて〜とか言っているそこの君。なりたかったらなったらいいじゃないか。誰も止めはしまい(笑)。
そして、出張ホストで女とハメて、なおかつお小遣いがまで稼げると思っているそこの君。君はバカだ(笑)。


リフレッシュトップへ/一つ戻る